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きっちりとした2024年指針を立てる前に、今、自分の中にある気持ちを出して整理する。

今年は、社会へ向けて実際に行動を起こしていくことが増えると思う。

2020年、イギリスに留学中、コロナが来て、全てを一度手放しリセットすることにした。

2021年、何もない中で自分の考えから生まれるもの100%を表現したいと思って、スタートを切った。概念的な部分がすごく多くて、周りの人に理解してもらえない苦しさと戦いながら過ごした。

2022年、たくさん考えて、行動に出しては引き戻して、少しずつアイデアを固めていった。

2023年、ようやく社団法人を立ち上げて、土台を作ることができた。その土台の上で何を打ち出していくのか、模索する期間となった。

2024年は、2023年に経験できたことを活かして、さらに一段階チャレンジしていく、社会へ打ち出していくことが増えてくると思う。

自分のアイデアで社会に働きかけるには、精神的に強くないと難しい。周りに理解されなかったらどうしよう。認められなかったらどうしよう。そんな不安の中で、「自分は自分」と言い切れる強さをどこまで持っているか。一時的にうまくいかなくても、仲間が減ったとしても、自分の信じることを中長期的に継続することができるか。

この約3年間の時間は、これからの自分にとって必要だったと感じている。当時の自分は、社会的なキャリアを積み上げていくことを頑張りすぎた結果、自分自身を見失ってしまった。成功するためのプレッシャーを感じすぎて、心から充実感を感じられていなかった。

自分が自分であり続けた上で、心が満たされた上で、社会での成功を目指す。当時の自分では、社会で積み上げたものに対して、精神的な部分が追いついていなかった。もっと高いところに行くには、一度リセットする必要があったし、再出発するために自分の内側と向き合う必要があった。

自分の思いとアイデアを固めていくため、自分の気持ちに100%耳を傾けることを優先してきた結果、周りの人たちや社会と距離ができてしまった。自分に厳しく、そして周りの人にも厳しくあたってしまい、それが苦しく、申し訳なさを感じた。

でも、自分の中で絶対に後悔したくないという気持ちや、同じ失敗を繰り返したくないという気持ちで、今日まで進んできた。厳しさを貫いてきた。本当に色んなものを犠牲にして、手放して、人生の中で今回のような期間を過ごすことは恐らくないんじゃないかと思うくらい、自分にとって大きな転機だった。コロナだったから、イギリスにいたから、キャリアで行き詰まったから。色々なタイミングが重なって、自分の中で一度立ち止まることになった。

それだけ多くのものを手放して、社会と距離を置いて「ちっぽけな自分」を感じながら、それでも自分の中に残ったものは、自分にとって本当に必要なものだと感じることができた。これだけ自分の世界を閉じて、それでも築いてこれた人間関係は、本物だと信じることができた。

私はこれから、この期間に見つけたものと一緒に生きていく。これから社会に出て、色んな考え方に触れて、自分が飲み込まれそうになっても、「自分は自分」ときっと思えると思う。社会のプレッシャーに押しつぶされそうになっても、苦しくなっても、自分に優しい言葉をかけてあげられると思う。

今年も、自分が正しいと思うことを信じて、進み続けたい。辛いと感じることがあっても、「それで良いんだよ」と声をかけながら、それでも逃げずに新しい一歩を踏み出していきたい。新しい出会いの中で刺激を受けて、経験と成長をしていきたい。目の前のことに向き合い、努力し、達成感を味わっていきたい。

この模索期間を経て、自分は別人になったわけではない。あの時社会で一生懸命に頑張っていたように、これからも色んな課題に挑んでいく。でも、今の自分は当時の自分よりも精神面で強くなれたと思う。何が自分にとって1番大切で、見失わずにいるべきか、心でしっかり捉えられていると思う。

今年、新しい世界を見るため、自分自身がその世界を作るんだという思いで過ごしていきたい。そして、今年新しく取り組めたことが来年に繋がっていくように、1つ1つ意図を持って、行動にしていきたい。

2024年が、長く充実した人生に繋がっていくために。







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