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BBAヲタとジャンボうちわ問題

 最後にこちらで書いたものを見ましたら、〝白髪〟という脱力感ハンパないテーマを選んでおり、すっかり老いと懇意になった自分を「おもしれぇな」と思っております。

 インスタやTikTokで「私、50代!でも毎日楽しいよ!!」的なムービーを撮ってみようと思うも気力がもたず。
 絵日記のごとき静止画がやっとの自分を、さりとて責める気にもならず。

 ここ数年、年の変わらぬ友の死や、祖母のように慕う方の施設入所、知人の自殺未遂などビター寄りのコンテンツに人生を侵され、ぐったりと沈む中それでも経口補水液のようにヲタ活を啜って生きているのが今の私です。
 ちゅるちゅる。

 しぶとくもだいぶ立ち直りましたけれど、しょんぼり慣れした身からすると、世の方々が今日も元気にネット喧嘩などなさるさまは「お元気だなぁ」とまぶしく思えたりもするのです。
 みんな血気盛んですげぇ。

 それはさておき、最近現場に行ってハタと思ったのですが、このごろみんな、ジャンボうちわのカバーってとっとと外すんですねぇ?

 昔(いつだ?)は、なるべくうちわは買ったまま保存したかったから、透明のカバーはかけたまま持ったりしていましたけど、今はそれぞれ市販のカバーを使うのがデフォ(死語?)なんですねぇ。

 先日、急遽入れることになったライブがありまして。
 あわててうちわを買い求め、ズン!と透明カバーをかけっぱで持ってみましたら、どうにもやぼったく落ち着かない気持ちになりました。

 一体なぜなのか……。

 その違和感の正体こそ、〝買ったまんまのうちわ〟だったのです。
 これ、たとえるなら「大沸騰!踊り炊き!」とか、「土鍋の旨みを再現!」とかいう煽りシールを付けたまま炊飯器を使ってる……みたいな残念さに似ていました。やべぇ。

 やむなく、そそくさとうちわを下げ、透明カバーを外し、たまたまバッグに入っていたハートのステッカー(母にバースデーカードを出したときの余り)をぺチッと貼って戦線復帰→もっと時流を見ないとな、と反省したしだいです。

 参戦態度はボケたものの、条件反射でヲタ活は続けておりますので、今後もゆるいながらも精進していきたいと思います。

 BBAヲタのみなさま、今日もご安全に(^^)

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