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気になる記事2本【AfterShip/FigJam】

E-commerce tracking platform AfterShip raises $66M led by Tiger Global

2012年創業の EC 向けトラッキングツールの AfterShip は、リテンションのためのメールマーケティングをはじめとし、ショッピング体験のほぼ全ステップを網羅するデータ分析ツールを開発しています。

香港に本社を置くこの AfterShip が、シリーズB で6600万ドルを調達したと発表しました。

同社は2014年のシリーズA で100万ドルを調達しています。
共同創業者の Andrew Chan 氏によると、会社は創業以来利益を出し続けており、口コミとパートナーシップ(Shopify のような)により成長を続けているといいます。

同社は最近営業チームを組織し、直近の資金は営業とカスタマーサポートのスタッフの雇用のために用いられるようです。また、新しいプロダクトのローンチと、同社の顧客の約70%がいるアメリカでの拡大を予定しています。

EC 販売者は、同社のソフトウェアによって740以上の配達業者による荷物の配達をトラッキングすることができ、年間60億の配達を取り扱っています。

AfterShip のパートナー企業は約10,000社で、その中には Shopify やAmazon 、eBay など名だたる名前が連なります。

AfterShip のコアプロダクトは配達トラッキングプラットフォームですが、商品購入者用の返品・配達トラッキングアプリや、販売者向けのマーケティングツールも開発しています。

Figma introduces a whiteboard tool called FigJam

Figma は Web 上で共用できるホワイトボードデザインツール FigJam を密かに数年かけてローンチしました。

Figma の全体的なコンセプトには、デザイナーが効率的に協働するためのスペースを求めていたという背景があります。

そして昨年のリモートワークの普及が、同社がホワイトボードツールによってデザイナーの仕事のフロー全体に事業を拡大する要因となりました。

FigJam はデザイナーのみならず、デザイナーでないユーザーがブレインストーミングをするためにも利用できます。

同社は全てのプロダクトにボイスチャット機能を導入するようで、Figma を使っているユーザーと、FigJam でブレストしているユーザーが話す際、わざわざ別のアプリ(Zoom や Google Meet)を使わずに済むようになります。

ボイスチャット機能を自社で開発はしないようですが、協働するパートナー企業はまだ明かしていません。

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