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映画「ミュジコフィリア」

(ネタバレあります)
〜音楽ってなんだろう〜

映画「ミュジコフィリア」を観た。
https://musicophilia-film.com

音大の作曲科が舞台です。

HSP気質の私は、いろいろな登場人物に心を揺さぶられてしまい、鑑賞し終わった後もなんだかふらふらで、翌日はオフにしておくべきだったと少し後悔。
いつも行く場所への電車を乗り間違える。SUICAじゃないカードで改札を通り抜けようとする。胸がいっぱいでご飯の味がしない(そもそもお腹が空かない)。調性音楽にかなりの違和感を感じる。猫の鳴き声がいつもより大きく響いてくる。

そして、映画の中で使われていた音がずっと脳内に再生されている。でも、心底しあわせなので、しばらくは停止ボタンは押しません・笑。

この作品に曲をかきおろした作曲家の古後公隆さんは『人生最高に泣ける映画』とおっしゃっていた。私も泣いたけど、理由は自分ではよくわからなくて(涙が勝手にこぼれることはしょっしゅうあるから)。でも、悲しみではなく、喜びの涙なんだなと、そこだけはわかる。

音を感じられる喜び♪
それを使って遊べる喜び♪
だれかと音楽でコミュニケーションをとれることの喜び♪

っっっくぅーーーーーーー

改めて書いてみると
こんなに幸せなことはない...

絶望的になることや
苦しいこともあるけど、
でも、どうしても、その楽しさに引き戻されてしまうのです。

いろいろな音が溢れていて楽しいです。
いろいろな人がいて、ぐちゃっとしてておもしろいです。
ぶんぶん振り回す楽器、やりたくなります。風を切って自転車漕ぎたくなって、ピアノの弦にクリップを挟みたくなる衝動に駆られます。その時、”チェーン”もいいかもなって頭をよぎります。

専門家の淹れたお茶を飲みたくなり、日本庭園に足を運びたくなります。そして、水の流れる場所で両手を広げて大きく息を吸い込んでから、大好きな歌を思い切り歌いたくなります。

私は、大きな川に弦を張って、
じっと風が吹くのを一緒に待ってくれる
そういう人たちと一緒に生きていきたいなと思う。
その時に鳴り響いた音を一緒に聴いて、
きれいだね~って言いながら
自由に楽しくアンサンブルしていたいなって思う。

そして、そんな私に付き合ってくれる人たちに出会えて心から幸せだなと思う。
音楽を奏でることができて、
耳を傾けてくれる人がいて、本当にありがたいなと思う。

出会ってくれた人たち、いつもどうもありがとう。

京都は大好きな街。
来年には、行けるといいな。

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