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足の爪のトラブルと靴

15,6年ほど前から三喜屋をご利用いただいているSさんですが、ご主人と連れ立ってこられたのが3年ほど前のことでした。「以前から歩くと足の指先が痛いとよく言ってました。いろんな靴を買い替えても1回位履いては痛いと言って靴箱にしまいっぱなしなんです。私がここへ来るようになって外反母趾が随分ラクになったんで、ちゃんと足と靴を見てもらったらと連れてきたんです。」

色々な足の爪のトラブル

爪は皮膚が変化した「器官」です。足の爪の場合、「テコ」の原理で地面を蹴りだす時に大切な役割を担っています。爪のトラブルにもいろいろな種類があります。代表的なものに
①陥入爪(かんにゅうそう) ②巻き爪 ③爪白癬(はくせん)などが挙げられます。
①陥入爪:足に合っていない靴で母趾の外側面や先端が圧迫を受けます。爪が上方へ湾曲して両生え際に食い込むようになります。この食い込んだ場所に雑菌などが浸入すると化膿して激しい痛みを伴うようになります。また、深爪もこのトラブルを引き起こすことがあるので、気をつけましょう。
②巻き爪:あまり歩かない方、足に合っていない靴で足指を使って(蹴りだして)歩いていない方などに見受けられます。爪は適度な負荷を与えないと丸まってしまう性質があります。小まめに正しい歩き方をしたいですね。
③爪白癬:爪の水虫です。白癬菌が爪と皮膚の隙間から侵入すると爪は白濁し、全体に厚み(肥厚)を増します。皮膚科で提供されるのみ薬による治療が主流のようです。―
こうした爪のトラブルを抱えると特に母趾の床から爪までの厚みが通常より多くなります。厚みを増した母趾が靴の天井にぶつかったり擦れたりすると痛みが起きて歩くのが困難になってきます。

爪を傷めない靴選び

Sさんのご主人はサイズも小さく肉付きも薄い足をしておられました。選ばれる靴が脱ぎ履きしやすい「ステップイン」のタイプっだこともあったからでしょう。足が靴の前方に突っ込んで爪を傷つけておられたようでした。陥入爪や皮下出血までには至っておられなかったのは幸いでした。そこで、足留まりのよい靴紐タイプのデザインを履いて頂くと指先の痛みもほとんどなく歩いて頂けるようになりました。
「この靴のおかげで以前より良く歩くようになりました。2足用意したんで交互に履いてます」と今日はご報告がてら夫婦でご来店頂きました。
お二人でアチコチお出かけできる機会が増えて良かったですね、Sさん―

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