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御身

先日の取材内容を文字にしていた。

話し言葉というものは
あちらこちらに飛ぶものだ。

その文脈を繋げたり、切り離したりして
まとまった話にしていく。

写真を組み合わせると
いきいきと話が輝き出す。
今日はそんな作業をしていた。

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洗濯機を回し
待っている間、読みかけの本を読む。
年末に読もうと思い進まなかった
「御身」

昨年、浦河町へ行ったときに
出会った本。

60年前に婦人公論で連載されていた
源氏鶏太作の恋愛小説

60年前というと
両親が10代の頃の作品ということになる。
当時だとかなり刺激的な内容だったと思うが
今の時代でも
汚れのない主人公の予想できない大胆な言動に
目が離せない内容だ。

言葉遣いが新鮮で
いちいち反復してしまう
「どうしてですの」
「接吻して頂戴」
「憎らしくなりますわ」
「ご覧になっては嫌」

主人公 矢沢章子は24歳
同居している弟が、人から預かった30万を紛失してしまい
そのお金を捻出するために
電器会社の社長 長谷川に6か月の契約で身体を預けるという内容

契約のはずが
次第に長谷川に心惹かれていく章子の様子や
それまで好意を寄せていた同僚の和気への想いがたびたび現れ
この先どう展開していくのか

目が離せません。

少しずつ読み進めます。

good day🌹

十勝で暮らしている日々を 時には嬉しく、時には楽しく、時には寂しく、綴ります。