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動物が人間の言葉を話せたら|アニマル・ネイチャーコミュニケーション

動物保護施設には元気な子ばかりではなく、心にトラウマを抱えたワンコもいます。ケージの隅で怯えている子、目を合わせただけで震えだす子、とにかく吠えまくる子。見ていて心が痛みます。


それぞれの施設では、スタッフのみなさんが繊細にケアしているので、お世話をするスタッフに対しては心を開きます。が、見慣れない人に対して(時にスタッフに対しても)体を緊張させています。


ある時、そういったワンコたちの考えを聞いてもらいたいと依頼があったので、時間をかけて接することにしました。


まずは、その場所に行く前のこと。
エネルギーで、「君に会う時に話を聞きたい」と仁義を切ります。(でも、拒否されたらすぐに引き下がることが大切)
 
 
彼らは、同じ部屋にいても、意識を向けないで放っておきさえすれば大丈夫なので、実際に会う時には、まず、その部屋で他の作業をしながら、私は干渉しない人間だと認識してもらうことから始めます。

 
そうやって徐々に心の距離を縮めていきますが、すごく時間をかけることが前提です。彼らの時間は、人間時間と違いますから。

 
私という存在を気にしなくなったころに、背中を向けたまま話しかけると、ちょっと反応してくれる子がいました。
 

その子はケージの隅で常に怯えている子です。が、体は閉じていますが、震えたりせず、スッと眼を逸らして、ただ座ったまま後ずさっていくタイプです。
 

彼の心が少し開いたので、まずはヒーリングエネルギーを送ります。それが気持ちよいかどうかは筋肉の緩み方で判断していきます。
 

ほんの少しだけでも緩んでくると、その瞬間に波長が合うので、そこからは相手に任せます。そのままコンタクトを続けたいかどうかは、相手次第なのです。私はそこから深い瞑想状態にはいって無になります。
 

すると、彼が見ている世界のイメージが入ってきました。薄暗い空間の遠くにうっすらと明かりが見えています。恐怖でいっぱいの空間でした。
 
 
この子はあまり個性が強いタイプではなかったので、吠えたり反抗したりはしなかったので、身体的な虐待はありませんでした。いつもせかされ、荒い言葉で命令され、ただただそれに服従するだけでした。

 

たくさんのケージがある部屋の狭いケージにいたので、向こうで何が起きているのかわからないけれども、常に恐ろしい声や雰囲気を感じていたようでした。
 
 
ふぅ~~~~~。
 
 
「大変だったんだなぁ~きみは。。。。」と思いながら、後ろを向いてそのワンコをみると、あれ?

眼をそらさない。
そして肩を開いてお腹をまっすぐ見せている。。
 
 
ありがとう、とお礼を言って、またすぐ背中を向けて干渉を解きます。
 
 
まだまだ時間がかかりますが、こうやって恐れの体験を誰かに解放していくことで、かれらは気持ちが軽くなるのだと思います。
 
 
終わってから、このワンコは何処から来たのか、スタッフの方に聞いていました。すると、とある別の動物保護団体から引き取られて来たそうです。


ここに来たのは二匹だそうです。そのもう一匹が、とにかく人に吠えまくるワンコでした。この子は触ってみたら、恐ろしいほど筋肉が緊張していている子でした。動物にしてはあるまじき硬さなのでした。
 
 
吠えているのも、攻撃するためというよりも、とにかく近寄るな!と相手がその場から離れるまでいつまでも吠え続けるタイプでした。
 
 
この子は性格がはっきりしていることと、体に残っている緊張から、残念ながら身体的な虐待を受けていた可能性があります。



犬が人間の言葉を話せたら。。。。
 

アニマルコミュニケーションは、こういった人類の闇に向き合わなければならいことがあります。
 

犬が人間の言葉を話せたら。。。。
 

彼らの眼は、人間社会とは何か?その中で生きる自分とは何者か?をまっすぐ突き付けてきます。

犬が人間の言葉を話せたら。。。。
 

彼らの赦す力、愛の力は、人智をはるかに超えることがわかるでしょう。


(photo: ©MikaRin)

 

 

 

 

 

 

 
 
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