見出し画像

「文系彼女vs理系彼氏」仲良しの秘訣は相手を〈珍獣〉だと思うこと!?


あなたは、「パートナーの言動が理解できなくてイラッとする」ことがありますか?

私はしょっちゅうあります。笑
「コイツ、本当に同じ人間なのか?」と思うこともあります。

それでも、なんだかんだ、
一緒にいる時間を楽しく仲良く過ごしています。

この記事では、「自分と違うタイプのパートナーと
仲良く過ごす秘訣」をお伝えします。

たくさん読んでいただき、
ありがとうございます♪


◼️登場人物紹介



みけ みわ子
・36歳 
・文系 
・フリーランス歴2年 イラスト・ライティング・漫画制作
・3人の兄がいるスーパー末っ子気質
・一見おとなしそうな隠れジャイアン
・口数は少ないけどスイッチが入ると語り出す


パルル君
・50歳
・理系
・フリーランス歴20年以上 WEBデザイナー
・仕事大好きマン
・変な人への対応が得意な猛獣使い
・よく喋る
・面倒見がいい


↓2人の馴れ初めはこちらをチェック


◼️「数学を捨てる女」と「国語に泣く男」の大学受験


私は大学受験のために、
高3の春期講習で、初めて塾に通い数学の授業を受けました。

結果、「数学は無理ゲーだ」と悟り、
ソッコー文系科目だけの私大受験に絞りました。
センター試験も受けませんでした。

最終的に早稲田に受かったので「我ながら英断だったな」と思います。

一方、超理系のパルル君は大学受験の時に
センター試験で数学は満点を取ったものの、
「国語が200点満点中63点」だったそうです。

それで国立大学に受かったのが、逆にすごい

私は、物理と生物は得意だったので、
これまで、「自分は完全に文系ではない」と思っていたのですが、

パルル君と一緒にいると、脳みその構造があまりにも違うので、
やっぱり私は文系なんだなぁと感じます。


◼️LINEができない男


パルル君とは、早い段階でLINEで文章のやり取りをするのを諦めました

聞いたことと違う返事が返ってくるし、
よく情報を読み落とすから、伝えたはずのことが伝わってない

電話で話した方が圧倒的に意思の疎通が取れて
効率がいいのです。


この前、パルル君と一緒に星座占いの雑誌を読んでいました。(かわいい。笑

パルル君が読み上げていたのですが、

「○○は✖︎✖︎で△△・・・。
あ、つまり主語がこれで、こういう意味のことを言っているわけね。うん。ええとそれで、次は・・・・」

という感じで、
私が目の端に入れて1秒で読み飛ばす文章を、
20秒かけて解読していました。

「この人、本当に文章を読み解くのに労力がかかって大変なんだな」
と、やや気の毒に思いました。

でも、だんだん面倒くさくなってきて、
「YouTubeなら10倍速にしてるな」と思ったので、
私が本を奪って代わりにポイントだけ読み上げました。笑 


パルル君が読んだ本には、
彼が文章を解読するために苦労した痕跡がたくさん見受けられます。

ヒエログリフの解読かってくらい苦労してる。


こんなに文章を読むのが苦手なのに、
一生懸命ビジネス書を読んでいて
なんか「可愛くて、いじらしいな」と上から目線で思っています。笑

パルル君に、「みわこは文章力があってすごい」とほめられると、
確かにそうだな」と素直に思えます。笑


◼️機械が使えない女


偉そうなことを書きましたが、
私も、「できないことは、徹底的に、可哀想なくらいにできない」タイプの人間です。

この前、パルル君が家で鍋を作ってくれました。
鍋の時は、キャンプ用の組み立て式の卓上コンロを使います。

卓上コンロ


これまで何回も使っているので、
パルル君に「組み立てておいて」と言われました。

「いや、やり方がわかんないよ。間違ってたら危ないから教えてよ」と言っても、
「やってみればそのうちできるよ」と取り合ってくれません。

自分なりに組み立ててみましたが、
まずどこから火が出るのかわからないし、
なにが正解なのか検討がつきません。

