見出し画像

Tanicushion®️(たにくっしょん®️)という室内緑化プロダクトについて

どうも鎌田です。今週は大企業様のデザイン研究所で自分の研究や活動についてのプレゼンをする機会があったり、Tanicushion®️の新しい企画のための打ち合わせがあったり、進行中の大企業様のオフィスでの研究のためのアレコレがあったり。研究室でボスと話を詰めたり。2月末提出締切のレポートがあったり。あぁ!あと3月頭のピッチイベントの資料や登壇のための資料作らなきゃいけないんだった!!ぎゃー。というのが日常。

こんな風に頭の中が多方面に常に忙しい状態は、去年4月に約10年のブランクを経て大学院の博士課程へ進学したことによって、昨年から格段に増しており。もともと頭の中が騒がしいタイプなのに、これでは脳が休まる間がないなぁ困ったと思っているところ。気持ちを落ち着けるために、山に行かなくては。なんたって私は自然や植物が人に与える効果について、研究をしているのだから。

●そもそもTanicushion®️(たにくっしょん®️)とは

私は2015年8月に、Tanicushon®️という空間緑化ツールを世に送り出した。それは"多肉植物 × クッション = たにくっしょん®️" という、なんとも絶妙なネーミングセンスと、1度見たら忘れられないような多肉植物のもつ独特で、ユニークで、不思議と規則的だったりする形をリアルに再現した可愛い可愛いプロダクトなのだけど↓↓↓ 

ちょうど多肉植物ブーム(厳密には分からないのだけど2010頃からと書いてある記事があったのでそれくらい)で、サボテンや多肉植物がいろんなところで取り上げられて、今はもう定番化したライフスタイルショップ(これはいつ頃からだろう2012年頃とか?)におしゃれーな感じに多肉植物が並ぶようになってから、私はずっと不満だった。だってサボテンとか多肉植物が百貨店やデパートとか窓もない完全室内型テナントのライフスタイルショップの中に置かれてたら、完全に日光不足で徒長するではないかと。【徒長】に関しては、植物好きはみんな大好きなLOVEGREENさんが初心者にも分かりやすく説明してくれているので、こちらを貼っておこうと思う。

私は植物に関してはしつこいので、まだまだ徒長というワードを引きずるけど。「徒長」は農学系だった私にとっては、授業等で嫌という程耳にしたワードである。研究室でも。でも、一般の人はそんな植物の勉強なんてしないのが普通だから仕方ないのだけど、でも何が悲しいかって、「育てているサボテンが成長したー!」って言ってたり、SNSにアップしてたりする人の大半が、『それ徒長だよ』状態だからである。分かりやすいのは玉サボテンとか柱サボテンだけれども、中心にある成長点部分からヒョローンってしちゃっているやつ。それ、徒長ですから。いきなりまん丸だったサボテンが真ん中だけ長く伸びるって、おかしいと思わない時点で植物をちゃんと観察できていないよ!まずは観察だよ!

●サボテン水不要説を信じてはいけないし、私サボテンすら枯らしちゃってーは聞き飽きた

あとは園芸業界が流布した(違うの?だれ?)『サボテン水不要説』、もう流石にこの時代に信じている人はいないと思うのだけど、大嘘ですから。多肉植物、サボテンは砂漠や荒野のような環境に適応するために葉っぱを多肉化させ水を保持できるように、そして蒸散を防ぐために表面積を少なく(その結果が球形)、高度に進化した植物。体内の組織に水を保持する能力は高いけれど、水がないといずれ枯れるだけ。水というメディアを利用して生きている生物という点で、私たちは共通なのである。育て方の話をしようと思うとどんどん話が長くなってしまうので割愛するけれど、基本は屋外の風通しが良く、日光がよくあたる場所に置き、春〜秋は水は数日おきにあげる、といいかと。冬は凍結の恐れがあるので暖かい場所(日の当たる室内かできれば簡易でいいのでビニルハウスがおすすめ)に置いて水やりはグッと控えめに。日本の気候は四季があって、年間通しての温度差が激しいし、日本で暮らすサボテンさんには大変だろうなと同情してしまうのだけど。

これだけで、「私、サボテンすら枯らしちゃうんですー」という、もう聞き飽きたよ。私、それ聞き飽きましたよ。なセリフを聞かずに済むのではないか。そうであってほしい。本当にもう聞きたくない。

なんなの、植物の話題が出たら、そのセリフを言うとモテるとの定説でもあるのかな?

また話が逸れて申し訳ないと思いつつ。全然書ききれないのだけれども、多肉植物に関しては、特にきちんと情報を提供するというか、啓蒙活動が必要だなと常々思っていて。もちろんTanicushion®︎のメッセージが全員に伝わって、多肉植物が室内に置かれることがゼロになるなんて思っていないのだけれど、少しでも誰かが正しい知識を持ってくれたり、もっと知りたくなって、調べるきっかけになれるのなら。Tanicushion®︎ってお役目が大きいよなーと、そう強く願っていたりするのです。

●だからこそTanicushion®️(たにくっしょん®️)は可愛くてキャッチーな見た目でありたい

というのを次で書きたいと思います。。。


ご覧いただきありがとうございます!いただいたサポートは、今後のnoteに生かすための経験や、より良いプロダクトを生みだすため、研究のために使わせていただきます。