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「ヒザを悪くして歩くのに苦労しています。ラクに歩ける靴ってないもんでしょうか?」瑞浪市内のOさんが相談に来られました。
Oさんは学生時代に運動部で左ヒザ靭帯を傷めてしまいました。若くて回復力もあったのでしょう。治療もそこそこに放置しておられたそうです。ところが数年前から傷めたヒザの内側に痛みが出始めました。そしてかばっているうちに右ヒザにも痛みが出てきました。病院で「変形性膝関節症」と診断されたそうです。

足やヒザを守る靴と中敷き

靴は足を包み込んで安定させ、正しい歩行を促す役目を持っています。また、中敷きは足裏から支え体重をスムーズにする役目があります。この二つが補い合って快適な歩行に導いてくれます。Oさんは診断と一緒に病院で足底板(そくていばん)を作ってもらい靴に入れて使っておられました。それでも履き心地が今一つ…何足か買い替えてみたもののしっくりこなかったそうです。

まず足に合った靴選びから

Oさんの場合、長く患ってこられたヒザなので、まずスムーズに歩ける足に合った靴選びのお手伝いをしました。そのポイントとして―
・適度なつま先余裕:Oさんが履いてこられた靴の寸法(内サイズ)を調べてみると足に対してつま先余裕(捨て寸)が5㎜ほどしかありませんでした。ギリシャ型(2番目の指が長い)の足型なので歩くたびに靴のカベに押されたためでしょう。指が上方に向かって折れ曲がっていました。成人男子の場合、つま先余裕(捨て寸)は2センチ前後とり指のトラブルを避けたいところですね。
・つま先全体のゆとり:また、指全体が靴のカベで圧迫を受けていたため、外反母趾も併発されておられました。つま先余裕だけでなく指がまっすぐ前方向に向くような適度な解放感も必要です。
・足がしっかり留まるタイプの靴を選ぶ:せっかく指先を解放した靴を選んでも前滑りしたりかかとがゆるくては足に合っているとは言えません。靴ヒモやベルトで足を固定できるタイプを選ぶことをお勧めします。

筋肉量を増やしましょう

ヒザや足が痛いと歩くのが億劫になりがちですね。Oさんも「あまり歩きたくないので、じっとしていることが多い」そうです。下肢(腰から下)には身体を支え歩くための太くて大きい筋肉がついているのですが、使わないとドンドンやせてしまいます。室内での下肢筋肉のトレーニングもいいと思いますが、足に合った靴を履いてできれば時間を見ては歩きたいですね。正しい姿勢で歩いて有酸素運動をすると体全体もリフレッシュできますよ。

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