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久し振りの海外旅行で見えたこと⑤


4回にわたってセブ島旅行記を書いてきました。
最後に、これからも私が海外旅行に行きたいと思ったことについて、書いていきます。
前回の投稿はこちら。


今回は友人が計画した旅行に参加させてもらいました。
現地の人とのコミュニケーションもほぼ友人におんぶに抱っこでした。
旅行中は楽しさでただただ夢中でしたが、旅行が終わりこうしてまとめていくうちに、改めて自分の「好き」に気がつくことができました。


ひとつめ、私は自分で調べて知らない世界に飛び込んでいくような旅が好きだった、ということ思い出しました。
仕事や介護や二拠点居住や移住やら、目の前のことに時間を取られているうちに旅行に目が向かなくなっていたけれど、これからはもっと外に目を向けたい、今度は自分で旅を作ってみたいと思いました。


もうひとつ、自分は違いに惹かれるんだな、ということも実感しました。
今までの人生で少数派の立場にいることが多かったことと関係しているのかな。
「同じ」より「違い」が共存しているフラットな場に惹かれます。
同調圧力は苦手だけれど、一人で堂々としている勇気はなかなかない、自己主張もあまりしない自分。
そのせいかな、ついついこうしなければならない、に陥りがちな思考の癖を感じることがあります。
でも、こういう場にいると、自分が解放されるような気楽な気持ちで過ごせます。



今回、観光地への滞在ではありましたが、多様な民族がいる場に身を置く経験ができました。
フィリピンは経済成長が10年強で3倍になる程著しい成長を遂げている一方で、貧困率が高く、国民の1%が国の富の半分以上を保有しているとの言われています。
日本にいるとあまり意識することがない経済格差の一端を、今回の旅行で垣間見ることができました。
社会保障の制度も日本のようには整っていない国。
住民の方々が共に助け合い、力強く暮らしている姿に触れられたのはとても刺激的でした。

静かなオランゴ島の昼下がり

最終日に行ったオランゴ島。
昼下がりの時間に散策をしたのですが、寝ている大人の多いこと。
なんと、ガソリンスタンドの真ん中でござを敷いて寝ている人までいました。
聞いてみると、主要産業は漁業。
多分、早朝に漁に出て、午後は体力を消耗しないように休んで過ごすのでしょうか。
子どもたちはここにもたくさんいて、元気に走り回っていました。


観光地や船着場に行くと必ず会うのが、盲人のグループの演奏。
1日にどれくらい寄付が集まるのかな。
私がいる間はずっと演奏し続けていましたが、楽しくのんびり演奏している雰囲気が漂っていました。


ジプニーという乗合バス
運賃交渉制の乗り物トライシクル、私も乗りました


住民の足である乗り物はどれもとっても派手で、どの車にもぎっしりと乗車していました。
楽しい自己主張だな、と思いました。


竹で編んであるような家


簡素な住宅をたくさん見ました。
そして、日中何をするでもなく外に座っておしゃべりしている人にたくさん会いました。
生活は質素だけれど、人々のつながりは強いように感じました。


普段の生活と全く違う場に行くことで、自分に向き合う機会をもらえた旅でした。
また別の国へ行ったら、違う感情がわいてくるのでしょうね。
非日常を体験することで得られることがたくさんありました。
自分の可能性もちょっとだけ広がったような気がします。
数年後、もう一度行ってみたいな、セブ島。














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