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異性には3種類いるというお話

よく女子会で提唱される説として、

「異性には3種類いる」というものがある。

まずひとつめは「完全なる異性」。友達というよりは、「オトコ」であり、完全に恋愛対象にくいこんでくる、そんなタイプである。

ふたつめが「完全なる非異性」。いわゆる「オトコ」に見えずに、そういうことをするような気分にもなれないようなタイプ。

そして、上記2つの間に存在するのが、いちばん厄介な「異性と非異性の中間」タイプ、すなわち「第3の異性」である。

友達に以前「なんかさあ、恋人になってほしいわけでもなくて、相手から「付き合おう」って言われたらたぶん断るだろうなと思うのに、その相手に彼女ができたらショックな人っているよね」と言われて、

ああ、「異性と非異性の中間」タイプをよく表してるわ、とはっとさせられたのだが、まさにそういった人のことである。

また、別の友達は「恋人になってほしいわけでも、エッチなことをしたいわけでもないのに、甘えちゃう人っているよね」とも言っていた。

つまり「第3の異性」とは、「オトコ」として頼れるけれども、自分の「オンナ」を差し出さなくてもいい相手ということになる

ここで重要なのは、「友達」として頼れる、のではなくて「オトコ」として頼れるという点である

女性には仕事で行き詰ったり、もしくはなんてことない暇な日に、電話を掛けたり、飲みに行ったりする相手として、どうしても同性ではなく、異性のほうがいいときがあるものなのだ

そういうときに、「オトコ」として頼れる「第3の異性」の登場、ということになる

友人に話しを聞く限りでは女性にとっては、そういう第3タイプの異性がいるというのは珍しくないことなのだと思う。

恋愛関係は基本的に互報性を前提としているから、自分勝手なふるまいは望ましくない。でも「第3の異性」は別ものである。

無条件にいつでも甘えていいが、その代わりに愛情や体を差し出す必要も生じない。

ただ、これは男性の側からしてみれば、いい迷惑に違いない。

甘えられて、彼女ができそうものなら悲しげな顔をされるのに、いざ自分の側から一線を越えようとすると

「あなたのことを、そういう風には見れない」

なんて言って振られるわけである。本当に迷惑な話だ。

男性で「いい人だよね」と言われる人は、80%くらいこの「第3の異性」枠に入ってしまっていると思う。

男の人から「よく連絡も来て、愛想もよくて、だからあの子イケるよね?」みたいな相談を受けることがあるんだけど、いつも「ああ、それは『第3の異性』枠かもしれないなあ…」と心配になるのを隠して、「それはイケるよ!おめでとう」とかはやし立てるのは一抹の罪悪感がある。

しかも、本日よくみんなから『いい人だね』と言われている第3の異性の典型のような男性に、ちょうどそんな相談を受け、「それはイケるよ!おめでとう」といってしまったのが私である。現在非常な罪悪感にさいなまれている。

そんな罪悪感を消すためにも、どうか「第3の異性」枠について多くの人に知ってもらえればと思い、こんな文章を書いてみた。

まあ、私も女性版「第3の異性枠」に入っている可能性、大いにあるんだけどね。


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