見出し画像

フリーランス 引っ越し時の手続きまとめ


こんにちは、こまみです。
フリーランス2年目。そろそろ仕事環境を整えたいなあという気持ちと、自分のお気に入りのもので暮らしたいなあという2つの想いからついに実家を出てひとり暮らしをはじめました。

そもそも引っ越しがはじめてだった私が直面したのが「フリーランスって役所手続き何が必要なの!?!?」という疑問。

「フリーランス 引っ越し 手続き」とGoogle先生にたずねてみるものの、パッと見つかるサイトは情報の欠如が見られていて、「書類1枚でOK!」と言っていたり特定の部分のみへの言及で、網羅されている情報がありませんでした。

先に結論だけいうと、
・個人事業主として普通の手続きと別に提出しなくてはいけない書面は【2枚】。関係税務署は2ヶ所。
・その他、必要だと思う手続きは転出入届時に職員さんに声掛けすればOK

とそこまで煩わしくはありません。が、情報がまとまっていないので調べるのに時間を要しました。

自分が手続きをしながら役所の方に聞いても縦割りなこともあり、1ヶ所では疑問が解決されませんでした。

と、いうことでせっかく手続きを済ませたので、私がその「必要な手続き」をお伝えします!

注意事項
・私は東京23区民なので、違う県や市区町村では手続き内容が異なる可能性もあると思います。他市区町村の状況を全て把握した状態で書くことはできないので、23区民として書きます。置き換えてご確認ください。
・「自宅兼事務所」の個人事業主が対象です。事務所が自宅と別の場合は対応が異なると思いますのでご了承ください。
・すでに個人事業主開業届を出されている方が読むと想定し書きますので、個人事業主であれば知っているであろうことの細かい説明は省きます。
・誰の引っ越しでも必要な「ガス開通」みたいなのは省きます。


①転出届(一緒に国民健康保険の資格喪主手続き)

転居届は引っ越しして居住(市)区(町村)が変わる場合は、転出届を提出する必要があります。

これは「今、自分が居住している区の区民事務所」で手続きします。

提出する書類
転出届
提出場所
区民事務所・区役所
持ち物
身分証明書・国民健康保険証(・印鑑)
受け取るもの
転出証明書
提出期間
転居する1週間前〜当日(過ぎても対応はしてもらえます)

転出証明書は、引っ越し後必要になるので無くさないでくださいね〜

そしてここで一緒に「国民健康保険」の切り替えを行いましょう。
企業に属していない方は社会保険ではなく国保に加入していると思いますが、これは区にお金を払っているので区民事務所で手続き可能です。

必要なものは
①今現在使用している国民健康保険証
②職員さんへ「国民健康保険なのですが」というお声がけ

のみです。声をかけると、保険証の有効期限を引っ越し前日までに切り替えてくれます。残額支払いについてもその場で聞いてください。支払い方法が最終月だけ変更になる可能性があります。(私は世帯主の父から保険料が引き落とされますと言われて混乱しましたがとりあえず残りの払う金額を確認しましょう。)

あとは後述する転入届提出時に同じく声掛けをすれば、新しい居住区で国民健康保険証を発行してもらえます。

また、転出届を提出すれば、国民年金についても自動で切り替わるそうなので、別途ので手続きは不要です。


②納税地の異動に関する届出書

はい、個人事業主特有の提出書面です。

こちらは所得税の納税地を変更する手続きです。確定申告をする方は超重要です。

提出する書類
納税地の異動に関する届出書
ここからダウンロード→ https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/07.pdf
提出場所
今住んでいる区の税務署
持ち物
身分証明書・マイナンバーカード(または通知カード)・提出書類・印鑑
受け取るもの
納税地の異動に関する届出書の控え
提出期間
転居前(後でも平気そうだけど「遅延なく」手続きしてくださいとのこと)

ここはこの1枚を提出すれば、開業届を出した時の事務所住所や確定申告の提出地(=納税地)を自動で変更してくれるとのことでした。

ただ、ここで要注意なのですが、納税地の異動に関する届出書を提出すると、その後提出する確定申告は「引っ越し後の区税務署に提出」となります。

ややこしいので例にします。

2018年度(2018/1~12)の確定申告
2019/1/1〜2019/3/15(提出締切)までに引っ越した場合

1/1〜2/18までに引っ越した場合
引っ越し先の区税務署
2/18〜3/15に引っ越した場合
→引っ越しに確定申告を提出する場合は現在居住の区税務署
 引っ越しに確定申告を提出する場合は引っ越し先の区税務署

ということで、引っ越し日と確定申告の提出状況によって提出税務署が異なるのでご注意ください。

職員の方に聞けば教えてくれるので ①書面に書き漏れがないか ②確定申告の提出場所はどこか が不安だったら聞いてみてください。


③個人事業税 事業開始等申告書

こちらも個人事業主特有のものですね。
個人事業税は"売上-経費=290万円以上"になると発生してきます。開業の時にも提出している書面ですが、(旧)の部分に引っ越し前住所、(新)の部分に引っ越し後の住所を書いて提出します。

提出する書類
個人事業税 事業開始等申告書(個人事業税)
ここからダウンロード→ http://www.tax.metro.tokyo.jp/shomei/03-a.pdf
提出場所
今住んでいる都道府県の都税事務所
持ち物
身分証明書・提出書類
受け取るもの
個人事業税 事業開始等申告書(個人事業税)の控え(任意)
提出期間
転居前(後でも平気そうだけど「遅延なく」手続きしてくださいとのこと)

引っ越し前の住所での管轄都税事務所にご提出ください。提出書面に印鑑を押したもののコピーを控えとしてもらえるので、念の為受け取っておきましょう〜

※区も都も税務署の管轄地域は公式のサイトで検索できます


④転入届 (一緒に国民健康保険の資格取得手続き)

転出届と同様ですね。

提出する書類
転入届
提出場所
区民事務所・区役所
持ち物
身分証明書・転出証明書(・印鑑)
受け取るもの
新しい国民健康保険証
提出期間
転居後14日以内

転出届提出の際に受け取った、転出証明書を持って行ってください。

その時一緒に国民健康保険の申請をすると、新しく国保に入れます。この手続きが転居から遅れれば遅れるほど、保険に加入していない期間が伸びるので、いざ風邪ひいた、急に倒れた、などした際に困るので早めに行っておきましょう。


***

フリーランスに必要な「特別な」役所手続きは以上です。(ちなみに印鑑は私はほとんど使用しませんでしたが、書面に書き損じがあった場合その場で描き直せるように持っておくと慌てずに済みます。笑(経験済))

その他、郵便局での転送サービス(1年間、前住所で送られているものを新住所に転送してくれるサービス)や、クレジットカード等登録サービスの住所変更、請求書に記載する住所の変更など、細かな手続きも合わせて行います。


ややこしいかな、、、と思っていましたが、案外難なくクリアしました。ただ移動時間を取られるので、「役所回りをする」というスケジュールを引っ越し1週間〜前日までに入れておくとベストだと思います。


私も初めての経験で、もしかしたら抜けていることや認識が違うところがあるかもしれません。もしご指摘があればご連絡いただけますと幸いです。

参考になれば嬉しいです^^

読んでくださりありがとうございます♡ いただいたサポートは新しい企画やチャレンジの支えになります!