日本から中間層がいなくなった本当の理由を教えます

この世界の貧富のルールがすでに変わってたことに気づいてますか?

現在、日本において『富裕層』『中間層』『貧困層』が一般的にどのように定義されているか知ってますか?

富裕層:純金融資産1億円以上
中間層:年収500万円~800万円、1000万円超~5000万円
貧困層:年収300万以下(月収20万以下)
    もしくは年収約200万円以下(住民税非課税対象)

このように記憶している人が多いと思います。
ですが、本当にそうでしょうか?
この定義のままですと・・・

富裕層:その資産がなくなったら貧困層
中間層:その収入がなくなったら貧困層
貧困層:そもそも貧困層

と、どの層からも貧困に転落してしまいます。

~層とは元々安定した区分けのはずです。
現在、世界ではこのように各層の定義が変わっています。

富裕層:どれだけ使っても資産が増えていく人
中間層:どれだけ使っても資産が変わらない人
貧困層:使った分だけ資産が減る人

どのような行動をしても、現状の社会の定義が変更されない限り、変わらない状況を持って各層の定義となります。
手持ちの数字がどうであれ、この定義が当てはまる人達はその階層もしくはその階層の予備軍となりわけです。

貧富のルールが変わったことに対する日本における最初の指摘

このルールが変わったことは最近初めて明らかにされたわけではありません。

世界ではアメリカの不況時代だった1980年代から徐々に認知されてきだしていて、とある本により明文化されました。
世界に知られるきっかけになったのはこの本が出版された1997年以降です。
その本は日本において2000年に翻訳されて販売されました。

『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』(ロバート・キヨサキ著)です。

一般的にはこの本は不動産投資や不労所得もしくはビジネスを立ち上げることを書いていると言われています。
ですが、その本の根幹はその点ではありません。
それらの投資やビジネスの話は以下の内容の付属に過ぎません。
内容の根幹は以下の点です。

・働いた収入を使い続けるだけの生活では豊かになれない
・ほとんどの人は負債を資産といい消耗するだけの生活をしている
・『投資』をして自分以外の物が自分のために稼ぐ仕組みが必要

コレにより、収入の大小で富裕や貧困を定義出来ないことや、中間層や富裕層になるための方法を明示されました。
この内容をどのくらい理解した人がいるかはわかりません。
本の知名度の割に、日本がまだ貧困に喘いでいるという現状から考える所、そんなにも多くないと思われます。

日本の状況

日本における豊かさの状況はバブル崩壊の1989-1990年が境界線になり、1998年のアジア金融危機が富裕層・中間層世代と貧困層世代の境目になります。

バブル崩壊以前
・終身雇用
・年功序列→継続勤務で昇給確保
・働くだけで安定した資産形成が可能
・物価水準<昇給水準

実は、バブル崩壊以前は一つの会社に長く勤めるだけで現在の定義における富裕層もしくは中間層の基準をある程度クリアすることが出来ました。
日本中の人達が継続した収入と安定した資産もしくは資産が増加していっていたのです。

バブル崩壊以後
・成果主義
・非年功序列
→中高齢層が中間層や富裕層を死守するために若年層にお金を渡さない
・給料=生活費→資産形成出来ない。消耗するだけ
・物価水準>給料
→デフレで物価が下落・据え置きだが、給料水準が低いままで高負担

バブル崩壊後は、『実力主義』と聞こえのいいことをいいますが、既存のプレーヤーが作ったプラットフォームで一定量のパイを配分しているだけです。
そしてアジア通貨危機と2001年までの日本金融危機以後においては、日本経済を改善拡大させると言う意識すら失われました。
現状の富裕層はそのプラットフォームの支配者で、それは主に企業を経営している層やそれに準ずる中高齢層になります。

