例えば、スーパーのレジ。会計が終わって袋詰めを自分でする場合など、袋詰め台に指先を濡らすためのスポンジとかが置いてあったりする。

あれって、薄いビニール袋に買った商品を入れる時、指先が滑ってビニール袋を上手く開けられ無い時はとても便利に使える。

50代あたりから、お札や紙を数える時、新しいビニール袋を開く時に指が滑って上手くいかない事が頻発する事に気づいた。少し前までそんな事はなかったのに。

そして例えば、階段を降りる時。降りる時だから登る時よりはずっとラクで、何だかヒザが……なんて事もあまり無い。だけどさ、油断するとヒザや股関節が突然力が抜けてガクッとなってしまいそうになる。階段だからね、ホント危ないよ、これ。

畳に座っていて立ち上がる時。膝や股関節、その他脚の筋肉や関節のあちこちがこわばったり軽く痛みを感じたりする。スムーズに次の動きに繋がらない。お年寄りの立ち上がる時の「よっこらしょ。うーん(腰を伸ばす)」の声ってこんな感じなのね。リアルに毎回感じてるわ。

後はトイレが近くなって我慢が出来なくなっていること。これも切実だなぁ。1日に何回か括約筋を鍛えるエクササイズが推奨されている。でも忘れちゃうんだよね〜。

こうして文章は綴っていても、口を開いて会話する時間は1日のうちでもどんどん減っている。滑舌が悪くなっているのを実感するよ。早口言葉と発声練習にトライするとか。効果あるかなぁ？

どの出来事も老化現象なのだろう。気をつけないと怪我をするし、たったこれだけの動作でモタモタしたり、トイレを探して焦ったり。全くウンザリするわ。

記憶力の衰えなど、毎日イヤになる程経験する。人の名前が咄嗟に出て来ないのなんか、同年齢以上の方はあちこちで書いていて目にしていた。しかし自分の身に降りかかると、この絶望的な状況に頭を抱えたくなるよ〜！　○|￣|＿

ガーデニングが好きで、シェアハウスの庭に色々と苗を買って植えても、その植物の名前が思い出せない。球根なんて植えたのさえ忘れている。植えてたのをすっかり忘れてその部分をまた掘り返したりするのだ。うーむ┐(´д｀)┌

こう言った小さな衰えが頻発し、色んな事を諦めて人は歳を重ねて行く。仕方がないとため息をつきつつ、でも何とかならないかとか悪あがきを繰り返す。若い頃や調子の良かった自分を基準にすると、ある時に自分の衰えに愕然とする事があるよ。ゆっくり下り坂。それは頭では分かっていても納得したくない部分も多いんだよね。

人はみんなそうして、自分の老いを受け入れ半分諦めてどうにか踏ん張りながらも少しずつ衰えていく。好きで歳を取る人なんか居ない。皆んなが通る道なんだよね……。

と、誕生日がくれば62歳になるBBAの私はそんなことを考えた💦

手書きで絵付けされた、小鳥が３羽飛んでいる柄の小皿です。こちらは五枚セットです。お醤油さらや香の物を盛ったりも似合います。