外反母趾でもお出かけが楽しくなる靴_岐阜_三喜屋靴店

外反母趾は靴選びが重要 旅行時の靴

秋も深まり旅行するにはいい季節になりました。ウィークエンドや連休を利用して、旅行を計画されている方も多いのでは?
さて、旅行で女性が悩むのはやっぱり靴!!
かわいくオシャレな靴で行きたいけど、外反母趾が痛くなって旅行を楽しめないし…
そこで、外反母趾でも歩きやすくて、安心して旅行を楽しめる靴選びのご紹介をします。

1.外反母趾が痛くなる靴ってどんな靴?

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外反母趾は母趾(親指)の関節がずれて体の中心から外側に向かって反った状態を言います(「く」の字に曲がっています)。
自分の足は上からしか見下ろせません。「幅が広い足」に見えますね。多くの方は外反母趾が痛いので幅の広い大き目の靴を選ばれるようです。幅広の靴は足を入れた瞬間はゆったりしてラクに感じます。しかし、歩き続けるうちに足の骨組が緩んでくるので「最初の内は良かったけどやっぱり痛くなってきた」という失敗を犯してしまいます。また、「もっと広い靴でないとダメかも」と靴幅をさらに上げて選ぶ方がおられます。靴幅に照準を合わせるとサイズはドンドン大きくなります。かかとがゆるくブカブカした靴を履くと脱げないように足指で踏ん張って歩くことになります。この歩き方だと土踏まずは緊張を強いられ母趾がさらに痛くなったり症状が悪化することもあるので気をつけたいですね。

2.外反母趾でも旅行を楽しめる靴のポイントは?

岐阜県 三喜屋靴店  外反母趾でも安心して旅行に履ける靴

旅行は普段より靴の中に足を閉じ込めている時間が長くなります。外反母趾の痛みを解消して歩くためには次のようなポイントで靴を選びましょう
・かかと周りや甲周りで足の後部がしっかり留まる靴
簡単に足の入る(ステップイン)靴は便利ですが、「脱げやすい」という特徴があります。靴の中で足が前後左右に動くと靴が脱げないように足指で踏ん張ります。正しい歩行ができないので、足やヒザが疲れ易くなるし、外反母趾にも痛みが出やすいと言えます。
靴を履いた時、足と靴のかかと部がしっかり留まり甲全体を包み込むような履き心地の靴を選びましょう。

・つま先は足指全体を締め付けないシルエット
靴の横幅やサイズは合っていてもつま先の細いデザインを選ぶと足の指全体を締め付けてしまいます。母趾のつけ根の角度がさらに大きくなりやすく痛みが増幅することがあります。靴を履いた時足の指が前方向に向いて歩けるシルエットを選びましょう。ラウンド・オブリーク・スクエアといったシルエットの靴がお勧めです。

・クッション性のある本底の靴
路面の殆どは固いアスファルトで覆われています。薄い本底の靴で歩くと足のウラに衝撃が直に伝わるので、足裏全体や外反母趾に痛みを感じるようになります。靴底に厚みとクッション性のある設計の靴を選びましょう。

こんな条件を満たしてくれる靴の一つに「シューレースタイプ」があります。スニーカータイプの靴によく見られるデザインですね。最近ではカラーやデザインも豊富に出回るようになり、洋服とトータルでオシャレに楽しむ方が増えています。トレンド感を出しつつオシャレに旅行を楽しめるのではないでしょうか。

3.オリジナルの中敷でさらに快適に

外反母趾に対応したオリジナルインソールの作成 岐阜県 三喜屋靴店

建物に例えると足の甲を覆うパーツは屋根や梁(はり)・柱になります。足が直に載るパーツ=中敷きは「床」に当ります。足のウラには歩く時にバネの役目をする「アーチ」と呼ばれるドームがあります。このドームと中敷きがぴったり合っていると長時間歩いてもより疲れにくくなります。自分の足にピッタリおさまる中敷に作り替えることで外反母趾にかかる負担を軽くし快適に歩くことができます。

4.靴下で足を支える工夫をしましょう

外反母趾やむくみをを軽減してくれる靴下 岐阜愛知三喜屋靴店

足を支える補助道具の一つに靴下があります。
サポーター機能のある靴下を履くと足の「アーチ」をがささえられるので、外反母趾の足には有効に作用してくれます。
①丸物(つま先がひとまとまりで丸くなっている形状)
②足袋(呉服物の足袋のように親指部と2~5番目の指をひとまとめにした形状)
③5本指(手袋と同じように指1本ずつが分かれています) 等の種類があります。
足袋・5本指状の靴下はつま先が分かれているのでとそれぞれの指の間に「すきま」ができます。指が動かしやすくなる分、小指側が靴のカベに押されやすく「窮屈」に感じるようになります。指が分かれた靴下を履く時は靴のつま先の余裕を考慮に入れましょう。また、靴下は皮膚にじかに触れる履物なので、「第二の皮膚」とも言われます。むれにくい・皮膚を刺激しない自然素材(絹・綿・竹・ウール等)がおすすめです。足に合った靴と併用して優しいフィット感で包み込んであげたいですね。

5.TPOに合わせた靴を準備しましょう

ヒール パンプス  みきやくつてん 岐阜

旅先では長距離を歩くこともあれば、ホテルに帰り着いてオシャレなレストランでのお食事ということもあるかと思います。そんな時、ヒールの付いた靴でお出かけしたいという方は、ドレスアップ用に1足準備していきましょう。ヒールの高さは5㎝ほどまでにおさめると母趾の負担も少なくなります。ベルトで足首周りをホールドするデザインや甲周りをシューレースで調節する「ギリータイプ」のパンプスを用意しておくと足止まりがよく、つま先もラクですね。たくさん歩いて観光する靴、雰囲気と食事を楽しむ靴…TPOに合った最適な靴を選んで、いい思い出の残る旅にしたいですね。

このブログは、岐阜県瑞浪市の上級シューフィッター宮木良朗が書きました。岐阜県瑞浪市で夫婦で足に合った靴選びのお手伝いをしています。あなたの楽しい旅行の力強いお供となる靴をご提案します。みきやくつてんHPはこちらから↓

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