現役プレーヤーたる若年層は、彼ら既得権層が自分達の生活水準を維持するために配分された収益の残りを『結果に基づいて』配分されるだけの存在なのです。

2018年現在日本人が置かれている状況

2018年現在、日本人が置かれている状況は以下のとおりです。

・現役世代の減少
・高齢者の増加
・物価水準上がらない
・経済規模の停滞
・公的扶助の必要の拡大
・所得拡大の見込が少ない年齢層
・現役世代の負担増加

働かなくなった高齢層を支えているのは、以下の制度です。

・年金保険制度
・税金

仕事が出来ない高齢者がどんどん増えていき、仕事をする現役世代の比率はどんどん減っていっています。
日本全体としては、支出される金額が多くなり、税金や社会保険料の増大につながってます。
結果、現在の経営の主軸になっているバブル期以前からいる現中高齢層は、自分達の生活防衛のための利益配分を非常に多くします。
彼らは働きだしてから中間層もしくは富裕層しか知らない世代です。
なので、自分達が貧困層にならないように調整をしています。

もちろん、それには財源が必要です。
前項でも触れましたとおり、その財源が若年層(バブル崩壊後世代、金融危機以後世代)であり非正規雇用であると言う構造になります。
この構造がなくなるまでは、バブル崩壊後世代やバブル崩壊後世代、金融危機以後世代の貧困はなくなりません。

ではバブル崩壊後世代、金融危機以後世代がこの社会システムのままで中間層もしくは富裕層になるのはいつになるのでしょうか。

それは、バブル崩壊以前層が現役を退くときからです。
アジア通貨危機・日本金融危機以後の世代の先頭である今の40代前後が55歳ぐらいになってからと想定されます。
ですが、その時に『権益を享受できる会社・組織に属している』ことが必須条件になります。
つまり、今現在において非正規雇用者や現在無職の人もしくは会社で低い階級の人達は受益することは出来ません。
現状のシステムのままでは、貧困層はずっと貧困層です。

その時代の経営の主軸達は自分達の老後の中間層・富裕層としての地位確保のためにより多くの収入を確保しようと行動を行います。
そして、中間層や富裕層はより狭くなり数が増えていく貧困層との差はさらに拡大していきます。
今の日本のままで行くと、10年後や15年後はさらなる格差社会が日本全体の社会問題になるでしょう。

現状として、現在40歳前後世代以下の世代が中間層や富裕層になるには、『日本において中間層や富裕層を維持しようとしている勢力=中高齢層』の勢力圏からの脱却が近道です。
なので、能力のある人たちは起業したり、海外に行ったり、中高齢層のいないビジネスに転職をしたりします。
就職のミスマッチや人手不足などはこのような原因で起こっているのです。

政府による対策と実行の現実

政府は景気対策としていろいろな対策を打ち出し実行してきました。

現役世代の子育て増進
雇用環境の改善
金利政策
中小企業支援
21世紀型インフラ整備

ですが、その政策の現実はこのようになってます。

現役世代の子育て増進→伸びない収入で支出増のため苦しい家計
雇用環境の改善   →低所得・非正規雇用の増加で低所得化に拍車
金利政策      →超低金利でも金融機関不信で借り手が消極的
中小企業支援    →各社倒産しないための対策で精一杯で保守化
21世紀型インフラ整備
→明確な未来のビジョンがイメージできないので、現在はおろか未来への投資にすらなっているか怪しい、効果が見えない

政策に対して、受け取る側の日本の社会が消極的であるため、経済の活動が活性化されないのです。
現在、財政改革と景気対策を両輪で行ってます。
いわば『小さい政府』と『大きな政府』を同時に回しているような感じです。
受け取る側の日本社会に活力があれば、これはうまくいくでしょう。
ですが、活力がない以上対策不足と言われてもしょうがない状況であります。

ただ、政府の見方からすると「日本社会がやる気を出さないからどれだけ政策を実行しても無駄にしか見えない」という言い方も出来ます。
要するに、両方共他力に頼ってるため、結果が見えないという状況です。

日本社会に活力を取り戻すためには、蔓延している『不安』を取り除く必要があります。
その不安はマズローの欲求5段階説における『第1階層:生理的欲求』と『第2階層:安全の欲求』ではないかと思われます。
日本において生きることと安全が保証されていないと認識されているのです。
その不安を取り除くことこそ日本の活力を取り戻すきっかけになり、それの鍵となるのが『現在の基準での中間層の増加』といえます。 


政府や銀行までも貧困層の収益体制である現実

日本の経済や活動を支える政府や金融機関を見てみましょう。
これらは経済の大動脈といえるものです。
これらの機能不全は日本の破滅を意味します。と言われています。
つまり、それらが盤石であれば、日本経済も盤石であるといえるでしょう。

