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【子宮筋腫核出術】退院から1週間経ちました


こんにちは、あるいはこんばんは。mikoです

退院から1週間が経過し、さらにあと3日間を乗り越えたら...要となっている術後2週間を迎えます。

入院する前や手術の直後、退院した日などは身体が過去のように復活するまでどのくらい時間がかかるんだろうかと不安でした。

入院するまで、同じ手術を経験された方の話を聞いたり、ブログを読み漁りながら色々と参考にさせていただいたのですが

調べている中で気づいてしまったのが、子宮筋腫核出術よりも圧倒的に子宮を全摘出している方のほうが多いということでした。

『悪い言い方だけど、子宮筋腫は雑草みたいなものだから』と担当医から言われました。

子宮筋腫自体は良性なので、妊娠や出産に影響がない限りは手術をすることは滅多にありません。

そこそこ筋腫が大きくても、基本的には経過観察。生理痛が重い人には薬物療法が用いられることが多いようです。

摘出したところで、また女性ホルモンの影響によって新しく誕生した筋腫が再び増えたり大きくなっていく可能性が高いからです。

そのため、ある程度妊娠出産を経験した人が今後の人生の不安要素や身体への負担を取り除くために

思いきって子宮ごと取ってしまう。という方が多いようです。私の母もそうでした。


『腹腔鏡でこんなにキャーキャー言ってる人初めて見たわ』

と、お見舞いにきた母から言われました。怒

いや、そのへんにいる“腹腔鏡手術受けたことある”人達と一緒にしないでほしい_(:3 」∠)_

確かに開腹手術を受けた人よりも傷が小さいから痛みも少ないように見えるけど、

そもそも腹腔鏡とはいえないサイズの創(4㎝の開腹)をつけられてしまったのでこの手術をなんと呼べばいいかわからない。

そして何より、子宮に最低6箇所は創がついてる。これがどれだけ負担になっているのかは、出産した人にしか出産の大変さがわからないのと同じで、経験した人にしかわからないことでしょう。

しかも私の経験は少数派。だからこそnoteに遺すことにしています。


退院から1週間でできるようになったこと

①自転車に乗れるようになった(低速度)

車の運転は腹圧をつかうのでNGですが、自転車は無理のない範囲でOK!とのことだったのでチャレンジしてみました。
創に響くことがないようになるべく段差を避けながら、遅めの速度で運転することができました◎

②階段の昇り降りができるようになった(低速度)

負担がかかるのが怖くて、もっぱらエレベーターやエスカレーター頼みでしたが少しずつ階段にもチャレンジしました。段差が大きかったり、傾斜が急な階段は注意が必要です。ゆっくり昇れば創が痛むことはないですが、むしろ降りる時のほうがお腹が気になりました。


③食べ物の自由が増えた(デブへの道のり)

避けていた揚げ物など、食べても負担がかからなくなりました。胃腸が少しずつ復活してきたのです。『今夜は唐揚げが食べたい!』と言う主人の要望に応えて料理ができるようになりました。


未だに辛いこと

①術後の痛みがゼロになることはない

個人差はありますが、表面的な創の痛みを感じるのは1〜3ヶ月。そして子宮が回復する(妊活が可能になる)までの期間は半年〜10ヶ月かかると言われました。産後の母とまではいきませんが、見た目より身体はボロボロなわけです。

②動きの遅さで未だに迷惑をかける

横断歩道を渡る時。階段を昇り降りする時。
少しの買い物で商品を見ながら歩く時。

退院したばかりの頃は『この人大丈夫か?』と心配されるレベルの動き方でしたが、1週間も経過するとかなり動けるようになり

『こいつワザとなんか?遅すぎてイライラする』と周りから思われそうなレベルまでに身体は動けるようになりました。(良いのか悪いのか)


③お風呂に入れない

かなり気温は暖かくなってきましたが、やはり湯船に浸かれないのが辛い。『100歩譲って、誰も入っていない綺麗な1番風呂だったら良いよ』とお医者さんから言われたけど、万が一創に影響したらと思うと怖い。

しぶしぶシャワーは浴びていましたが、入院中に受けた頭皮へのダメージが回復できずにフケだらけになっていたので、ヘアサロンに行き、ヘッドスパとトリートメントをしてもらいました。

普段ならヘアカラーやカットをしてもらうためにサロンへ行くので、髪を洗うためだけに行くのは申し訳ない気持ちでいましたが

『今日は癒されにきたんだね♪』と笑顔で迎えていただけて嬉しかったです。


生きている奇跡

入院中、2人の訃報を知らせるニュースが飛び込んできました。

1人は漫画家の鳥山明さん、もう1人は声優のTARAKOさん。お2人のことは説明するまでもありません。

日本や世界にとって偉大な影響を与えた2人の、早すぎる訃報を悔やむ声が後を絶ちません。

どんなに才能を開花させて名誉と収入を得ても、死に至る病を前にそれは何の役にも立たない。

健康に生きている、ただそれだけでかなり価値のあること。

海外で続く戦争により、毎日多くの子どもたちが爆撃で命を落としていても

大災害が起こって大切な人達を亡くした人が同じ国で辛く苦しい生活をしていても

余命宣告をされていたり植物状態になった家族をもつ人が身近にいても

どうして私はこんなにも哀しい顔をしながら、他人事として考えてしまっているのだろう。

目の前にある奇跡に感謝できている人は、心の不足を感じることなんてないはずなのに。

少し思い通りにいかないだけで苛立ちを感じてしまうことが多い。怒り狂って相手を攻撃してしまうことさえある。

自分が手にしている幸せに気づけない人が多くなると、災害って起こりやすいんですって。神様が気づかせるために。


人間はとても愚かな生き物だなぁ。

未熟な私ですが、感謝を忘れないように日々を生きたいと思います。

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