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【企画メシ4期#3】心がつい動いてしまう熱量に触れた日【観光の企画】

こんなにバランスの取れた公務員がいるのか…!
と、公務員のイメージがアップデートされた日。

企画メシ第3講は、観光の企画。
講師は「日本一飲みまくっている公務員」こと
総務省在籍・神奈川県庁出向中および「よんなな会」主催の脇雅昭さんだ。

企画メシとは、電通のコピーライターの阿部広太郎さんが主催する企画講座です。詳細はこちら !
CareerHackさんにも、本講座のレポート記事が掲載されています!

(kanagawaと検索すると、富岳三十六景がヒットする。英語だとgreat wace of Kanagawa だから)

論理より価値観

行政も民間も、誰かのハッピーを考えているのは同じ。
ただ、今の公務員は課題を考える力や、行政と人を結びつける力がもっと必要だと感じ、よんなな会を始めたそうだ。

公務員は特に、誰に詰められても大丈夫なようにと論理で武装することばかり考えてしまいがちだが、誰かのハッピーのためには、論理ではなく価値観を大事にしなければならない。
そのため、どうすれば自分の価値観をブラッシュアップできるかを考えながら仕事をするようにしているそうだ。

よんなな会も公務員の価値観をアップデートする場として
単なるイベントではなく、コミュニティであることを重視しているという。

脇さんは、話していることは論理的だが、佇まいがとにかく熱い。伝わってくる熱量に最初から圧倒されっぱなし!ついひきょせられてしまう。

それに加えて、名言ソムリエ。
「論理じゃなくて価値観」とか、
「イベントやってても仕方ないからコミュニティを意識している」とか、
「課題があると友達が増えるから、課題大好き!」とか
「チーフ・ワクワク・オフィサーっていうワクワクするかどうかだけを考えるポジションを作りたいと思ってて」とか
もう、さりげなく言う言葉が端から光っていた。

課題

今回の課題はこちら。

観光展などを立ち上げ大量にお金をかけプロモーションをすればある程度、人が集まります。
しかし、お金をなるべくつかわずに、神奈川県に人を呼ぶために何ができるかを考えてください。ここでいうお金とは税金のことです。
税金を使わずに、企業などから協賛金を募るのはOKです。その場合は、企業からいただける理由も教えてください。

私の場合、地方が観光立国になるためには、何かの特区になるしか無いという思考で

・マリファナを合法に
・顔認証決済を必須に
・その県にある企業はリモートワーク必須
・ガソリンスタンド並みにDJスポットを作って、どこでもDJできるDJシティ
などを考えていた。

特区を見に行くことがエンタメになって、人も増えるのではと考えたのだ。

観光って、何?

講義の中で、脇さんは
観光とは、人の心を動かすこと。だから、あらゆるものとクロスが可能
だから、観光といえど、人ってなんで動くんだっけ?ということを考えることが、観光の企画になると教えてくれた。

観光の顔をして、訪日教育旅行
観光の顔をして、バリアフリー促進
観光の顔をして、林業促進(フォレストアドベンチャー)

など、色んなアプローチがある。

私のアイディアは、誰をどのように巻き込んで実行したいか、そして
なぜ自分がこれをやりたいか(自分の価値観)が欠けていた。

旅先で偶発的に出会う風景や人、初対面のもどかしいコミュニケーションが私は好きだ。だから、私も観光に対する人の価値観をアップデートするための仕掛けを考えられたら良かったと思う。

企画生の中に、そこにアプローチしたすごく素敵な企画があって、
悔しかった。

企画メシは、毎回悔しいっ。

最後までお読みいただきありがとうございます。
自分の振り返りのために、少しずつ講義メモを更新しています。
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#1 見えないけど、見える。景色を見せてくれる言葉。【言葉の企画】
#2 数は洗練を産む。ただし思考の痕跡を残した時だけ。【観察の企画】
#3 心がつい動いてしまう熱量に触れた日【観光の企画】
#4 あなたの好きなものを理解したい【編集の企画】
#5 人間には誤読の自由がある【コンテクストの企画】
#6 会社員こそ自分の色を出していく【テレビの企画】
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どの講師の方も素敵です!