ただ、本当にそれらは盤石なのでしょうか。
そのためには彼らがどのような収益体制に寄って運営されているかを知って彼らが『貧困層なのか』、『中間層なのか』、『富裕層なのか』を知る必要があります。

復習ですが、貧困層と富裕層の収入の違いを確認します。

貧困層の所得:給与所得
→特徴:原資が0円、自分が止まると収入が止まる
富裕層の所得:配当、利息、運用益
→特徴:原資がかかる、自分が止まっても入り続ける

ポイントは『自分が止まっててもその収入が発生するか』です。

まずは政府の税金の特徴を見てみましょう。

所得税(住民税、法人税含む):投資がかかるが、使うのをやめれば止まってしまう
消費税: →投資は0円、使うのをやめれば止まってしまう
固有資産にかかる税金:存在しうる限り得られる
利息配当にかかる税金:運用がある限り偉えっる

これを特徴別に置き換えてみますと

国民が止まったら止まる税金:消費税、所得税
→貧困層の所得と同じ
国民が止まっても止まらない税金:固有資産にかかる税、利息配当にかかる税金→富裕層の所得と同じ

となります。
現在日本の国と地方の税収の割合は、消費税と所得税を足すと86%になります。富裕層と同じ型の税収は14%なので、実質国民が止まれば政府は破綻します。
ただ、国民が止まるってことは現実的ではありません。現在、こちらも生きていくために仕事をしているわけですから。
ですが、現状として「日本国民という走り続ける存在」無くしては日本という国は成り立ちません。
所得税のような、投資や制度改革などの『投資資産』に基づく収益ならある意味運用益や配当利益という考え方ができるでしょう。
なので、所得税は『投資に基づく富裕層の所得』といえます。
ですが消費税のように社会向けた投資を伴わない単純に『活動量と時間』に依存したものは、給与所得と同じです。
貧困層の所得と同じです。
現在政府はその収益体制を重視してます。もはや税収の35%を占めてます。
そういう意味で、日本は段々貧困層と同じ収益体制になっていってるのだといえます。

次に、銀行の収益体制を見てみましょう。

手数料:利用される限り収入がある
貸金利息:金を貸すことで得られる
運用利益:投資することで得られる

これらも収益の特徴を照らし合わせるとこのようになります。

手数料:利用される限り収入がある
→費用は0円だが、客が使うのをやめれば止まってしまう
貸金利息:金を貸すことで得られる
→原資がいるが、貸し手がいる限り継続して得られる
運用利益:投資することで得られる
→原資がいるが、継続して得られる

そして現在、銀行も手数料収入を収入の柱として経営をしています。
ATM手数料や送金手数料などあげ上げられますが、投資信託など金融商品の手数料などもこれに含まれます。
一見、顧客確保で継続収入に見えるかもしれませんが、金融機関が運用機関ではないため規模の拡大を続けないと手数料が得られない仕組みになってます。
金融機関が募集活動を止めてしまうと止まってしまうのです。
なので、金融機関は継続して募集をかけて手数料収入を稼ぐ必要があります。
そのため、手数料は『活動量と時間』に依存した収益体制といえます。

それは、給与所得に依存している貧困層と同じといえます。

日本の政府も金融機関も実は貧困層のような思考回路に基づく収益体制なのです。

日本人が将来に向けて行わなければいけないこと

これから日本が再び住みよい国にするには『新しい定義の中間層』や『新しい定義の富裕層』を増やす必要があります。
それは、国民生活を豊かにするだけでなく、生存と安全を担保されることから生まれる活動による付加価値の拡大を期待できるからです。
そのためには、以下の項目について改善が必要になります。