カチャカチャといろんな方向に動かして、
ようやく「それっぽい形」に組み立てられて、
パルル君が、キッチンで作った熱々の鍋を持ってきました。

パルル「え! 脚の組み立て方が間違ってる。それじゃ鍋を乗せられないよ!
みわこ、熱いから早く直して」

みけ「いや、直し方がわからないんだって・・・」
カチャッカチャッ

パルル「あついあつい! だから脚を180度にして!」

みけ「何が180度なのか全然わかんないよ・・・!」
カチャカチャッカチャッッ

パルル「あっちぃ!火傷した! 鍋を置いてくる!」

パルル君は大騒ぎして鍋をキッチンに置きに行きました。

だから、最初からわかんないって言ってんじゃん・・・。
責められたってどうしようもできないよ・・・。

その後、パルル君が脚を組み立て直して鍋を設置できました。

「ほら、早く食べな」と薦められましたが、
ものすごく悲しくなってしまい、
パルル君の前で初めて泣きました。笑


泣いちゃった・・・


パルル君はびっくりして、
ごめんねと言いながら頭を撫でてくれました。


「私はこういう装置の仕組みとか、見ただけじゃ全然わからないの。
やってみせて、言って聞かせて、させてみて、誉めてもらわないと、できるようにならないの。

数学の展開図とか、全くわからないし、
空間把握能力もゼロだから、
しょっちゅう体をいろんなとこにぶつけるし、基本、迷子になるの。

デスクワークは得意だけど、
その場その場で臨機応変に対応しなきゃいけない現場仕事は全然できないの。
学生時代のバイト先ではいつもポンコツで、
『全然シフトに入れてもらえなかった』
の。

パルル君が当たり前にできることでも、私は全然できないの

これまでのくやしかった経験も思い出して、
泣きながら苦手なことをしゃべりました。

パルル君は、
「ごめんごめん。
自分はこういうの得意で感覚的にわかるんだけど、みわこができないの全然知らなかったから!
苦手なことは苦手でいいじゃん。お互い得意なことをすればいいんだから」
と言ってなぐさめてくれました。

この時、内心、

これまでも同じようなこと何度も伝えてきたわ!
全然知らないって何事だよ!!」

と思いましたが、
これ以上責めてもしょうがないので、
そこは黙っておきました。笑


◼️言葉を求める女、行動を重視する男


パルル君は、
「私が言ったこと」も「自分で言ったこと」も
あまり覚えていません。笑
(どうやって生きてるんだ?)

言葉に対する感覚が、自分とはかなり違います。

私は、自分と人の発言をねちっこく覚えているし、
(人の名前とかは覚えられない)
いちいち言葉を真に受けます

(だから、こんな気の触れたような記事が書けます。)

反対に、
パルル君は、その瞬間、瞬間に
頭に浮かんだことをペラペラ適当に口から発しているようで、
言ってることがすぐ変わります


この前、皇居の近くで2人で
夜桜を見る会」を実施したときのことです。

大勢の花見客が密集して写真を撮っていて、
身動きが取れなくなりました。

パルル君は
写真なんか撮るから、こんなことになるんだよ。
綺麗なものは自分の目で見ればいいのに
とブツクサ文句を言っていました。

私は、
「あ、パルル君はこういう場所で写真を撮らないタイプなんだ。心のシャッターを押す系ね」
と思いました。


その後、もう少し空いてる場所に移動すると、

パルル君は
桜の写真を撮りまくっていました

もう、姿勢がガチじゃん


びっくりして、
「え? さっき、写真は撮らないって言ってなかった...?」
一応聞いてみると、

「え? ああ〜、あんなのその場のノリで言っただけだよ
と言いながら、まったく悪びれずにパシャパシャ取り続けていました。

人って、こんなに〈ポリシーゼロ〉で生きられるんだ
逆に感心してしまいました。笑

(たまに、この人サイコパスなんじゃないか?と思います。笑)


パルル君と付き合うことになった時、私は
私のどこが好きなのか、3000字程度で述べよ
と詰め寄りました。
(こっちも負けじとサイコパス)

