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夫婦で歩くブルゴーニュ歴史散歩2-1/マコン#01

C'est l'heure de la minute gourmande ⏰😋 Et aujourd’hui ce n’est pas une, mais deux nouvelles recettes que nous vous...

Posted by Maison Briottet - Liqueurs on Wednesday, April 20, 2022

ボーヌのHotel Chez Les Fatien(17 Rue Sainte-Marguerite, 21200 Beaune)へ戻ったのは夕方7時を回っていた。約束より遅いチェックインだったが、連絡を入れておいたので問題なく部屋に入れた。しかしディナーである。Le Goret(10 Place Notre Dame, 21200 Beaune)への予約は20:00だった。これも土壇場だったが、30分ずらしてもらった。快諾してくれた。
なにしろ忙しい店だからね。迷惑はかけられない。
急いで出かけた。

で。店に入って「まずビール!」と言った僕に、笑って1664が出た。
「とりあえずビールでトリビー」
なにも料理が出ないうちにコレを飲み干した。
「やっぱりビールはアルザスだな」
「クローネンブルグってアルザスなの?」
「ナンシーだよ。ブルゴーニュ公・シャルル突進公が戦死したところだ。1664はクローネンブルグ創立日だ」
「あ~またブルゴーニュ興亡史になるの?」
「ならない。今夜は食べるだけ食べたら爆睡する。明日はマコンに移動したいんだ」
「マコン?」
「ん。マコンからイジェIgéへ行きたい。」
「遠いの?」
「遠いの?遠くはないが不便だ。だからマコンでVTCを頼んだよ」
「いいわね。バスは楽しいけど・・くたびれるわ・・私じゃないわよ。あなたよ」
「はい。仰る通りでした・・自転車に60年ぶりに乗ったしな。また、も一回乗るなら60年後でいい」

Le Goretは食事もワインも、陽気なオーナーにも大満足して店をでた。・・目の前にBasilique Notre-Dame(Pl. du Général Leclerc, 21200 Beaune)がある。
「わあ、ホテルからこんなに近かったのねえ。朝聞こえる鐘楼はこれだったんだぁ」
「夜、見ると荘厳な感じが一層増すな」

「酔っぱらったついでにまた何かイチャモンつけないの?」
「マリアは偉大だ。誰の子だか分からない子を孕んで神様が孕ませたと言い張った。周囲もその気にさせて、子であるイエスもその気にさせて・・言い張るということは凄いことだ」
「あら、やっぱりイチャモン」 
「第一、もし本当に処女懐胎だったら、Y染色体は手に入らないから、イエスはX染色体だけの子だ」
「なに?そのX染色体」
「つまりX染色体だけなら、イエスは女性だったはずだ。Y染色体をマリアが何処からか手に入れない限り、極めて稀に起きる処女懐胎だとしても、イエスは女だ」
「なかなか色々、あ~でもない、こ~でもないって屁理屈言うのねぇ。たいしたもんだわ」



無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました