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物事を時間から考えるクセ作り

誰にとっても等しく、しかし使い方次第でその質が大きく異なるのが“時間”。私が独立した理由は、まさにこの“時間”にありました。つまり「もっと時間が欲しい」と考えたのです。今回はそうした時間意識について、私なりの考えや取り組み方をご紹介します。

雇用に潜む不自由とリスク

私が独立したのは2010年のこと。会社員として定時勤務、そしてフレックス勤務を経験したうえでの独立でした。定時からフレックスに変わると、当然ながら時間の自由度が増します。コアタイムはありましたが、それさえ守れば出社・退社時間は自分次第なのです。私はすぐさま副業申請を提出し、『副業の打合せ→出社→勤務→退社→副業の仕事→帰宅』のようなワークスタイルを作りました。

それても会社員を辞めたのには、いろんな理由があります。しかし一番大きかったのは、「もっと時間を自由に使いたい」という思い。当時はちょうど次男の出産を控えた時期。そして副業によって“自分で稼ぐ”ことにも少しずつ楽しさを感じていたため、こんな思考が生まれていたのです。

「もっと子どもと一緒にいられる時間を作りたい」
「固定給与で自分の時間を拘束されることはリスクなのではないか」
「同じお金でも自分ならより短い時間で稼ぎ出せるのではないか」など

会社員は、ある意味で“時間を会社に売っている”という性質があります。もちろん成果あるいは知識・技術を与える面もありますが、つまり

「この時間は会社で働いて貢献するので、その分、これだけお金をくださいね」

という関係です。

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