見出し画像

ファンはジェンヌさんの退団をどう乗り越えているの?

2022年6月12日
雪組の綾凰華さんが退団された。
自分の推しではないのに驚くほど寂しい。
宝塚観劇歴の浅い自分がこんなにも寂しくなるのならファンの方々は一体どう乗り越えているのか?
そんな思いと宝塚歌劇団との出会いをまとめた記事です。
※纏まりがない長文です
※推しではなく贔屓という表現を使う事は存じておりますが、あまりにも恐れ多いので推しと表現で統一しております。

宝塚初観劇を決意

宝塚に対しては憧れの気持ちが常にあった。
人生で一度は観劇してみたい。
ただ、敷居が高いとその扉を開くことは今までなかった。

ある日、宝塚歌劇団シティーハンター公演のポスターがTwitterで目に飛び込んできた。
そこには見たこともない金髪のイケメンが!
目を奪われるレベルじゃない、え?こんなイケメン3次元に本当に存在するの!?
あまりにも衝撃でその思いをツイートしたところ沢山のファンの方から朝美絢さんのお名前を教えて頂いた。
そして宝塚観劇は敷居高くないですよ!のお言葉も頂いた。
新規に優しい世界、界隈ごと推せる…!
宝塚観劇の敷居は高くないがチケット確保の敷居は高いと知り友の会へ入会。
そして無事チケット当選し、人生初の宝塚観劇へ!


明らかに沼が深い宝塚

・美しい人が好き
・歌がうまい人が好き
・生演奏が好き
・衣装を見るのが好き
・ディズニーではアトラクションよりショーばかりを観ている

この時点で宝塚は好きなる要素しかないことが分かっていた。
だがしかし、宝塚の沼はあまりにも深いことは明らか。
ハマったら抜け出せない、美しく危険な沼。
吸引力が凄まじい沼だから柵を越えてはいけない、遠くから眺めるだけにしておこうと一緒に初観劇する姉と話し合っていた。


推しは突然に

ついに迎えた初観劇。
2階席左端の6列目。近い、近すぎる…
観劇自体が初めてなので比較対象がドームのライブの為、近すぎて困惑。
この距離で朝美絢さんの美貌を浴びたら気絶するんじゃないかと本気で思った。
そして初観劇の感動はいつになっても忘れない。
まさにこの世の天国だった…
お芝居とショーの二本立てということも事前に教えて頂いていたが贅沢すぎやしないか!?
芝居とショーが別料金払わずに観れるとか正気か!?
身体の全細胞が活性化したんじゃないかというほどの充実感、高揚感…
楽しかった…カッコ良かった…美しかった…
それはそれは夢心地で帰路についてると姉がぽつりと

「朝美絢さん美してカッコよくて素敵」

「でも私…槇村さん演じてた人が好き」

!?
姉の鞄から出される綾凰華さんのブロマイド。
いつの間に!?
姉は柵をぶち壊し自ら沼にハマりに行っていた。
仕方がない、理屈じゃない。
急に刺さるんだもの。


必ず退団が来るという恐怖

宝塚歌劇団というものを調べていくうちに知る避けて通れないジェンヌさんの退団。
トップになったら平均3年で退団… !?
無理!無理!!無理すぎる!!
私は推しが居なくなるという経験をした事がない。
いやそれよりも誰か個人にハマるという経験がそもそもない。
最推しは所謂「箱推し」で、
好きになってからソロ活動はあれど20年間現役。
怖すぎる…推しが居なくなる世界怖すぎる…
そんなの乗り越え方が分からないよ…


悲しみの沼

オデッセイの中止に次ぎ、
衝撃の綾凰華さんの退団発表。
姉は悲しみの沼に飲み込まれていた。
ほらー!無理だって!!
好きになったばかりなのにもう推しが居なくなっちゃうなんて無理だってー!!
そんな世界無理だってー!!

せめても最後は近い席で観劇しようと阪急交通社で課金し前から5列目以内確約プラン。
からのコロナで手持ちチケット公演の中止…

姉は悲しみの沼ではなく絶望の沼にいた…
沼どころか闇落ちしかている…

慌てて立見チケットを確保したことを伝えるも、
観れないよりはいいけどそんな急に割り切れないよ!と…ですよね…コロナめ…
姉が闇落ちして3日後、LINEがきた。

コロナを怨んでも仕方がない
幕がきちんと上がり、公演が無事完走できることを祈るよ

あれ?急に悟り開いた?
こんな世界なんて!!とか言ってた人と本当に同一人物?
凄いな…どうやって気持ち切り替えられたんだろう
私だったら際限無く落ち込みそうな気がする。


そして退団へ…

姉が悟りを開いて(?)から突然にアレよアレよとS席で観劇出来ることが決まった。
まさに捨てる神あれば拾う神あり。感謝しても仕切れません。
ここでも改めてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!

観劇両日とも泣いてしまって自分でも驚いた。
特にセンセーショナルの綾さんソロパート?
こんなの泣かないわけないじゃない…

そして今日の千秋楽。
配信を観てたわけだけど、本当に自分でも驚くほど寂しくて寂しくて。
こうやってnoteを登録して思いの丈を綴ってしまうほどに寂しくて…
縣さんとのハグで泣き、胸元のお花を見ては泣き、縣さんとの肩ドンで泣き…
ご挨拶でまた泣き…

推しじゃないのにこんなに寂しくてどうしようもないのに、
ファンの皆さんはどうやって乗り越えているの??
どう考えても乗り越えられる気がしない。
時間が解決させてくれるの??


推しはつくらない

今日改めて推しの退団は自分には乗り越えられないと確信した。
解決策は推しを作らないこと。
宝塚歌劇団という美しい沼のほとりでキャッキャ眺めるに限る。
だれか個人にはハマらない…ハマらない…!

姉からすでに沼の底にいるというのに何言ってんの?と言われたがそんなことはない!…はず



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?