みけ子んちの割合近所で、打ち合わせとかに時々使うカフェがある。ロケーション最高で食事やスイーツメニューも豊富。そしてどれも標準以上の美味しさなのだ。インテリアも凝っていて、この場所なら少々値段が高くてもわざわざ来たいという場所である。

そのお店なんですがね、以前はお店の在り方とかスタッフの教育とかに、ちょっとばかりツッコミ所が目についたのよ。

窓際の席に居ると今頃の季節はすごく寒いとか、デッカいGさまが出没したりとか。おまけに、商談や打ち合わせで使われる事も多いだろうに、レシートも領収書も出ない時さえあった。(こっちが請求したのに無い、とか言うのよ。それはどう考えてもNGだよね)

もうこのカフェが出来て結構経つけれど、開店当初は入店待ちの列が出来るくらいの評判の良い店であったし、仙台の観光名所と言っても過言ではなかった。だからお店のスタッフが勘違いして「ウチは仙台では一番のお店なのよ❣️」とお高くとまっても無理は無いと思った。どうもそのあたりが改善の余地、大いにありだったのよね。仙台ってさ、昔から客商売に関しては「殿様商売」って言われてお高くとまった接客がなされていて、評判が悪かったの。今はあまり聞かないけど。

だけどそのお店、先日ある打ち合わせで訪れると、スタッフさんの態度が以前とは一変していた。みけ子は自転車でそこまで行ったのだが、その日はちょっとした雨模様の天気の悪い日だった。

そんなみけ子に、入店するとお店のスタッフさんに「いらっしゃいませ。雨降ってませんでしたか？濡れてないですか？」と声を掛けられたのだ。これまで、そのお店に入ってそのような声がけをされた事など、実はただの一度もないのだ。そのお店は駐車スペースが狭いので入店客に「お客さまはお車ですか？」と真っ先に聞かれたが、そんな事もなかった。

そして、その時の打ち合わせは私が飲食費用を持つことにしていた。このお店、前会計で客が先にカウンターで注文して金額を払う仕組みになっている。それで先に自分が入店していたから「後に来る方の会計も一緒に、纏めた領収書が欲しいんですが」と申し出ると「かしこまりました。では後からいらっしゃる方の会計時に纏めた領収書をお渡ししますね」と即座に返答が返って来た。おー、変われば変わるモノね。

この3年ほど、コロナの影響で観光客は激減。飲食店も大打撃を受けてお店の経営にはかなり困難もあったのではないだろうか。その経営が難しい時期に、スタッフの再教育やお店の在り方の見直しなどがなされたのかも知れない。

みけ子のような、ただの一介の客にあれこれ言われるのはなんだろうけれども、とにかくまずはダメな部分は徹底して潰していく。その上でこれをやれば良いと思う点を足していく。

入店時に最初に聞かれたお車でお越しかどうか、はカウンターに駐車スペースのモニターを付けて、その客が車で来店したのかそうでないのか直ぐに判断出来るようにしたみたいだ。

そしてまた来て見たいと思わせるような、温かみのあるスタッフの応対。カウンターの近くの席に居ると、入店した人や食べ終わってお店を出るひとにも丁寧に声がけがなされていた。

お店の作りがどんなに良くても、メニューがおしゃれで美味しくても、接客がダメなら客はもうそこには行きたくない。客はそこへ、気持ちよく寛ぎたくてわざわざ行くのだから。（中には「話題のカフェに一度は行ってみたい❣️それでインスタに投稿するんだ❣️」みたいな動機の人もいるかも、だけど）

「仙台のお店は『殿様商売』」だなんて２度とそんな評判になって欲しくないと、心から思うわ。

蓋のついた、昭和時代のガラスボトル。この形のガラス瓶は多数見かけますが、同じガラス素材の蓋が揃って残っているものはそんなに無いです。口の金直しがガラス瓶に雰囲気を加えています。