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YouTubeに応援広告を出した件について

飯吉流生くんファンダムの管理人・広告担当をしています、mikoです!

飯吉ファンダムでは、PRODUCE101JAPANの応援広告として、YouTubeに広告を掲出していました。

この広告がありがたいことに「YouTubeに広告出せるんだ?!」「飯吉くんのファンダム強い!」と国プのみなさんに好評だったので、どうしてYouTube広告を出すことにしたのか?YouTube広告は実際どれくらいの費用対効果があるのか?といった話をしたいと思います。

結論から話すと、YouTube広告は"良い"です。


YouTube広告を出した経緯

私はJAMなのですが、以前、推しである白岩瑠姫くんの誕生日にYouTubeに広告を出したことがありました。

その時なぜYouTube広告を出したかというと、ズバリ、インスタに広告を出せなかったからです。


インスタの広告は、以下のような工程で出稿します。

0.FaceBookアカウントを作る。
1.FaceBookページを作る。
2.FaceBookビジネスアカウントを作る。
3.Instagramアカウントと連携する。
4.FaceBook広告アカウントを作成する。
5.広告を出稿する。

つまり、スタート段階としてまずFaceBookアカウントが必要なのですが、私はこの時「みんな簡単に出せてるんだから、私にも広告出せるでしょ〜」と完全に舐め腐っており、この辺の工程について一切調べていなかった。あと、誕生日までに動画が完成しなかったら広告を断念しよう!と考えていたため、完全に優先順位が動画作成>FBアカウントの準備になっていた。そして、動画が完成したのは誕生日の三日前。FBアカウントが必要なことを知ったのは誕生日の二日前。私はすぐにFaceBookを立ち上げ、まずアカウントを作成しました。しかし、その瞬間。

アカウント停止

嘘みたいな本当の話なんですが、マジのマジでアカウント作った瞬間アカウント停止されたんですよ。まだ、FaceBookでなんもしてないのに。FaceBookに対して何もしていないのに!何?私FBさんの親でも殺しましたか?(してません泣)

すぐさまFaceBookに再審査を申し込み、出せと言われたから「面倒くせぇな?」と思いながらも免許証の写真まで提出した。でも、ネットで調べた結果どうやら再審査には一日以上かかりそうだったのと、私のような人が結構いてみんな軒並み再審査に失敗していることが分かり、こりゃ無理だな、と悟った。でも、どうしよう?手元に二週間くらいかけて作った15秒の動画がある。(シンプルに時間かけすぎ)

そこで私が思いついたのがYouTube広告でした。もう、出せればなんでもいい。慌ててGoogleで YouTube広告について検索し、ネットの指示通り進んだ結果、なんとか広告を掲出することができました。


この経験があったため、めしプ内で広告を出そう!という話になった時、私はYouTube広告を提案しました。YouTube広告なら経験があるからスムーズに出せるし、折角ファンダムから広告を出すならInstagram・Twitter・YouTubeと様々な媒体に出して規模を大きくした方がいい、と考えたためです。実際、YouTubeだけではなくインスタ、Twitterにも広告は出稿しました!が、やっぱりInstagram広告は失敗してしまいました。

(私のものではない別の人のFBアカウントで広告を作成し、出稿まで行ったのですが、何度挑戦しても広告出稿後1,2日でアカウント停止を食らいました。なんなんだ…なんなんだFB…)


広告出稿の手順

YouTubeに広告を出す手順について紹介します。…が、私は専門家ではないので間違っている部分もあると思います。あくまで私はこうやったよ!という話なので、その点ご理解いただけると幸いです。

ここではざっくりとした手順と、ここは気をつけた方がいい!という注意点、アイドルの応援広告だからこそのポイントについて書いていきます。


0.動画作成

めちゃくちゃ当たり前ですが、まず動画が必要です。

私はもともと動画編集が趣味でしたので、これに関しては問題ありませんでした。(一応書いておくと、使用ソフトはAdobe After Effectsです)

YouTubeに広告を出す際は、アスペクト比16:9をオススメします。一番無難!1:1の広告も度々見るので有りだと思います。注意が必要なのは縦長の動画。上下が切れます。

長さも特に指定はありません。が、後ほど説明しますが、スキップ不可のインストリーム広告を出したい場合は15秒以内・バンパー広告を出したい場合は6秒以内にする必要があります。


1.YouTubeに動画を投稿

YouTubeチャンネルを作成し、動画を投稿します。YouTubeに動画を投稿するのと同じ要領で、普通〜に投稿すれば大丈夫です。公開にすると検索したら出てきちゃうので、非公開or限定公開をオススメします。


