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002 | 2つの軸❶

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿2回目。

今回は自分が本業以外に行っている2つのメディアについて「なんでそんなことやってんの?」と聞かれることがあるので、その経緯のお話をちょっとしようと思います。

福岡ツイッターナビ

『福岡をツイッターでもっと楽しく』をコンセプトに、福岡の様々な情報をツイッター上で繋ぐアカウントとして運営管理しています。

このアカウントは、遡ること2010年。当時はiPhone3Gが急速に普及すると同時に、Twitterを始める人が増えてきた時期でした。自分もどうせ始めるのなら『FUKUOKAの入ったIDが欲しい』という邪な動機の元、スタートしたのがこのアカウントのはじまり。(@fukuoka_twi)…ほら、FUKUOKAってIDだと何となくオフィシャル感?が出るじゃない。

当時のTwitterは、いわゆる〝ITに強い人たち〟が『こんなことできる』『これはおもしろい』と色々なことをTwitter上でどんどん展開している印象が強く、ぶっちゃけて言えば誰をフォローして、何を楽しんだらいいか、よくわかってなかった。ただぼんやり「自分と同じように、福岡の情報を探したいけど見つからない人っているんじゃないか?」と思って、色々な福岡の公的機関・メディア・お店・企業・病院・著名人などのアカウントを集めたものを、カテゴリ機能を利用して一覧表みたいな形にまとめたblogを連動させて運用を開始。

当時はまだ企業に勤めていた時期だったけど、何か先々必要な気がして「これはやっておいた方がいい」と、日々情報収集とblogの一覧更新をやってたわけですよ。おかげで少しずつフォロワーも増え、何より自分が新しい福岡のアカウントを知ることができたのが楽しくて続けていました。

ですがここで、ちょっと空白の時間が出来ます。あ、ちょっとじゃないか。勤めてた会社の本業が忙しくなり、ぽっかり3年ほど更新が止まりました。もうIDとパスワード忘れるくらいの期間(笑)

月日は流れて、勤めてた会社を辞めて独立しようと準備をはじめて、何か自分の武器ってないかなと考えた時に思い出したのが福岡ツイッターナビ。「あ、そんなんやってたな」と。数年ぶりにログインして驚いたのが、その間もフォロワーが増えていたこと(その時でだいたい9000人くらい?)。そしてTwitterのタイムライン上の空気が大きく様変わりしてたこと。

前述のように、〝ITに強い人たち〟が新しいおもちゃを楽しむようにあれこれ遊んでたTwitterの姿はそこにはなく、もっと個人の日常や活動の発信の場へとなってたわけです。普通の人はもちろん、イベント・お店・バンド・アイドル・芸能・モデル・演劇・アート・写真・コスプレなどなど。色々な人にとっての、様々な活動のPRツールになってた。時間が経って、新しいテクノロジーが一般の日常に浸透したことを痛感した、浦島太郎の心境。

そこで思ったのが、『空白の時間にもらったフォロワー数だから、PRが必要な人たちに活用してもらえれば』ということ。今の告知宣伝のお手伝いをするスタイルなわけです。中でも、誰もが知ってるイベントなど大きなものは、高い広告費を使って各種メディアが取り上げるだろうから、広告費が使えないけど、本人が頑張って発信しているものの手伝いになれば…という考えをベースに。

もちろん独立開業を視野に入れていたから、福ツイを通じて誰かと知り合うきっかけになることもあるんじゃないかという思いも込みで。

運用再開当初は、自分でローカルのイベントを探して一方的に告知宣伝していたのが、少しずつ告知依頼のDMが増えてきて。しばらくするとその割合が逆転。今では100%依頼のDMの内容になっています。ありがたや。

とまあ、こういった感じで今の福岡ツイッターナビのカタチで落ち着いたわけです。ざっくり書くと。(でも言ってももうアカウント9年以上か…)

次回の投稿でWebマガジン『ミッケ!フクオカ』を始めたことを書くことにします。