人は『知らない物事』を嫌う習性がある

キンコン西野氏が10年ほど前にクラウドファンディングを始めた時や、絵本えんとつ町のプペルを無料公開した時に『炎上』や『ひどいバッシング』を受けてわかったこととして「人は知らない物事を嫌う習性がある」と言っている。

でも、どうして人は知らない物事を嫌うのだろう?
これについて考えてみると脳内の『ホルモン』と『知らない物事を嫌う』は関係しているのではないかと思った。
調べてみると「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれる『オキシトシン』という脳内ホルモンがあるらしい。
このホルモンは恋人同士でイチャイチャしている時などに分泌されて以下の効果をもたらす。

幸せを感じる
ストレスを緩和する
不安や恐怖心を減少する
社交的になる
意欲や記憶力を向上させる
感染症の予防に繋がる
etc.

良い効果ばかりあるようだが、最近の研究ではこれらの他に悪効果も確認されている。
それは自民族中心主義の意識を高める働きがあること。
『自民族中心主義』とは自分と近しい関係にある人達(自分の民族)が一番だと思い込む思考のことで、これによって上に述べた良い効果を呼び寄せる。

一方、それほど近しくない人の『幸せ話』を聴くと何故かイライラしてしまったことはないだろうか?
それこそが自民族中心主義意識の高さがもたらす悪効果である。
「他人の不幸で飯が進む」というのがあるが、これはオキシトシンがもたらすもので『シャーデンフロイデ』と言ったりもする。
シャーデンフロイデとは『他者の幸せを喜べないこと』であり『見下している者の不幸を喜ぶこと』である。
自民族中心主義意識が高くなりすぎると『障害者施設殺傷事件』だったり『高速道路で車を停めて傷害事件を起こしてる隣で動画撮影を始める』といった制裁行動(サンクション)を取ってしまう。
罪の意識が全く無く「自分は世の中の為に善い事をしている」「自分の行動は正義の鉄槌である」と勘違いしているのだ。

他者の挑戦や頑張りに応援できない時は『オキシトシン』つまり『ホルモンバランス』が乱れている時だ。
ホルモンバランスを意識すると、自民族以外(知らない物事)に対する拒絶反応も和らぐのではないだろうか?


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