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起業は欲望に純粋になった途端成功する。(わたしの体験談)

こんにちは、カイダです。
起業戦績は2勝2敗でいまのところイーブンです。

起業家からフリーランスとして新たな働き方に挑戦したばかりで、何一つ身になっていないフリーランスの新参者ですが、起業家から卒業したことで見えてきたことがいくつかあったので、今回はそのことについて綴ってみます。

ということでこんなツイートを…

起業に欲望は大事っていう普通の話です。

■起業動機を隠しちゃう起業家って意外に多くない?

ツイートでも書いたように私の場合、欲望にフィルターをかけて起業を始めちゃうと、全部確実に失敗してるんですよね。

失敗経験のある起業家さんだったら、結構頷く人いるんじゃないかな?
意外に起業の動機を隠しちゃう起業家って多いなって感じるんですよね。

ということで、まずは私の2勝2敗の起業内容を簡単にご紹介。

①患者の権利が正当に行使されるための医療契約コンサルティング事業
②手作り愛犬食『博多わんこのごはん』犬用冷凍食品通信販売事業
③難病者専用の療養と労働を両立できるコワーキングスペース事業
④間借りと食を付加した『博多言論BAR』コミュニティサロン事業

以上4つが事業内訳です。 
ちなみにすべて個人事業で挑戦しています。

①②が成功で③が完全失敗、④は今のところ成功とまでは言えない状況であるため、失敗の分類に入れてます。

上記4つの事業内容を簡単に紹介しながら、うまくいったりいかなかったりしたエピソードを綴っていきます。

■2戦2勝というけど、どの事業も最初は失敗からスタート

上記4事業以外にもいくつか細々と色んなことに手を出してはいるんですが、どの事業もはじまりは失敗だらけだったと思います。

唯一、失敗の実感がなかったのが①医療契約コンサルティング事業でした。
この事業は私の欲望そのものが具現化した事業だったので、トントン拍子に事業が安定していきました。

①医療契約コンサルティング事業の具体的事業内容は、医療者(医師等)と医療消費者(患者やそのご家族)の医療契約(インフォームド・コンセント)が適切に結ばれているかをコンサルするビジネスで、簡単に言うと患者が患者の意思や社会的背景に基づき、責任を持って医療内容を選択できているか?をチェックするお仕事です。

元々、患者として医療機関や医療者と関わる期間が長く、医療者優位なコミュケーションのありように疑問や不満を持っていたことから、まずは自分の意思決定を誰にも邪魔されることなく行使できるよう行動したのがきっかけで、それが口コミとして広がり無償で医療契約に悩む患者さんのお手伝いさせていただく中で、必要に迫られ事業化していったという経緯です。

まさにこの事業は私の欲望そのものでした。
医療機関や医療者への不信感と、患者の不利益を解消したいという欲望。

言いたくても言えない患者。
言ってもわからない患者に対等なコミュケーションを用いない一部医療者。

この間に生じる不利益解消の需要は今もなお広く存在しています。
ビジネスとして成功したのは必然でした。

………………

次に②手作り愛犬食『博多わんこのごはん』犬用冷凍食品通信販売事業ですが、これも私の二度と後悔したくないという欲望のままに起業しました。

この事業は家族の一員であった愛犬が13歳で亡くなったことがきっかけで、愛犬亡き後にああしてあげればよかった、こうしてあげればよかったの後悔が積もり積もる中、愛犬の食の重要性に気付き起業に結びつきました。

起業の経緯をSNSやブログ等で半年以上前から事前に情報公開し、事業として成立していく姿を見て頂くことで、日増しに応援の声が大きくなっていったこともあり、販売開始と同時にご注文をいただく好スタートとなりましたが、同時にすべてのご家庭の愛犬に健康で長生きしてもらいたい私の想い(欲望)と、それを願うご家族(飼い主)の皆様との想いの共感が実を結んだのだと実感しています。

途中、私の持病再発により事業継続や安定に紆余曲折はありましたが、固定のご利用者様にいつもいつも救われ、続けていくことができました。

■かっこつけて欲望を隠した結果の失敗

③難病者専用の療養と労働を両立できるコワーキングスペース事業これは完全に失敗しました。しかも、これまでにいくつも事業経験を積んだうえでの大失敗です。目も当てられません。

博多から大分県竹田市に拠点を移して始めた当事業、動機(欲望)は療養環境抜群の大分竹田の地で、難病を抱える人でも療養をしながら自分らしく働ける環境をつくる!!

だったのですが…本当の動機(欲望)は地域活性の旗手になりたい。

が、正確だったのでしょう。
難病を抱える人でも療養をしながら自分らしく働ける環境作りに嘘偽りはありませんでしたが、それは地域を面白くしていくためのツールであって、動機(欲望)そのものではなかったのだと思います。

実際、難病を抱える人でも療養をしながら自分らしく働ける環境作りが真の動機(欲望)となった今は、ハードではなくいかにソフト面を充実させるかが重要だということに気づき、それこそ自分自身が実践して証明する必要があるということで、フリーランスに働き方を変えしました。

この欲望は真の欲望であると確信できていますので、これから成功へと繋げ欲望こそ成功の道しるべの実例をまた1つ作っていこうと考えています。

■最後に

④間借りと食を付加した『博多言論BAR』コミュニティサロン事業については、元より収益化を狙っていない好き勝手に酒と言論を交わすただの集まりがいつの間にか大きくなり、コミュニティ規模の拡大と会員制機能を備えた事業体へと舵を切っている段階にあります。

もう少し具体的に言うと、いくつかの知り合いの飲食店の深夜帯をローテーションで間借りさせていただき、気の合う仲間がそれぞれ仲間を呼び、厨房を借りて持ち寄った食材で好きに調理し酒と言論を交わすコミュニティがはじまりでした。

現状『好き勝手に酒と言論を交わすコミュニティをつくって楽しむ』という欲望が叶っているため、個人的には事業化に興味がないんですが、コミュニティが大きくなれば意見もそれだけ増えるわけで、総意として事業化が進んでいる不本意な状態であることから、成功とも失敗とも言えない微妙な感じです。

………………

といった感じで、欲望の追求は起業成功や事業化へのステップアップにつながりやすいという私の持論は、それなりに「なるほど」と思ってもらえるものだったでしょうか?

よく、誰かの為にとか…人の喜びが自分の喜びなんて耳にすることがありますが、それがご自身の欲望なら別にいいと思いますし、欲望を達成するためのツールであるならどんどん活用すべきだとも思います。

問題は、周囲にご自身をよく見てもらうために聞こえのいい御旗を掲げて、欲望を捻じ曲げてしまうことです。

起業し事業を営むという世界はシビアです。
いいことを言っても誰も手を貸してくれません。
貸してくれるのは、事業が軌道に乗り実績が積み上がったときだけです。

だからこそ、これから起業していく皆様は、誰の目も気にすることなく、思うままに欲望に従って挑戦して欲しいなと思います。

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