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Led Zeppelin Presence/自分的には「Zep最後のアルバム」(中途半端な私論として)

って思いが強いんだよねえ。これみけ子の勝手な思い込みです。

王道ロックの光芒とその華やかなる終焉


とでも言えばいいのか。

(きちんとLed Zeppelinの事を調べた上で書いている訳ではなく、当時の一ファンとして書いています。そのため的外れなことを書いている可能性があります。ご容赦下さいませ)

ギターがうねり、ヴォーカルが叫ぶタイプのいわゆるオールドウェーブのロックの最高峰にして終焉。自分にはどうしてもこのアルバムを聴くとそう感じてしまうのだ。

ロッキングオン 2020年6月号

このアルバムを発売する前、Zepは長く活動を休止していた記憶がある。これの前のフィジカルグラフィティ以後、新作が望まれていたが、コンサートツアーもニューアルバムの発売も休止していた。この間にライブ映像を映画化した「永遠の詩」の公開とサントラであるライブの2枚組が発売されている。そしてその頃はメンバーそれぞれが個々に活動していたんではなかったか。

ジミーペイジ、ロバートプラント、ジョンボーナム、ジョンポールジョーンズの4人のメンバーは結成当時、ヤードバースの生き残りメンバー、「ニューヤードバーズ」と名乗っていた。その後Led Zeppelinと名前を変え、ロックミュージックの正にトレンドのど真ん中の堂々たる音楽を自信を持って発表し続けていた。

最高傑作と言われるツェッペリンⅣ(アルバム名は付いていなかったが)をリリースした後も、ロック界に君臨し続け、人気も実力も右に出るバンドは当時本当に居なかったと思う。

聖なる館とフィジカルグラフィティを発売後にしばらく表だった活動もなく、その頃、ロバートプラントは交通事故で瀕死の重傷を負ったというニュースも飛び込んで来て「ツェッペリン、もうお終いか?」とファンの気を揉ませた。

その間、ライブ映画の「永遠の詩」も制作上映されてやはりZepは別格だ!と思わせた。

ロバートプラントの事故の後で制作されたのがこのプレゼンスだ。確かみけ子が高校に入った辺りの頃に発売されたのではなかったか。記憶が定かでないが。

発売当初、「ギターをプレイするペイジは正にトロージャン*のようだった」とのプラントの言葉が音楽誌に載っていたのをハッキリ覚えている。

*トロージャン トロイア戦争の時のトロイア軍の兵士たちの事

それくらい、このアルバム1曲目のペイジのギタープレイは際立っていた。鬼気迫る感じとでも言おうか。

死にかけたプラント、活動休止中のバンド。ロックミュージックの主流はすでにニューウェーブにとって代わられつつあった。Zepの活動の勢いをはるかにしのぐ、ニューウェーブ系のバンド。これまで中心を担っていた、ギュインギュインと唸るエレキギターのプレイなど、もう時代遅れになりかけて来ていた頃だった。

だから長い活動休止後のこのアルバムで、Zepは存在感を示さなければ、音楽グループとしての今後の存続は危うい。バンドの音楽生命をかけて作られたアルバム。そんな意気込みがアルバムの曲全てに満ちている感じがするのだ。

自分としては当時、このアルバムはかなり熱心に聴き込んだ。ギターとベースとドラムにヴォーカルが乗る、シンプルと言えば非常にシンプルなハードロック。音が緻密で、4人の奏でる音が塊りのような重厚さで聞く者に迫る。今聴いても十分に素晴らしいアルバムで、どの曲も並以上の出来なのだ。鋭くキレがあるけど、身体にズシンとくる。重さとキレが曲の中で調和し、ブリティッシュロックらしい重厚感のある曲を構成している。まさに王者Led Zeppelinって感じだ。

商業的には大成功を収めたアルバムではない。大ヒットという訳でもなく、売り上げ的にはZepにしては平凡である。

あの頃はレコードを聴くのも、レンタルレコード屋があった訳ではないし、自分で買うか友達同士で貸し借りをする程度。最新情報はFM番組が頼りだった。だから自分がいくら熱心なロックファンだからと言っても、その頃リリースされたロックミュージックを全て聞いている訳ではもちろんない。だから「オールドウェーブロックの終焉」などと偉そうに言っても、実は全くの見当違いの事を言っているのかも知れないが。

高校卒業直後に仲の良かった友だちの家に集まり、2枚組の「フィジカルグラフィティ」を聞いた。何だかもうその頃は、ニューウェーブに音楽業界は席巻され尽くしており、聞いていても耳に違和感を覚えた記憶がある。その後ドラムのジョンボーナムが死んでしまい、Zepは解散、音楽のトレンドはすでに新しい流れが奔流となっていたと思う。もう大昔、40年以上前の事だ。

いまだにみけ子は、仕事中などに聴くのは大昔のオールドウェーブのロックやプログレが多い。その頃に耳にした鮮烈な洋楽ロックの音とその熱量が、脳裏に焼き付いて、どうしても離れないから。



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