フィンランド

フィンランド教育から「本質的な問い」を考える

先日は生き方コンサルタントのわだゆきこさんにお会いしました。
年末のオンデーズの田中修治さんの講演会でたまたまご一緒し、私が子育てに関するご質問をしたことで、わださんからお声かけいただき、今回のお話に。

わださんは一昨年、フィンランドに行き、フィンランドの教育や環境、そして人々の生きることへのスタンスに非常に感銘を受けられ、それが人生の大きな分岐点に。

フィンランド視察を経て、ご自身にとっての「しあわせ」を見つめなおし、今後どういう風に生きていきたいか、何が自分にとっての幸せなのかという本質的な問いをするそうになったそうです。

というのも、フィンランドでは、親が子どもたちに対して、
「それはどんな意味があるの?」
「それはあなたにとってどんな意味があるの?」
「あなたにとってのしあわせとは?」

といった本質的な質問が日常的に行われているそうです。

それは、日常的に相手を一人の「人」として尊重する文化があるから。子どもを子どもとして扱わず、一人の「人」として尊重すること。言葉ではその通りと思っても、実践するのはなかなか難しいのではないでしょうか(私は自身の子育てにおいては全くできていません)。

そして、家庭はもちろんのこと、学校などでの教育現場でも子ども一人ひとりの人権を尊重するための環境が整っています。相手を尊重し、相手の考えを理解し、そして、相手の想いを尊重するためには何が必要かを先生方や周りの大人たちがしっかりとサポートする環境、スタンスがあります。

フィンランドは、世界の学力NO.1としても有名ですが、幸福度ランキングでも1位になるなど、国民の生活に対する満足度が非常に高い国です。それは、物を裕福に、経済的に裕福に、というのではなく、自分にとっての「しあわせ」が何かを小さなころから考えさせられ、ではその「しあわせ」を得るためには、今ある環境の中で何をしたらいいか、何が必要かを考えることが日常的に行われる文化があるからのようです。

確かに、どんなに経済的にも物理的にも裕福であったとしても、自分にとっての「しあわせ」がわかっていなかったら、「しあわせ」を感じることはできませんよね。それを子どものころから当たり前に訓練していたら、やはり幸福度調査で一位になるというのは納得します。

私も年末年始に、昨年の振り返りや今年の目標、人生の目標というものを考えました。しかし、その前にもっと本質的な、「私にとってのしあわせとは何か?」を考える必要性があるのだと思いました。

それは家族かもしれないし、仕事かもしれない、もちろんお金かもしれない。でもそのことにしっかりと向き合わないと、いくら立派な目標を立てて実現したとしても、それは自分にとって「しあわせ」ではないかもしれない。

わださんとの対話では、そんな自分にとっての本質的な問いかけ「しあわせとは何か?」「子どもたちとどう向き合いたいか」についてたくさんの気づきを得た時間でした。もっと詳しいお話を知りたい方はぜひわだゆきこさんにご連絡してみてくださいね。

子どもたちに対しても、日々「しあわせとは何か?」「それは本当に必要か」「あなたにとってどんな価値があるの?」といった本質的な問いができるよう、自分自身にもしっかりと問いかけをしていきたいと思います。

わださん、とっても貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今度山形キャリ女ラボの勉強会にも是非お越しくださいませ♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?