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小規模デザインファームにおける営業について

ANKR DESIGNを立ち上げて1年近く経つものの、まだまだ試行錯誤の連続です。その中でも最近課題だなと感じていることのひとつが営業について。

「営業」はとても幅広い言葉です。一般的なプロダクトの場合は、リードを獲得し商談化して、契約という流れが一般的だろうとは思うものの、プロダクトの性質によって取るべき戦略というものが大きく変わってくるだろう、と。

例えば、私が関わっているプロダクトのひとつであるポケットチェンジは海外旅行から帰ってきた方が余った外貨を日本で利用できるAmazonギフト券やSuicaなどの電子マネーに交換できるサービスなのですが、正直なところユーザ1人あたりの粗利はそこまで高いわけではなく、多くの方に使って頂いてようやく利益が出るというビジネスモデルです。そのため、いかにコストをかけずに多くの方に認知してもらえるかという点について工夫し、様々な施策を行っています。

写真は先月の仙台イベントでの様子

一方で、私はミラノに居た際、ラグジュアリーな某ブランドにに関わっていたこともあるのですが、彼らは一般向けのプロダクトとは全く異なるビジネスモデルを持っており、当たり前ですが営業の仕方は全く異なるわけです。

写真はミラノでのリサーチ時の様子

そんなわけで、一般向けでも無い、富裕層向けでも無い、そもそもBtoCでもないビジネスを展開するANKR DESIGNがどのような営業戦略を取るべきか。一番わかりやすいアイディアだと、営業担当者をどなたかにお願いするという案が出てくるわけですが、ANKR DESIGNのビジネスモデル的に、そして企業の規模的に毎月一定のコストをかけて案件を獲得してもさばききれず、営業コストが見合わない可能性が高い。とはいえ全く仕事が無い状態というのは、それはそれで困る。であればいわゆるコストを毎月かけるというよりも、ストック型の情報発信をメインに据えることによって、インバウンドでの仕事の問い合わせが来る状態を作れると良いなと考えています。

具体的なアクションプランに落とし込むとこんな感じ。

- 小規模事業者持続化補助金を取りに行く
- ウェブサイトのリニューアルして問い合わせの動線をちゃんと作る
- イベント開催(目標月1回)
- イベント登壇(目標4回/年)
- 月一ペースでPRTimesでプレスリリースを出す(目標月1回)

補助金について

小規模事業化持続化補助金については下記のサイトに説明があるのだけれど、販路開拓に使えるとのことなので、今回の営業施策のためにはうってつけの補助金であるように見えます。

今年は例年に比べて少々公募開始が遅れているようだけれど、来月後半には開始されるのではないかという予測が出ているので、それに申し込もうと考えています。

ウェブサイトについて

ウェブサイトについて。もちろん今もWebサイトがあるのだけれど、情報が少ないし問い合わせのハードルが少々高いという指摘を受けたので、ちゃんと作り直そうかなと考えています。

イベント開催

昨年はStudio Opt様や、食べログ様、Deportare Partners様と一緒にイベント、ワークショップなどを開催させて頂く機会があったのですが今年はあまりイベント企画ができていないので、もう少し積極的にイベント開催に向けて動けたらなと思っています。

数十人以上の大規模なものでなく、数人ぐらいで勉強会的なものができても良いな、とは思っており、例えば下記のような勉強会を来月実施します。イベント告知ページなどは遅くなりそうなので、興味がある方は個別にご連絡ください。

イベント登壇

イベント開催だけでなく、イベントへの登壇も積極的にお引き受けしていきたいなとは思っています。例えば、先日は東北グロースアクセラレーターでパネル登壇させていただきました。

直近であるものだと、2019年4月24日に明日の開発カンファレンスというものがあります。

こちらでは、デザインとプロダクト開発についてお話させて頂く予定ですので、ご興味ある方は是非お越しいただければと思います。また、今後のイベント登壇のお誘いなどもお待ちしております。


ということで、しばらくは営業にもそこそこのリソースを割いて行く予定ですが、どうなることやら。

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