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S病院の奥様はずいぶん以前から外反母趾の痛みで悩まされておられました。三喜屋へ相談に来られ足の状態に合わせて靴をご提案して十数年になります。実はSさんの病院に勤めておられる看護師さんたちも足のトラブルで困っている方が多数おられることが分かりました。奥様は足と靴がいかに健康と密接につながっているかを良くご存知です。ご自分の経験から「足に合った履物で、少しでも快適に仕事ができるように」と三喜屋をご紹介くださいました。そんな中のお一人のIさんが相談に来られました。
一般に看護師さんは立ち仕事や院内巡回など靴を履いている時間が8~10時間に及び、歩行数も15,000~20,000歩と足には大きな負担をかけておられるかたが多いそうです。外反母趾や足裏のウオノメといったトラブルはモチロンですが、「足が疲れる・痛い」「脚や腰が痛い」といった悩みが多いのもうなずけますね。

足の疲れ・痛みはトラブルの兆候

さて、件のIさんにはこちらから足の悩みについてお聞きしてみたところ、「特にありません。ただ、終業が近づくころになると土踏まずや足のウラの指のつけ根、足ウラ全体が痛くなってくることくらいでしょうか」という答えが返ってきました。足のウラには身体を支え立ったり歩いたりするための役目をする「アーチ」と呼ばれるドーム状の屋根が備わっています。また、カカトから指先方向に向かって「足底筋」が通っておりバネやクッションの役目をしています。個人差はありますが、長時間の立業を続けていると断続的な体重の負荷でアーチが床方向に沈みやすくなります。特に「土踏まず」と呼ばれる足の内側のタテアーチや母趾と小指を結ぶヨコアーチは押しつぶされやすく、疲れや痛みを感じるようになります。同時に足底筋も下方向に引っ張られて緊張するので足ウラの中央部分やカカトのつけ根辺りにツッパリ感や痛みが出ることがあります。筋力や関節をつなぐ靭帯(じんたい)組織がしっかりしている方は一日休むことで回復しますが、肥満や筋力・靭帯の衰えと共に改善が見られなかったり、ジワジワト進行するうちに外反母趾やタコ・ウオノメの発症につながることがあるので気をつけたいですね。

足に合った靴や中敷きでトラブルの発生や進行を予防

Iさんの足を観察してみたところ、土踏まずは床方向に沈みがちで足首周りの関節(足関節)周辺にもゆがみが見られました。足の状態を一つずつ説明していくと思い当たられることがあったのでしょう、何度もうなずいておられ、「自分の足のことがよく分かりました」とご納得頂けたようです。
Iさんは院内では立業時間が長いとのことでしたので、足裏から支えてくれる中敷きを搭載したサンダルをご提案することにしました。足の疲れ・痛みに囚われず、今まで以上に笑顔で患者さんと接していただけるといいですね。

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