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コミケって漫画とコスプレ、って私も思っていました

新年が明けて10日が過ぎましたが、年末に行ってきた、とある場所についての話です。

とある、といってもタイトルでネタバレしていますが。

そう、コミケ(正式名称 :コミックマーケット)です。
人の頭がたくさん見えるのは、入場までに並ぶからです。来場者数は3日間で57万人とのこと。平成最後だから増えたのもあったようですが、なかなかすごい数ですよね。(ちなみに2018年フジロックフェスティバルが3日間13万人ぐらい)
私は50分ぐらい並びました。寒さ対策を万全にした上に今年はあまり寒くなかったので、余裕でした。

さて、最近はニュースにも登場するので(そりゃ57万人も来れば…)全く知らない方は少ないと思うのですが、おそらく多くの方のイメージは、漫画とコスプレ ではないでしょうか。

それはもちろん合っていて、館内では長いテーブルに個人が創作したマンガやたくさん並べられ、広場は多種多様なコスプレをした人たちと撮影する人たちであふれています。
そちらもとても楽しいのですが、今回は、それとは少し違う、こんなのもあるんですよ、というのを紹介したいと思います。

左上から時計回りに、それぞれの本のテーマ
・青い食べ物
・鳥の形をしたお菓子
・文房具(今回の特集は「書くしあわせ」)
・オタク系女性の生態、インタビュー(今回の特集は「卒業」)
・簡単に作れる家ごはんレシピ
・テレビADの仕事と日常(漫画)
・カルボナーラ食べ歩き

これらはどれも、今回のコミケで私が購入したものです。
すべて、個人(またはグループ)が、「一般の本屋流通を通さずに」売っているものです。「 」だけが条件で、内容は(法律に触れなければ基本的には)なんでもいいんです。
私が買ったのは、ごく一部。他にも、旅行記、闘病記、法律ハウツー、政治論、仕事論、宇宙理論、デザイン、写真集……本当になんでも。レシピ集や食べ歩き系はとても多くて、全部見て歩くのも大変でした(笑)

プロ顔負けの人がいる!と思うと、プロだったりします。プロの参加は制限されていないので、実際に活動されている作家の方でも一般流通している本を売らなければ問題なしです。

写真右上の「悪友」シリーズは、まとめた内容のものが一般流通でも販売されています。

話が少し逸れましたが、どの本も装丁がきれいだと思いませんか。今回の写真にはないのですが、単行本のような見た目のものも多くあります。
自費出版なのに…?! と最初は驚きました。でも、調べてみて納得しました。
多くの印刷会社さんが、こういうコミケなどで出版する人に向けた、BtoC事業をされています。ほぼそちら専門の会社もあります。それほど大きな市場があるということです。
(BtoBと違って、データ確認作業などを簡素化して工数を減らし、コスト削減しているところが多いようです)

アマチュアが趣味で「作ること」をここまで本格的に楽しんでいる、そんな人たちが大勢いるというのは、とても面白いし、すてきなことだと思います。
私は夏・冬と、行けるときは毎回参加しているのですが、そういう「熱」を感じることを楽しんでいるところがあります。

漫画とコスプレ、と思っていた方は、少しイメージが変わったのではないでしょうか? といっても、多くは漫画とコスプレが占めているのも確かです。そちらの話もいつか書きたいです。

そして、私が今日書いたことも、コミケのほんの一部です。

〜〜〜

今年もよろしくお願いします!
昨年よりも、気楽に、いろいろなことを書いていきたいです。





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