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Macbookのセットアップにワクワクする

吾輩はおがくずにゃんこである。

慣れない口調で書き始めるのは、その方が味があるとなんとなく思ったからである。

さっそくの本題だが、初期設定というのはワクワクするプロセスである。

新しいPC、新しいスマホ、その他諸々のデバイスたち。
大枚はたいて買っちゃった、という興奮は混じっていると思うが設定をいじるだけでワクワクする。

話が逸れるが、何かを買って興奮するのは、獲物を捉えると興奮する脳の報酬系が現代にも残っているせいだとか。つまりショッピングというのは現代のハンティングなのである。


できれば毎日ワクワクしていたいが、いつの間にかそれらは存在して当たり前になってしまう。Macbookへの愛着だって、一週間経てば冷める。

最初の頃はもっと長かったかもしれない。私が初めてMacbookを使い始めたのは、大学に入学した頃だった。もう10年以上前の4月。おすすめの設定方法を頑張って検索して、自分なりの使い方を色々と模索した。当時はショートカットも満足に使えず、不慣れなSafariのブラウザをどうにかこうにか使っていた。できれば記憶を消去して、同じプロセスを味わいたい。

桜を見るだけで、初心を思い出せるはず

この記事では最近購入したMacbook Airを題材として、おすすめの初期設定プロセスを紹介する。単なるおすすめの設定項目だとか、おすすめのアプリだとかは大量の記事が存在する。「おすすめのアプリ◯選!」のような記事である。正直言って使い物にならないゴミが紹介されていたり、マイナーな用途でしか使わないアプリが掲載されていたりもするが、こういった具体的なアプリについてはあまり触れない


それではまず、開封の儀から。

箱がすでに素晴らしい。梱包を外し、箱を開け、PCを取り出すという作業が流れるように進むよう設計されている。

電源をつけ、手順通りにセットアップを進める。Wi-Fiのある家なら何の問題もなく設定は進むだろう。マニュアルがなくても何となくわかるというのは素晴らしい。

デスクトップが起動される部分までで重要なのは、言語設定くらいだろうか。時々英語を勉強するために設定を英語にする、という謎めいた人種を見かけるが、おそらく意識高い系の亜種だろう。そんなことをしても設定がわからなくて困ってしまうだけであり、英語力向上に貢献するのはせいぜい数単語である。その上デバイスによっては言語設定がローカライズに直結していることがあり、日本で使える機能に制限がかかってしまう場合もあり得る。高い意識を持ち込むのは勉強時間だけにするのが賢明だろう。

デスクトップが起動されれば、まずは設定をいじる。個人的にはカーソルの移動やキーボードの反応は早めに設定しておく。特にトラックパッドをタップするとクリックと同じ扱いにしておくのは欠かせない。なぜこれがデフォルトではオフなのか、理解し難い。

トラックパッドの設定状況

これは余談だが、カーソルの移動メカニズムはWindowsとMacで異なる。Windowsの場合は指を素早く動かしてもゆっくり動かしても、移動距離は変わらない。一方でMacの場合は速度によって移動距離が変わる仕様となっているため、移動距離が指の速度によって変わる。これは設定でどうしようもないので慣れるしかない。

他の設定項目として、バッテリー情報の表示や時計の表示、ディスプレイ辺りは欠かせない。言語設定についても、いまだにリアルタイムでの変換(ライブ変換)には慣れないので私はオフにしている。

あとは時間をかけてゆっくり設定すれば良いと思っている。アプリケーションランチャーを好きなように並べたり、ウィジェットを必要なものだけにしたり。こういったプロセスにすら楽しさを感じる。


おすすめのアプリについても3つだけ紹介したい。

まずはWindowsで標準搭載しているにも関わらず、Macには存在しない「コピー&ペースト」の履歴を保存するアプリだ。これに関してはClipy一択だと思う。他のアプリは有料だったり使い勝手が悪かったりで、結局使い物にならない。

次はウィンドウ整理に特化したBetter Snap Toolというアプリである。有料アプリだが、個人的にかなり重宝している。ブラウザやFinderなどでたくさんウィンドウを開いていると画面がややこしくなってくる。そんなときこのツールがあれば、ショートカットを使って簡単に整理整頓ができる。おすすめの設定はleft halfを「^+D」、right halfを「^+F」で登録しておくことである。「^」はcontrolキーである。

最後に紹介するのはGoogle Chromeである。拍子抜けするかもしれないが、デフォルトブラウザはやはりChromeが良い。Googleアカウントでブックマークを設定すれば、Androidデバイスとも同期できる。私はスマートフォンがAndroidのため必須なのだが、iPhoneユーザについては好みの問題になるかもしれない。

ちなみにおがくずにゃんこは、今この瞬間に何かが起こってスマホやPCが故障してしまっても、新しいデバイスを購入すれば何の支障もなく使える体制を整えている。データとして無くなったら困るのは写真くらいだが、これはGoogleドライブへ自動保存するようにしている。それ以外で必須のアプリといえばLINEやGmail、Notionなどだが、これらはアカウントにログインすればどこからでも使えるので問題ない。


最後に、デバイスというのはアップデートが定期的に走る。長らく触れていないと全然違う見た目になっていたり、全然項目が変わっていたりする。このような形で「馴染みがあるけれど、ちょっとだけ違う」というのは、以前ワクワクを言語化する記事で述べた「未知への感動と、既知への安堵」が混在する状況といえないだろうか。

今日もどこかで初期設定が行われている。願わくば、ワクワクとともに初期設定があらんことを。



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