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1on1メンターは何をすべきか?より良い時間にするために大事なこと

RELATIONSで組織改善コンサルタントをしている飯岡(@mikio_iioka)といいます。普段は、クライアントの組織課題をヒアリングして解決策を提案したり、ワークショップの講師をしたり、全方位で伴走しながらクライアントの組織改善を支援しています。

最近は1on1ミーティング(1on1マネジメント。以下1on1)を社内導入するクライアントが増えてきました。そのための導入運用支援や、初めて1on1をやる方向けのワークショップなどをしているのですが、その中でメンターの方々から「良い1on1にするにはどうしたらいいですか?」と聞かれることがよくあります。あるいは「自分の1on1はこれでいいんでしょうか?」といった相談をされるケースもあります。

結論から言うと自分は、メンティにとって1on1が「考える時間」になっていればいいと思います。なので、先程のような質問を受けたら「メンティを考えさせてください」と話すようにしています。

1on1の目的

1on1をやる1番の目的はメンティの成長支援になります。
ペアによっては「何でも話しやすい関係になるため」「現状の業務課題を把握するため」などいろんな目的もあるのですが、自分は、それらは全てメンティの成長を支援するという目的に至るためにやるものだと思うんですよね。

そして1on1で成長を支援するために、メンティが「考えること」をサポートするのが、メンターのやるべきことなんじゃないかなと思っています。

メンティが、知識や経験を材料に、考えることで、教訓として学習する。あるいは考えることで仮説を導き出し、今後の行動に結びつける。いわゆるデービット・コルブの「経験学習サイクル」ですね。

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1on1がこの定期的な「考える時間」になるように、メンターが場作りしていくことが大事だと思います。

自分が「考える」ときを思い返してみる

人はどんなときにどのように考えるでしょうか。ご自身を振り返ってみるとヒントがあるかもしれません。

【ケース1】
こんな経験ないでしょうか?誰かと飲みに行き、自分が悩んでいたことや思っていたことをあれこれ話しているうちに、考えが整理されてスッキリした。そして、これからどうしたらいいかわかった…みたいな経験。

これって、何で考えが整理されるのかというと、話している相手にわかってほしいので、いい説明をしようとものすごい勢いで考えながら話しているんだと思うんですよね。

そうすると「ああ、自分はこういうことを言いたかったんだ」とか「こういう順序で思考していたんだ」みたいなことが整理されるんじゃないかと思うんです。「考えが整理された」と言いますが、実態は自分の考えの中で不明瞭だったり考え抜かれていなかったりした箇所を考えたとも言えると思います。

ちなみに、こういうときって話をしている相手にはどういう態度でいてほしいでしょうか?基本的には「うんうん」「なるほど」と聞き役になってもらいつつ、ときどきでいいので矛盾しているところなんかを突っ込んでくらたらいいなと思いませんか?1on1に置き換えてみてもメンターに対して同じことが言えるかもしれません。

【ケース2】
考え事をするときはどうでしょうか?じっくり静かに考え込むんじゃないでしょうか。人によってはぶつぶつ独り言を言いながら考える方もいるかもしれません。

そんなときに横から「こうしたらいいんじゃないか?」「それは違うよね」「自分はこう思う」と次々意見を言ってくる人がいたらどうでしょう?なかなか考えがまとまらないのではないでしょうか?「ちょっと静かにしてて!」なんて言いたくなるかもしれません。

1on1も同じだと思います。メンターをやると、ついつい話したり自分の持論を展開してしまうことがあるんですが、メンティからすると「ちょっと静かにしてて!」と言いたいかもしれません。まあ、そこまで思わないにしても「メンターが話しているから、とりあえず話していることを聞こう」というマインドになるのではないのでしょうか。そんな場面が多ければ多いほど、せっかくのメンティの考える時間がどんどん減っていることも忘れてはいけないと思います。

だからこそ、メンターがするのは「傾聴」

2つ例をあげてみましたが、これらを気に留めながらメンターとして1on1に臨んでみてはどうでしょうか。よく1on1ではじっくり聞くこと、「傾聴」が大事だと言われます。1on1はメンティのための時間ですが、自分はメンティが考えることに集中できるようにすると、おのずとメンターが主としてする行為は「聴くこと」になるのではと思っています。

もちろん、ここでの「聴く」は傾聴のことです。メンター自身の好き嫌いや善悪の評価を一切排除し、メンティの考えや思いをなぞりながら、同意したり、促したりなど、リアクション込みで、文字通り耳を傾け熱心に聴いていきます。

その際、話しながら自分の考えを整理できた経験を思い出しながら、今度はメンティが考えを整理するのを支援してみましょう。メンティの頭の中にある言葉を発言してもらい、それを上手に並べるところを手伝うイメージです。場合によっては紙に書きながら目に見える形で図解するのも1つだと思います。

そして、沈黙が訪れても静かに待ってみましょう。沈黙が苦手でつい話してしまう方もいます(実は自分もなのですが…)。でも、その時間はまさに相手が「考えている」時間かもしれません。あるいは「考え始めよう」と助走している時間かもしれません。弊社ではこの沈黙を「ゴールデンタイム」なんて呼ぶメンバーもいます。勇気を持ってじっくり待ちましょう。

1on1の目的はメンティの成長支援です。そのためにメンティにとって考える時間になっていれば、自分は素晴らしい1on1なんじゃないかと思っています。

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飯岡幹雄

数名のチームから数百名以上の組織を改善するコンサルタント。ついでに組織デザインに運用設計、コーチにメンターにときどきスクラムマスターまで組織を良くするためなら何でも。日本全国あちこちに行ってます。RELATIONS株式会社

RELATIONSのまんま

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