2.Google広告にログイン

Google広告にアクセス。動画をあげたチャンネルと同じGoogleアカウントでログインすれば問題ないと思います。そして、「今すぐ開始」を押します。

「今すぐ開始」を押すと本当に今すぐ開始させられます。と言うのも、いきなり新しいキャンペーンを作らされます。

ここで注意点一つ目。この新しいキャンペーンをそのまま作っていくと、本来出したくない広告を出してしまう可能性があります。おそらく「スマートアシストキャンペーン」か「動画シンプルキャンペーン」を作る画面になっていると思いますが、スマートアシストキャンペーンはまずYouTube広告ではありません笑。動画シンプルキャンペーンはYouTube広告ではあるんですが、細かい設定ができないのであまりオススメできません。

でもGoogle広告のちょっと困るところが、どうやったら普通のキャンペーンを作成するページに飛ぶのかわかりにくいところなんですよね。

スマートアシストキャンペーンの場合は、

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下の「エキスパートモードに切り替える」をクリック。

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「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリック。

動画シンプルキャンペーンの場合は(※すみませんちょっと自信ないですが)

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下の「お支払いとご請求に進む」をクリックします。

とにかく、キャンペーンを作成する前にアカウントを作成した方が良いです。

最終的に下のような画面になれば成功です。

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3.キャンペーンを作成

「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

するとこのような画面になります。

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ここ、悩みますよね。応援広告はどれなんだ!と。これは、広告を出すターゲットによって設定するのが良いと思います。

例えば私の場合、初めに出した広告は日プを視聴していない流生くんのチャンネルの視聴者さんに向けて「流生くんが日プに出演していること」を周知してもらう為に掲出しました。この場合は「ブランド認知度とリーチ」です。多くの人に知ってもらいたい!という場合はこれ。

二つ目、三つ目に出した広告は国プに向けて「2pickを流生くんにしませんか?」「流生くんの動画見てみませんか?」と訴えかける為に掲出しました。この場合、私は「見込み顧客の獲得」で出しました。ターゲット層がめちゃくちゃ明確ならこれかな。

目標の選択によっては「あれ…?この形式で広告出したかったのにできない…!」みたいなことが起こるっぽいので、無難なのは「ブランド認知度とリーチ」だと思います。また、本当に悩んだら目標設定しないでキャンペーン作ってもいいと思います。

目標を選択し終えたら、キャンペーンタイプで動画を選択します。

すると、サブタイプの選択画面になります。サブタイプというのが先ほど話したバンパーなんちゃら〜やインストリーム広告なんちゃら〜です。

説明すると、

スキップ可能なインストリーム広告:5秒すぎたらスキップできる広告
スキップ不可のインストリーム広告:15秒以内のスキップできない広告
バンパー広告:6秒以内のスキップ不可の広告

このような感じです。

ここも悩むと思いますが… 個人的にはスキップ可能なインストリーム広告推しです。スキップできないのって、見る側にとってストレスじゃないですか。推しのせいでストレスを与えられたら、逆に推しの印象を下げることになるかな、と思うので。


4.詳細な設定をする

タイプを選んだら詳細を設定していく画面になります。ここが難しい!

なので、「ここは重要だよ」「ここは大して大事じゃない」という部分について解説していきます。

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キャンペーン名:なんでもいいです

入札戦略:そのままでOK

予算と日程:重要!

総予算を設定するor一日の予算を設定するのどちらかで設定できます。先に日程を設定してから総予算を設定すると、自動で一日いくらかかるかを計算してくれます。あとで、私が実際に載せた広告の費用を載せるのでそれを参考にしてみてください〜!

ネットワーク:そのままでOK

地域:(こだわりなければ)そのままでOK

言語:(こだわりなければ)そのままでOK

コンテンツの除外:そのままでOK

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広告グループ名:なんでもいいです

ユーザー:まあまあ重要

ユーザー属性は特にいじらなくていいけど、オーディエンスは場合によってはいじった方がいいです。自分で「Kpopに興味ある人」とか「このサイトを見てる人」みたいな感じでカスタムオーディエンスを作ることも可能です。こういう人に見て欲しい!というのが明確に決まっている場合は設定しましょう。

コンテンツ:重要

ユーザーの興味あるキーワードやトピック、プレースメントを設定します。プデュだったら、「PRODUCE 101 JAPAN」とか「日プ」など。とにかく思いつく関連ワードは全部ぶち込みましょう

プレースメントって何?というと、具体的な広告の掲載場所です。例えば、PRODUCE 101 JAPANのチャンネル、JO1のチャンネルに広告を出したい、など、広告を出すチャンネルを指定することができます。他にも「この動画に広告を出したい」という感じで、動画単位で指定することもできます。

ただここで注意なのですが、最初にいきなりプレースメントを設定すると広告の配信に時間がかかることがあります。私の場合は、プレースメント設定&入札単価が低額だったせいで、最初の広告は出稿後二日間どこにも掲載されませんでした。なのでここではプレースメントを設定せず、広告が配信されてからプレースメント設定をいじるのをお勧めします。

入札単価:まあまあ重要

「ブランド認知度とリーチ」を選んでると出てきます。1000回あたり幾ら出しますか?というのを設定する項目です。400~600円くらいが相場なので、600円くらいにしておいて、広告が配信されてから少し減らすといいと思います。ここが低額だと上述の通り広告掲載まで時間がかかります

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アップロードした動画のURLを入力すると上のような画面になります。

最終URL:重要

アクセスして欲しいリンクを貼ります。私の場合は、チッケムのURL or 投票ページを貼りました。

表示URL:本来は会社のHPのトップを貼るような場所なのですが、困ったら上と同じでいいと思います。

行動を促すフレーズ:あった方がいい!

