展示会で東京に一週間ほど滞在した。その忙しさにかまけて、書くことを怠けていた。

専門学校時代の友人にデザイン的な存在をしに行ったり、お仕事ながら充実した日々であった。

ナベッチこと渡辺平日さんともまた会って飲んだ。
最初は、ライターさんとしてお仕事をお願いしたけど、もはやダチである。好きなのである。

顔や素性はあまり表に出さない彼なので、人間像をここで仔細に語るのも野暮なので、いい人であると言うことだけに留めておく。

でも、こんなおじさんになってから、素直に気の合う友人と言うのができるのはとても嬉しいものだ。

自分はたぶん多趣味で、結構いろんな人と話が合う。別に喋りがうまいわけでもなにもないけど、興味を持って人の話を聞くのが好きだったりする。

けれどそれは「話せる」と言うだけで、友人関係とはまたちょっと違う。
面倒臭いやつだな、と自分でも思うのだけど、好きなものや見てきたものが違っても、価値観や大切にしているものが似ていると友人になれる。

だから「友人」と言う言葉は結構重いのでは、と勝手に思っている。

さて。そんな友人とは、聖剣伝説2を時間を忘れて一緒にやりたいものだ。

ところで、日曜日には関東を台風が直撃。新幹線は止まり足止めを食らった。くたびれていたのでその日ホテルで眠れるのは、むしろありがたいほどであった。

VOD（ビデオオンデマンド）を何も目的を持たずつけてみたら、画面がグワーンと歪んでいた。風の音が強くなるたびにその歪みは強くなった。

久々に見るアナログな表現だ、と思った。

千葉県の方はいまだに被害が残っているというのは伝え聞くけれど、日々ニュースを見るタイミングなくて実感が湧かない。いけないな、と思いつつも忙殺される。

昨年の大阪の台風は当事者だっただけに大ごとだ！　となってたけど、他の地方の人にとってみたらたいしたことなかったのだろう。

100%人の気持ちを汲むというのは難しいものだ。だからこそ、想像しなきゃいけないな、と思う。