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可児市のKさんは足が小さくてなかなか合う靴がありません。履けそうな靴があればまとめ買いをして履いていたそうです。ところが、数か月前からヒザの関節症を患い、足のウラにも痛みがあるのでお医者様で診てもらいました。すると「これは外反母趾になってるね。もしかすると靴が原因かもしれないね」と聞いて三喜屋へ相談に来られました。

サイズ表示だけで選ぶと陥る落とし穴

Kさんの足を計測したところ足の長さで見ると21.0㎝。成人女性の足としては小さい部類に入ります。靴屋さんで探してもサイズ的には見つけにくいかもしれませんね。また、仮に在庫品が見つかったとしても、足に合っていないとよい履き心地は得られないと思います。例えば―
・タテ寸法が合っていても足幅が靴の幅と合っていない
・靴のつま先が細くて足の指の並び(シルエット)を圧迫している
・足のかかと幅やかかと周りが靴のかかと周りより小さくて足留まりがゆるい
・甲周りや土踏まずの留まりが悪い―などがあると痛みやトラブルを招きやすくなります。
「私、上背が低いでしょ。ちょっと背丈を高く見せたいから、いつもかかとにヒールのついた靴を探してたんです」―そして数か月前に東京の名所めぐりをされた時このタイプの靴で終日歩き続けたそうです。
「今から思うとあのころからヒザは痛くなるし、足のウラにしびれや母趾のつけ根にイヤな痛みがあったんですよ。」―
足は全体重を支え歩くための器官です。片足には30個近い骨が集まり筋肉や靭帯(じんたい)などの結合組織でしっかりつながれています。しかし、加齢や体重の増加で結合組織に過度の負荷がかかることがあります。そこへ合わない靴を履き続けることで骨格にじわじわと変調をきたしてきます。特にかかと部にヒールのついている靴を履くと足裏にかかっている体重が前方向、特に足幅部(母趾と小指のつけ根周囲)にかかりやすくなります。外反母趾またはその兆候のある足の方は履く時間や頻度には十分な配慮をしていただきたいですね。

足に負担をかけない靴選び

外反母趾の足は幅の広い靴を履くだけでは解決しません。「幅広でゆるい靴はラク」というイメージがありますが、かえって進行を促してしまうことがあります。
・足全体を包み込むデザイン
・指先全体を締め付けないシルエット
・甲周り土踏まず部を持ち上げ支える靴ヒモタイプ
・足裏から体重を支える中敷きが搭載されている などを目安に靴を選んでみましょう。
お医者様からの助言も頂いているので、Kさんの足に対応できるサイズを履いて歩いて頂きました。すると―
「エ、なにぃ!なんでこんなに気持ちイイの!?こんな履き心地初めて!!」付き添ってこられた娘さんが「そんなに違う??」と問いかけをされると「今まで履いてたのは何だったの?」ととても感動されたようでした。
「色んな靴を履いてきたけど、足に合った靴ってこういう履き心地なんだっていうのがよく分かりました。季節や目的ごとに少しずつ増やしていきたいです」―お帰りになる時の笑顔がとても明るくて、お手伝い出来た私達もとても嬉しかったです。

Kさんのように良い履き心地の靴に巡り合いたい、ラクにお出かけしたい…そんなお手伝いができたら嬉しいです。どうぞコチラからご予約ください


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