センイル広告なら別だけど、応援広告なら「MVを見る」「動画を見る」「投票する」など、ユーザに行動を促すフレーズあった方が絶対いいです!!字数制限がきついんで、それだけ注意。

以下:そのままでOK

プレビューもできるので色々設定していじって見てください!実際に見られるのはこの部分なので、こだわって設定していきましょう


※多分どこかで支払い方法について入力するところがあったはずなのですが、忘れました…笑 出てきたら指示に従ってください!


5.出稿。審査が通るのを待つ

これで「キャンペーンを作成」を設定したらあとは審査を待つだけ!審査は長くて一日くらいです。早ければ数時間で広告配信が始まります。


実際の例

では次に、実際どれくらいの費用対効果があるのか?私の例を見ていただこうと思います。


①非国プ向けバンパー広告

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総予算:¥22,000
期間:4/16~4/30(15日間)
目標:ブランド認知度とリーチ
目標インプレッション単価:¥500

大体一日1400円前後で出した結果です。バンパー広告(6秒しかない)だったのと、日プにあまり興味がない層に広告を出稿したため、クリック数はかなり少なめです。

平均インプレッション単価が¥400となっていますが、これは1000回あたりの平均予算です。つまり、総予算÷平均インプレッション単価×1000=表示回数 で表示回数を予測することができます。先ほども書きましたが、入札単価の相場は大体400~600円なので、ものすごくざっくり言うと総予算の2倍くらいは配信されます(ex.1000円で出したら2000回以上、10000円で出したら20000回以上)。このように、表示したい回数から逆算して総予算を決めるのがオススメです。


②国プ向けスキップ可能なインストリーム広告Part.1

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総予算:¥42,500
期間:4/27~4/30, 5/8~5/28(25日間)
目標:見込み顧客の獲得

この広告は途中で配信を止め、投票期間が始まってから再度出したので一日あたりの平均費用にムラがあります(グラフ参照)。

グラフを見ると、表示回数のグラフは一日あたりの費用のグラフをなぞっている感じがありますが、クリック数は必ずしもそうなるとは限らないということがわかりますね。4/27~4/30の短期集中型で出したときより、5/8以降の安定して出していた期間の方がたくさんクリックされています。

視聴回数というのは、広告を飛ばさないで見た回数です。表示回数が約10万、視聴回数が2万なので視聴率は約20%ということになります。さらに、視聴回数に対するクリック率は約10%程になっています。


③国プ向けスキップ可能なインストリーム広告Part.2

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総予算:¥19,500
期間:5/20~5/28(9日間)
目標:見込み顧客の獲得

この場合は視聴率約20%、視聴回数に対するクリック率は約7%程度になっています。見込み顧客の獲得で出したからかもしれませんが、②も③も視聴率安定して20%ですね。ここから視聴回数の予測も計算できそうです。


結論

じゃあ結局、他のSNS広告に比べてYouTube広告ってどうなの?

これは、私個人の考えですが…

YouTube広告は、動画を作るという壁さえ乗り越えればめちゃくちゃ簡単です。個人的には、なんで応援広告でインスタ広告がメジャーなのか疑問なくらい、圧倒的にYouTube広告の方が簡単だと思います。そして、予算的に見ても、他のSNS広告とほぼ同じくらいの値段で、SNSではない広告(駅広告やビジョン広告)と比べるとかなりの安価で掲出することができます


でも、動画を作るのってみなさんが思うよりハードル高くないと思うんですよ。

前述の通り、YouTubeにはバンパー広告というものがあります。6秒の動画広告。6秒なら作れそうな感じがしませんか?実際、企業が出しているバンパー広告でも「これほとんど静止画じゃん」っていうものあります。

また、日プのインスタ広告でも、加工アプリで制作なさったのかな?というクオリティのもの全然あるじゃないですか。大事なのは、広告を出すという行動。何も出さないより何か出した方が絶対いい!クオリティなんて気にすんな!推しのために行動を起こしたいなら今しかないよ!その候補としてYouTube広告、有りだと思います。


みなさんの推し活、オタ活が充実したものになりますように。

長文読んでいただきありがとうございました!



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