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春夏秋生の生えてきたインタビュー第7話

【聞き手:春夏秋生×シャカリキコロンブス マスター】

秋生      :どうしてみかのはら~とに出展しようと思ったの?
マスター:木津川アートが終わった直後ちょうどやぎやに橋本次郎さんとみかのはらメンバーがいて、そこで「楽しかったね。また何かやりたいね。」と話していた時に、ふと生まれたのが、
《みかのはらで アート》《みかのはら~と》やねっていうワードが生まれた瞬間だった。
いつかやりたいね、具体的にやりたいね、となった時に現場にいてただ企画するのではなくて自分もやりたい、いや出さなあかんやろ、という気持ちが強くあった。
木津川アートというイベントを通して色んな映像を見た中でも特にbushiさんの映像がすごく良くて、同じタイミングで今まで動画は撮った事がなかったけど写真は好きだった。
今までに写真を繋げて、音楽を乗せて編集して動画っぽくする1minutes動画を作っていてそれがものすごく楽しくて、いつか映像というものをやってみたら面白いだろうなと思ってた。
映画はもともと大好きだからやってみたいなと思っていた時にみかのはら~とが本格的に動き出して僕もやろうと思った。

秋生      :それは何がきっかけになったの?
マスター:テーマは「ジェラシ―」
秋生      :マスターといえばジェラシーっていう位その言葉がすっと入ってくる(笑)
マスター:テーマは「ルーシーダットンに憧れて」英語で「Sparkling Jealousy」
僕はあの日のルーシーダットンライブに出られなかった。(記念すべき、みかのはらポンコツギター部の初野外ライブの事)
その時感じた僕のジェラシーを表現して今回の作品が出来た。

秋生      :スマホで作ったんだよね?いつ頃から撮りだしたの?
マスター:編集のソフトを持っていなかったので、iphone のimovieで撮れないかなと思ってやってみた。これはものすごく面白かった。撮り始めたのは、5月頃かな。
秋生      :5ケ月も前から!それをギュッとまとめたんだね。
マスター:それをギュっとまとめて40分になった。
秋生      :わーそれを40分にできたのね、すごい!
マスター:上映時間が長くなって、まだ自分の中でアートって何やの答えもふわふわしているのにこの40分の作品を流していいのかな?っていう事にわりと悩んだけど・・・
ええわ、アートって何やっていう広い間口があるからそこに乗っかってやってみよう、自分が撮りたいものを撮ってもともと30分で作ろうとしたものが5分延び10分延びたけどそれでもいいやと思った。
自分のしたい事をまるまる40分表現しようと思って作った。

秋生      :わー、楽しみ。そんな計画があったなんて全然知らなかった。
マスター:でも不安も大きいね。
昨日はやぎや「アートって何や」の勉強会があって、そこには作家さんがいっぱいいて、僕は遅れて入るとその場の空気に呑まれてしまった。
「プロの方の中で作品を出して、僕は大丈夫なのだろうか」と不安でつぶされそうでした。
秋生      :プレッシャーっていうかそういう感じね。
マスター:そう、だって初めて人に観てもらうからね。知らない人もみんな観るわけだから、本当に大丈夫かなってドキドキ。
でも、もうここまで来たら進むしかない。

秋生      :すごい。でもやりたい事をやるのがいいと思う。
マスター:皆に言ってる衝撃的な話があって、90歳のおばあちゃんの話。60歳の時にトランペットがしたかったんだけどやらなくて、その時に言った言葉が「60の時にやりたいと思ってやってたら30年も楽しむことができたのに。」って。
秋生      :わー、それはさみしい。
マスター:途中であきらめてしまってやらなかった事がその後30年間生きてきてそう思ったっていう記事を見た時にぐさっと刺さって・・・
「やりたい事は今やらないとあかん!」って強く思った。

やりたい事やって、やりたい髪型に変えて、やりたい髪型にしたよ。(そんなマスターはきゅっと髪を後ろで1つに束ね、サイドはギューンと刈り上げたヘアスタイルがめっちゃカッコいい。)

秋生      :ぐいーーんていったのね。お店に行ったの?
マスター:行きましたよ。
秋生      :いいよ。すごく似合ってる!
マスター:ずっとやりたかったんですよ、ぐいーーんと。
秋生      :初ぐいーーん?
マスター:いやいや若い頃モヒカンにして身長2mまでいったことあるよ(笑)
秋生      :若い頃はだいぶん(笑)

秋生      :じゃあもう将来やってみたいことは繋がってる感じだね?映像表現。
マスター:うん、今回この作品を観てもらった人が僕と同じ感覚のジェラシーを感じてもらいたい。
そのジェラシーをきっかけに新たなジェラシーを僕に返して欲しい。
もしそういう人と話す機会があったら、もっと僕はそこで逆に「くそーもっと面白い事やりたい!」ってジェラシーを感じると思う。
ジェラシーって人生を面白くする言葉やと僕は思ってる。スパイスみたいに。
秋生      :本当だね。
マスター:だから。秋生さんもたぶんジェラシー感じてくれると僕は思ってる。
秋生      :そうなんだね。楽しみ!

マスター:いやー、撮ってる間すごく面白かった。編集も楽しかったし苦しかった。どうしたらいいかわからない事もあったけど色んなものに刺激を受けた。
映像を撮る技術はだいぶん上がったんじゃないかな?
秋生      :本当だね。今回初の映像作品第1回なので、これからみかのはら~とは第2回、3回、4回と続くと思うのできっと次回も何か作ることになりそうだね。
マスター:次はもしかしたら、映像ではない別の形かもしれないけど、今は映像にはまっていて楽しいです。
予告編のシーンの作成で色んなBGMをあてはめていくと映像って音楽変えるだけで物語が変わるんですよね。このBGMで想像する物語ってこれを観た人はどんな話を想像するんだろう。僕ならこんな物語を想像するけど、って考えてると「それってアートなのかな。」と。
同じシーンだけど音が変わると人の持つ印象ってこんなに変わるんだと思ったり、すごく良いきっかけをもらえたなと思っています。感謝感謝です。

秋生      :最近はまっていることは?
マスター:今はみかのはら~との事で頭がいっぱいでちょっとした事でも「僕に何かできないかな?」、って考えたりしていて。
秋生      :マスターは本当にこのみかのはら~とで引っ張っていってくれてる人だと思う。一人一人がそれぞれの形で引っ張っていってるよね。そんな気がする。
マスター:そうね、皆が明確にこのゴールに行こう、楽しもう、成功させよう、っていう目的に対してブレない気持ちでそこに向かってるからすごく楽しい。
応援もしたくなるし応援してもらってるし感謝。毎日、いっぱい降り注いでるよね。
秋生      :そう、本当に伸子さんのセンチメンタル注意報じゃないけどもう私今すでに…。
ら~と事務局のライン見てるだけで。あれただの連絡事項ですよ。
なのに、そこにもう皆のどうすれば最善の策が取れるかっていう事がさらっと一言で無駄な会話なくとんとんと進んでいく。そこがもうシビれる。
マスター:注意報から警報になりそうな位にね。
秋生      :あとは、
皆に来てもらいたい、
楽しんでもらいたい、
作家さんにも良かったって思ってもらいたいし、
見に来た人にも良かったって言ってもらいたいし、
実行委員達もやって良かったって思いたい。
その気持ちだけで皆動いてるから、必死ですよね。

マスター:4日間で終わるんだと思うとなんか花火のようというか。
秋生      :終わった時の事を考えるともうだめですね。
マスター:でも、これからまだまだ準備しないといけないことがたくさんあるので、最後まで走っていきたいですね。

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