パルル君は、
言葉にしたら大事なことが抜け落ちちゃうから、
そんなふうに頼まれて軽々しく言葉にしない
自分は、気持ちは行動で示す

と、なんか「かっこいい風」なことを言って、
なかなか甘い言葉をささやいてくれませんでした。

私は、
「ガタガタ言ってねーで、言葉も行動も、出し惜しみせずに全部寄こせ
という山賊のような乙女心の持ち主なので、
ちょっと不満でした。

でも、確かにパルル君は、
なんやかんや行動で愛情表現をしてくれています。

お家に行くとご飯を作ってくれるし、
体調を気遣ってくれるし、
帰り道は送ってくれる。

「三度のメシより、世話を焼かれることが好き」な私は、
甲斐甲斐しくお世話をしていただいて、
感謝の気持ちでいっぱいでおります、ええ、ハイ。まぁ。

◼️違う2人の似ているところ


私とパルル君の数少ない共通点は、
イラストやデザインなどのクリエイティブな仕事を楽しんでいることです。

この前、パルル君が作っているウェブデザインに横から口を出して、
2人でああでもない、こうでもないと言いながら
デザインをどんどん作りこんでいきました。

パルル君はソフトの操作がうまくてショートカットもばんばん使うので、

言ったとおりにデザインがどんどん変わっていくので
見ていて楽しいです。

2人でアイディアを出していくと、どんどん新しい発見があって、
「自分の脳みそと手先が拡張していく」ような
不思議な感覚がありました。

あまりに楽しくて脳から変な汁が出て、
前日の夜に花見に行って疲れていたのに、
「可能なら完成するまで、口を出しながらずっと横で見続けたい」と思いました。

(その後、疲労が溜まっていたせいか、倒れました。笑)

こんな時、
私たちはビジネスの話をする大人というより、
秘密基地の中で作戦を練り続ける、いたずらな子どものようになります。


◼️仲良しの秘訣は、お互いを○○だと思うこと


パルル君の家で寝ていた時のこと。

夜中にトイレに起き、
足の指を段差にぶつけてニブい痛みが走ったけど、
そのままベッドに戻りました。

その後、パルル君が起きてトイレに行ったと思ったら、
慌てて戻ってきました。

「みわこ、怪我したか?
トイレの床に血がついてたぞ。大丈夫か?」

電気をつけて足の指を見ると、確かに出血していました。

「テーピングをしてあげるから。こっちにきて、足を出しな」

そう言って、パルル君は私の足の指にテープを巻いて止血してくれました。

パルル君が、
「血痕が落ちてたから、「獣が罠にかかったのかな」と思ったら、みわこが罠にかかってた。珍獣だった」
と冗談を言いました。

私も、
「いや、私よりパルル君の方がよっぽど珍獣だから」
と言い返して2人で笑いました。


私たちは、お互いのことを「珍獣」だと思っています。
そして、これこそが仲良しの秘訣です。

・相手が自分と違う生き物だと知る。
・自分と同じ能力を期待しない
・その上で、違いを、珍しさを面白がる

ー「珍獣」と共存するための三つの心得


◼️違うからこそ「2倍」になる


これまで私は、パートナーを選ぶ時に
自分とある程度似たようなタイプで、
「話が合う」ことを重視してきました。

そのほうがストレスが少なくて、話もはずむと思ったからです。

でも今、「珍獣」とお付き合いするようになって、
人生経験が2倍に広がったような楽しさがあります。

得意分野が違うし、
14歳も年が離れているから生きてきた時間軸も違う。

「なんでそんなこと言うの?」と悲しくなるときもあるけど、
それ以上に、驚きやおもしろさ、嬉しさがある。

得意分野と苦手分野が違うから、
相手のすごいところを素直に尊敬できる。
自分のすごいところがわかる。

苦手なことを隠さずにきちんと伝えることで、
苦手な分野で相手を頼れる。
得意な分野で自分の力を発揮できる


「これは相手の能力」「これは自分の能力」と分けずに、
使えるものは全部使って

絵本のスイミーのように、
1つの大きな生き物として動いて、
1人ではできないことをする。


凸凹を補い合う」なんて美しいことでもなくて、
凸(得意)分野では、調子に乗って暴れまわるし、
凹(苦手)分野では、相手に任せて堂々と居眠りをする


◼️好きな人を面白がり続けたい


私の「好き」という気持ちは、
面白い」という感情にかなり直結しています。

自分と違いすぎて、意味わかんなくてちょっとムカつく。
でも、なんか面白いから、つい笑っちゃう

この人は変だけど、
もしかしたら「自分と違うすごさ」があるのかも。

そうやって白旗を上げることで、
「好き」の気持ちを更新していく

これからも、
「あなたとの違いを面白がり続けられる私」でいられたらいいな。
そんなことを思うのでした。


結局ノロケかよ! ええそうです、すみません。


本日も、お読みいただきありがとうございました♪

コメント、フォロー、サポート泣いて喜びます!!


せひ、こちらも読んで、胸焼けしていってください。


みけ みわ子

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

サポートして頂けるとすごく嬉しいです❤️ 面白い記事を書くための投資に使わせていただきます!