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東京という街

 非常事態宣言が出されました。家人がリモートワークになったことでコーヒーの減りが加速したため、まだ一袋ストックが有るのですが宣言が出る前にと思い近所のコーヒー豆専門店に出かけて入手したのがこちらの二名柄です。飲むの楽しみ。

 そして本日から非常事態宣言下に入ったわけですが、予約の歯医者に問い合わせたら診療しているというので不「不要不急」ということで(先週、抜歯したので今日は抜糸で)出かけてきたのですが…驚きました。大手のカフェチェーン店、併設の本屋、某有名つけ麺店、クリーニング店、お洒落フレンチ店、すべて営業してました。

 カフェチェーン店は椅子の数を減らしていたようですがそれでもSocial Distancingは怪しい距離でレジ前にはBack to backの行列、つけ麺の店もいつもと変わらない行列風景で店の指導がある様子もありません。FaceBookでテイクアウトを開始したと聞いてたフレンチ店はてっきり店内営業をやめたと思っていたらなんと狭いカウンターだけの店内にランチでお客さん入ってるし…どうなってるの?

 考えてみれば自分の同じマンションに顔なじみはいません。知り合いがほぼいない都会の街で皆んながこんな風に普通にしてれば、逆方向の同調気分が高まるのも無理はないのかも。「あんなに人がいるのだから、自分もOK」的な。小売や飲食だって渋谷や新宿のような超密集街でない商店街は「なんとか銀座」と名がつけば、少し離れた場所からだって人はひっきりなしに毎週のようにやってきます。地元民の監視の目に大した影響力はないみたい。これが東京か…。田舎だと口うるさい年寄りも多いし近所の目はもっと多い。小売店や飲食店も地元の人に大切にされなければ風評だけで潰れてしまうようなところが多いから、今の利益をとるよりは店を閉める気がします。

 そんな状況を見ながら帰宅してテレビをつけたらお昼のワイドショーを生放送してるのだけど、芸能人もレポーターもコメンテーターもスタジオに皆んなが集まって「自粛しましょう!」って…何言ってんの?という感じ。

 とはいえ、私ももうしばらくしたら片付けるべき所用があり広島に帰らなければならず「地方への移動は自粛」の要請を破らざるを得ず…。小さな個人商店や個人の生活は軒並みこんな感じで物理的にも心理的にも影響を受けているのに、有名店や有名チェーン店は自粛せずに営業しているのを見たら本当に気分が萎えるし不公平感が募ります。でも、自分や家族の身の安全を考えたら仕方がないのですよね。

 今調べたら、大手カフェチェーン店は明日から一部を除き営業しないそうです。なぜ一部を覗くのか…。テイクアウトだけ営業、の方がまだ分かる。あとスーパーなどのレジ待ちに距離が取れるよう床にテープでマーキングするとかして欲しいなぁ…。

 皆さま、ご安全に。

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