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【ZENBI KAGIZAEN ART MUSEUM】

2021年4月28日水曜日のStand.FMと連動記事です。

【ZENBI KAGIZAEN ART MUSEUM】について。

2回目の緊急事態宣言後、梅の花が咲く頃。京都・祇園にある鍵善美術館へ行ってきました。

2021年1月8日に開館して以来、なかなか満足に開館ができない冬を過ごされていますが、長い年月を旅している作品は、どこか落ち着いています。

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静かに佇む。(館内は撮影OKです)

現在、6月までの会期で
鍵善を語る上で絶対に必要な、黒田辰秋さんの作品を展示されています。

京都市祇園生まれの漆芸家で木工家。
1970年(昭和45年)4月25日には、重要無形文化財「木工芸」保持者(いわゆる人間国宝)認定。

黒田さんは、1904年9月21日 生まれで、 1982年6月4日 に旅立たれています。

僕自身が、一時期、陶芸や京都の民藝運動に興味をいだいて、沢山の美術館を見て回ったことがあります。なかでも、この黒田辰秋さんの作品や、写真で見る佇まいに惚れ込んでしまいました。以来、情報のアンテナを立てているわけです。


黒田辰秋さん作品の、よいところは、今も街の中に活きているものがある、という点でしょうか。

有名な場所としては「進々堂京大北門前」大きなテーブルがそれです。
ご本人曰く

「200年は持つ。存分に使ってください」


とのこと。

そんな方の作品が大小様々残されていて、そのほんの一部が、鍵善美術館にあります。

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母体でもある、鍵善良房(かぎぜんよしふさ) 四条本店は、祇園の北側にある甘味処です。

その当主と、ご縁があった黒田さんが、たくさんのものを作ってあげたという経緯

今回の美術館は、そんな鍵善より、少し南の閑静な住宅街にあります。

2階建ての、とても美しい建築。そして、光の使い方も素晴らしくて
季節ごとの植栽の変化も含めて、いつ再訪しても楽しむことができる構造になっているのが、さすが!としか言えません。

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会期は6/27まで


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そして、7/6からは、次の展示で山口晃さんという、こちらもまた僕の大好きな、現代を表現する美術作家さんの展示が始まるようです。


なかなか、行動制限が続く日々ですが、それぞれの会期は長いです。のんびりと、京都を訪れる時間を作れるようになるといいですね。

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また会いに行くよ。



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