スキルとニーズをつなぐ新しい形

どこにも売っていないカードボックス


うちのお店には、たくさんのプロフェッショナルなスキルが集結していて、店を始めてから知った世界も数え切れない。

たまに私自身も頼らせてもらうのだけど、写真は、木工雑貨クリエイター(snowsugar1228さん)にお願いして子どもたちのクリスマスプレゼントに制作いただいたもの。レーザーカッターでオリジナルのものづくりを提案している作家さんである。

緻密に計算されたポケモンカード入れ

これはいったい何なのかというと、ポケモンカード入れ。

今朝、おもちゃスペースから持ち出してきて、集めたカードを自慢し始めた次男。カードがたくさん詰まったボックスを見て、なんだか嬉しくなったのでシェア。

どこにも売っていないこのボックスは、カード収納にぴったりのジャストサイズ。蓋を閉めると持ち運べる取っ手付き。「R」のイニシャルが入った特別感。 宝箱みたいな外観。すべてが緻密に設計されていて完璧!

成長とともに、中に入れるものは変わっていくのだろうけど、きっとずっと大事にされる気がしている。

プロフェッショナルは解決策を知っている

次男は今、snowsugar1228 さんに夏休みの自由工作を相談中。水車が作りたいらしい。授業でダムについて学んだことがきっかけだとか。

インターネットで水車について調べあげた上で自分なりに設計図を作成。先日の下打ち合わせでは自分のこだわりを一生懸命説明していて、我が子ながら感心した。

作りたいものについて自分でプレゼンをし、設計図をもとにその実現方法と必要な材料を説明する。でもそれは、プロフェッショナルな目から見ると、詰めが甘かったり、実現が難しかったりする。そこを適切に軌道修正するのがプロフェッショナルの役目だ。

プロフェッショナルな方の経験やノウハウに基づくアドバイスは宝。あ、そういうやり方もあるんだ!そういう道具もあるんだ!という気付きがたくさん。

次男は下掛け水車にかなりこだわっていたが、学校の展示環境を踏まえて上掛け水車にしようよと説得され、そこは折れた。親ならこうはいかない。それでも、絶対に譲れないポイントはあるようで、そこは作家さんのほうが折れた。「自分も同じだから気持ちはよくわかる。譲れないポイントは大事にしてあげたい」と作家さん。

どんなものが出来るかより、こうしたプロセスそのものが価値だと思っている。

実はこれ、プロフェッショナルなスキルに触れる機会をもっとたくさんの子どもたちにお届けできたらいいなぁという個人的な思いからの実験。確かな技術を持ち、たくさんの経験を積んできたプロフェッショナルは、いろいろな解決策を知っている。子どもたちが壁にぶつかったとき、強い味方になってくれる。

スキルとニーズをつなぐ形にはいろいろある。その可能性を拡げたい。

次男の水車づくりは、いよいよ明日、実作業がスタートする。自由工作を通じた次男の成長が楽しみだ。

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