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BBAと女心の棚卸し

 〝BBAヲタ〟(Beautiful Brilliant Age Wotaku=美しく輝く世代のヲタさんたちのこと)のみなさま、こんにちは!
 「同担はもちろん、担当のそばにいる女性みんなが憎いんです! 私はずっとこのままなんでしょうか?」というお悩みをいただきました。
 はてさて?

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 「若いころ、自担のそばにいる女は全員死ねばいいと思ってました。
共演者だろうがスタッフだろうが、彼のそばに〝異性〟がいるのが不快で、ちょっとでも〝彼に気があるんじゃ?〟ってそぶりが見えると、全力で叩きましたね。なんていうか、〝独占欲オバケ〟みたいだったと思います――」

 こんなふうに語ってくれたAさんは現在45歳。脂ののったBBAヲタです。

 「いつだったか、昔自担の舞台でヒロインを演じた女優が彼の公演を観に来たことがありました。1回なら、まぁいいんです。旧ヒロインが激励に来たんだって思えますから。でもそれが2回以上になると、〝は? なんのつもりだよ?〟ってなってしまって」

 儀礼的に1回観るのは許せても、それ以上は明らかな〝侵攻〟。
「この人、彼のこと好きなんだって思ったら、もうめちゃめちゃ憎らしくなって。目からビーム出して彼女を焼殺しましたね」

 彼のそばにいる異性は誰でも許せないのに、可愛い女優ともなれば、怒りはさらにブーストされます。後列からの憎悪ビームで、女優の寿命も何年か縮んだかもしれません。

 それでも、BBAになって怒りの沸点はだいぶ高くなったのだとか。

「〝女〟を出さない人、淡々とした人、イメージとしては宝塚の男役みたいな人だったら、自担のそばにいても気が荒れないし、好感ももてるようになりました」

 自分も大人になったから、〝仕事で彼のそばにいる女性〟が存在するのもわかるし、だとすればファンがやきもきしないよう、女オンナした振る舞いをしない人は、認められるということです。いやなのは、自分以外の女性が出す女っぽさや愛らしさ。

「いつだったか、ヲタの間で花冠が流行ったことがありました。〝あんなのかぶられたら見えない!〟って、怒りましたよ。で、それはもちろん本当なんですけど、ホンネを言うと、〝私より可愛いカッコしないで!〟っていう嫉妬があったんです……」 

 BBAになると、若いころ荒ぶっていた気持ちの棚卸しができるようになります。不快のモトを見つめて、反省や罪滅ぼしの気持ちさえ涌いてくる。
 だから、ずっとハバネロみたいに怒り続けていられる人は、そう多くはないのでは。
 怒りが丸みを帯びてきたら、しめたもの。
 それは美しく、よきBBAヲタになってきたサインなのだと思うのです。

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 さて! 次回ニコ生のお知らせです!
 ジャニ話に加え、みなさまから質問箱にいただいたヲタ活のお悩みやご相談にバシバシお答えしますよ! えび担さんからのお悩み、特に多し!!
 初月は無料でご覧いただけますので、ぜひ遊びにいらしてください!
【ニコ生(2019/06/27 21:30開始)】みきーるの美しいヲタ活チャンネル~えび担さん歓迎!&夏コンがんばろうスペシャル~ #nicoch2640432 http://nico.ms/lv320561677?ref=sharetw

 では、今日もご安全に!

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