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【宗像B】ラストゲーム🏉DIVISION3 順位決定戦 S愛知vs.宗像B を前に

ありがとう宗像サニックスブルース。
宗像Bのラストゲームまでもうすぐだ。

DIVISION3は #下剋上

ジャパンラグビーリーグワンは3層構造。その最下層に当たるDIVISION3の各チームが目指すのは DIVISION2入りの #下剋上 。1つでも上を目指す各チームがリーグ戦、順位決定戦を戦っている。

(出典)ジャパンラグビーリーグワン

NTTグループの2チームが再編されることで、DIVISON1が1チーム減ることから、DIVISION2は1チームがDIVISION1に自動昇格、さらにDIVISION3の1位チームはDIVISION2自動昇格となる。

DIVISION3の2位チーム3位チームがDIVISION2の下位2チームと入替戦を行い、勝利したチームがDIVISION2となる。
ただし、宗像サニックスブルース(宗像B)を除く。 だ。

【ディビジョン2 / ディビジョン3】入替戦
➀宗像BがD3 1位になった場合:
D3 2位のチームが自動昇格。3位のチームがD2 6位チームとの入替戦に出場
➁宗像BがD3 2位以下になった場合:
D3 1位チームが自動昇格。1位と宗像B以外のチームが、D2 6位チームとの入替戦に出場

(出典)ジャパンラグビーリーグワン

というのも、宗像Bは来季には活動休止を発表した。それに伴い、入替戦への出場辞退となった。

「宗像サニックスブルース」というチーム

1996年創部。最初は福岡Cリーグから始まった。
翌年には西日本社会人Aリーグに昇格し、神戸製鋼・トヨタ自動車・ワールドなどの強豪としのぎを削った。そして、トップリーグには初年度から参戦。上位にはなかなか食い込めず、入替戦の常連で下位リーグと行ったり来たりする成績だった。現在のラグビー日本代表の藤井ディレクターが率いたときの7位が最高順位だ。

宗像サニックスブルースといえば、現在の男子15人制ラグビー日本代表ヘッドコーチであるジェイミー・ジョセフ氏をはじめ、多くの外国人選手がプレーをした。2015年のワールドカップで南アフリカ代表に劇的勝利をおさめた「ブライトンの奇跡」で最後にトライを決めた23番のカーン・ヘスケス選手もブルースに所属している。

大学ラグビーで注目されるようなスター選手は入らない。叩き上げの選手たちが走りまくる「雑草集団」だ。だからこそ、選手もスタッフもオンリーワンの哲学のあるチームだ。

オーナーの愛がオンリーワンチームを作った

チームのオーナー企業である「株式会社サニックス」は九州地場の環境ビジネスを展開する企業だ。リーグワンの他のチームと比べて格段に企業規模が小さい。それでも、創業者のであり元・代表取締役社長の宗政伸一氏(故人)のラグビー愛がチームを作り、会場を作った。

複数面のラグビーグラウンド、テニスコートなどスポーツ施設に加え、宿泊施設も備える一大スポーツ総合施設「宗像グローバルアリーナ」は宗政氏の私財が投じられ完成した。緑豊かな広大なスペースは、スポーツをやるのに最高の環境だ。

2021年トップリーグ トヨタ vs. サニックス

毎年グローバルアリーナで開催される「サニックスワールドラグビーユース交流大会」は日本国内・世界各国から高校生のラグビーチームが集まる(2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内チームのみ)。ここからスーパーラグビーやリーグワンで活躍する選手が多く輩出された。

ラグビー愛溢れる宗政氏の想いが、世界にたった一つしかないクラブチーム、宗像Bに詰まっている。

リーグワン1年目での活動休止

しかし、経営から試合運営までチームに任されるリーグワンのスタイルは、企業体力のないチームには厳しかった。

活動休止の検討中、という事実が伝えられると、ファンが立ち上がった。そして選手たちが立ち上がった。試合会場で、駅で署名活動を始めた。

署名活動の想いは経営を変えるまでには至らなかった。2022年3月30日、チームの活動休止が発表された。

現下の経営環境を総合的に判断した結果、当社としてこれまでと同様の体制でのチームの強化・継続は断念し、ラグビー部の活動を休止することを決定いたしました。

さらにその後も譲渡先を探し続けたが見つからず、入替戦を辞退することとなった。

宗像Bラストゲームは、D3リーグ戦頂上決戦

活動休止前の最後の試合が

DIVISION3 順位決定戦 S愛知vs.宗像B

です。DIVISION3のリーグ戦の上位2チームが激突する。
宗像Bにとって活動休止前のラストゲームであり、一方のS愛知は自動昇格を決定づける重要な試合だ。

真剣勝負になるDIVISION3最終戦を見逃すな!

5/1日までを終えて、DIVISION3の順位決定戦の結果は

宗像Bの相手であるS愛知は、清水建設江東ブルーシャークスとの直接対決で勝利をしたことでDIVISION2への自動昇格を決めた。とはいえ宗像Bに勝利をしてDIVISION3優勝を決めたいと気合が入る。

優勝を目指すS愛知 vs.ラストゲーム宗像B

真剣勝負になる最終戦を見逃すな!

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