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ONとOFFの切り替え/ものごとを上手く回すコツがその辺りにありそう

みけ子が今やっている仕事は、仕事がある時が「出勤日」で仕事が入っていない日が「休日」になる。閑散期は休日が続き、繁忙期は仕事のある出勤日が続いて中々休めない。これが自分の普通なので特にこの事は変だとも思わないし、不満もない。そんなもんだと思っている。

みけ子が気に入ってよく行く、県北の鳴子温泉。ここは日帰りも出来るが、宿泊利用がちょうど良い。自分にとっては日常から離れるのに、適切な距離にあると思っている。車窓風景を楽しみつつJRの在来線でのんびり移動するのがとても良い感じなのだ。

日本人の余暇やレジャーが今ほど様々は無かった頃は、温泉に行くのは身体を休めにだったり、ちょっと遠出の楽しみだったろうと思う。

自分は昭和30年代の生まれなので、小さい頃にはよく両親に連れられて温泉に行った。年末年始の特別な過ごし方が温泉宿泊だった。それは庶民のささやかな楽しみであったと思う。

しかし時代は変わって、余暇の過ごし方は変化に富む。国内だけでなく海外旅行や夏はマリンスポーツ、冬はスキーなどのウインタースポーツ、テーマパークと余暇の楽しみ方も色々である。

レジャーの多様化で昔栄えた温泉地も、今は寂れた感じは否めない。寂しい事であるが、人混みが苦手な人間としては時流に逆らうような余暇の過ごし方がちょうど良いとも言えそうだ。

コロナ禍もあって今は栄えているとは言いがたい、温泉地。この、人の少ない場所で鳥の声を聞きながらのんびりと過ごすのが何よりの癒しになっている。もう今さら時流に乗ることも考えないし、人は人自分は自分と思って過ごすだけた。

そんな自分にちょうど良い場所が今風でない温泉場(失礼)なのたけど、自分の家からの距離や利用料金の安さを考えると、こんなに理想的な余暇の過ごし方もないと思う。自分にピッタリの場所を見つけられてとても幸いだ。

思い出せば、20代の頃から温泉は大好きだった。だけど食事付きの立派はお宿でしか温泉利用の方法を知らなかった。女一人で温泉宿に泊まるのも歓迎されなかった時代だ。のんびり滞在してリーズナブルなお値段で気取らないで過ごすことが出来ないか、とずっと思っていた。

湯治宿という、格安で長期滞在出来る温泉利用もあるにはあったが、一般的とは言い難かった。何とか一人でも気兼ねなく安全、そして格安に過ごす方法はないか。そう考えていた時に巡り会ったのが、自炊で過ごせる温泉だった。探せばそんなちょうど良い宿は見つかる。

日常から離れてゆっくりと過ごす。これが自分にとって何よりの休暇の過ごし方である。

女ひとりても滞在出来てのんびり出来る場所。誰でも自分が一番合っていて、それぞれの自由な時間を満喫出来る場所が見つかれば何よりだと思う。

ゆっくり休んだら、後は気持ちを切り替えて繁忙期も乗り切る。そんなONとOFFの切り替えが日々を楽しく、そして上手く回して行くコツのような気がしている。



↓涼しげなガラスの徳利。今の季節、テーブルに涼しさを演出してくれます。


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