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day13―相関と回帰の違い

Duschek, S., Muckenthaler, M., Werner, N., & del Paso, G. A. R. (2009). Relationships between features of autonomic cardiovascular control and cognitive performance. Biological psychology, 81(2), 110-117.

心拍変動と課題成績の相関分析

#100daysOfAbstract

背景

心拍変動と認知の関係については古くから研究がなされてきた。この研究では安静状態の心拍指標と課題成績の関係を調べる。

方法

60人に対しtest d2という、視覚的注意に関係する課題をやってもらう。5分のベースライン測定後に課題を実施。血圧、心拍(RPI、RSA、MF power、BRS、RRI、Respiratory rate)について調べる。

結果

課題中の血圧上昇、RRIなどの低下が観測される。RSAが最も課題パフォーマンスとの回帰性が高い。

所感

休止状態でのRRIなどから課題パフォーマンスが予測できるということは、より良いパフォーマンスを発揮する人は生理状態からして違うということか。あるいは生理状態のコントロールすら上手いか。いずれにしよこの手法は自分の研究でも使える。
また、相関と回帰の違いについて復習になった。以下のURLが最もわかりやすかった。


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