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なも無き山のボッチ登り

ある山梨県の山に登ろうとしたらはるか手前で冬季通行止。谷沿いの林道をかなり奥まで車で入ったので、ただ引き返すのが惜しくなりました。

まわりをぐるっと眺めると、山々は広葉樹が冬枯れで、「どこからでも登っておいでよ」と言われた気がしました。

よしっ! あのてっぺんにいこう!
通行止めゲートに車を置き、等高線を深読みし、地図上でいる場所から400メートル程上がった所に山の頂っぽい場所を見つけました。

もちろん登山道など無いので、頂上らしき所まで直線を引き、チャレンジ開始。
時間の制約もあったので直登。掴みやすそうな幹を頼りに、腕の力も3割使って急坂をガツガツ進みました。

実は数日前にパニック障害の発症があったので、発作が出たらどうしよう…仏様の様に鹿🦌が助けてくれるかしか? と、心配しながらも登りの欲求に耐えられません。まぁ、苦しいだけかな?と敢えてタカを括りました。
幸いにも無事登頂。下りはターザンの地上版のごとく木の幹に次々につかまりながら、時々滑りながらも無事降りて来られました。

新しく覚えた、名もなき山へのボッチ登り。林業以外登られる可能性は無いだろう山。
冬枯れも春には萌えるだろうから、「萌山」と勝手に自分用に命名。おっ、これすげー楽しい!
ちょっとマイブームにできそう。

萌山 山頂 1512.1m  2021年1月21日

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