・高齢化は止められない事を再認識する
高齢化は、人口比に対して高齢者が多い場合に起きます。
つまり、「突然高齢者が減少」なんて起きませんので高齢化は止まりません。
気づいていた人がどのくらいいるか知りませんが、2005年から『若年者』の基準が高齢化してました。
以前は25未満でした。
それが30未満に引き上げられました。
現在では40未満が『若年者』です。
この若年者の基準は1975~80年生まれを基準とされています。
つまり、このまま行くと50歳まで若年者になります。
このように高齢者の数を減らせられない代わりに若年者の数を増やして理屈を合わせようとしています。
ここにも貧困層である若年者の拡大と中間層・富裕層である高齢者の格差を見て取ることが可能になります。
今の若年者は、突然高齢者になることを要求されているのです。
こうして、高齢化は止められない代わりにいろんな定義の変更が行われている事を知りましょう。 

・でも少子化は止められる
少子化は止められないように言われてます。
ですが、少子化は止められます。
現在、出産適齢人口が少ないと言われています。
ですが、戦後の人口爆発期の出産適齢人口はどうでしたでしょうか?
人口が多いから人口が増えるのではありません。
家族形成をする社会システムや環境、そして安全と安定が確保される未来があるから人口が増えるのです。
つまり、少子化は出産適齢人口の問題ではなく、社会システムの問題です。
子供を産み育てることが肯定的になる社会に戻るまで少子化は進みます。

これを変えるのは若者ではなく、社会システムの中枢にいる中高齢者です。
自分達の社会的義務を放棄して若者に押し付けるのはやめましょう。


僕達の世代40歳前後はそのシステムの欠陥を押し付けられて20年来ました。
もはや、僕らの同世代は家族形成に絶望を感じています。

今こそ、その失敗を反省してこの社会システムを変えて下さい。
新市場を切り開くための既得権を若年層に渡してください。
若年者に十分なお金を渡してください。
出産から生育・教育にかかるコストを社会全体で下げましょう。
そして地域で『子供が多くいる事は良い事である』という空気を作りましょう。
そうすれば、子供を産み育てれる若い子達は楽しい家族形成ができるようになるのです。

・今の社会システムでのグローバル化は貧困の拡大を招くだけ
上記で触れましたとおり、今の日本の社会システムは、中間層・富裕層を維持しようとする既得層である中高齢者がそれ以下の若年者や非正規雇用者から搾取する構図です。
グローバル化という名のものと、日本に入れるのは自分達と同じ中間層や富裕層になる層ではなく、引き続き自分達の地位を守るための労働者です。
つまり、若年者と非正規雇用者を入れます。
そこに能力の有無は関係ありません。
各層に自分達に利益を与え続ける為の労働者を配置します。
これのどこがグローバル化でしょうか?
このシステムである間は、本当に有能な外国人は日本に来ません。
代替が効く、情報に疎い外国人が労働者としてきて、日本の生活習慣に適応できず、自国にも帰れず、集まってコミュニティーをつくり、その地域だけ日本人との交流を拒絶するようになります。
結果としてその地域にも貧困は忍び寄ります。
理解できる言語で充分な教育機会や公的扶助の機会を与えられず、数多くの外国人スラムが誕生するでしょう。
これが『明るい未来のグローバル化』でしょうか?
まずは、現在の日本人の中間層への回帰と富裕層の拡大を図り、『豊かで余裕のある日本』を取り戻してからするべきでしょう。
自分自身が衣食教育足りていないのに、他者を受け入れることなど到底不可能です。
受け入れた外国人に貧困を押し付け不幸にするだけです。

・『ベーシックビジネス』でベーシックインカムの確保が中間層への近道
『ベーシックビジネス』とは、初めて聞くと思います。
人間が生きていくうえで身に着けるべき基本的な経営能力に基づく誰にも渡されることない自分のビジネスです。いわばワイフワークや生業です。
僕以外誰も使ってないのでたぶん、僕の造語です。
ほかの人達がいうライフワークや生業と大きく違う点があります。
それは『必ずしも、ずっと行動しなくてもいい』ということです。
つまり『各個人に基本的に与えられた不労所得』がベーシックビジネスです。
ビジネスですので、そこには社会活動があります。
それそのものは人の生活を潤滑にもしくは豊かにしています。
ですがシステム化されてますので、常に関与してなくていいのです。
社会システムの変更などで変わることもあるでしょう。
手を加えるとしたら、その時だけです。
基本放置で見守りながら、時々ビジネスを更新する。
そういうベーシックビジネスを一人一つ持つことで、そこから得られる収益がベーシックインカムになります。
それで、生活の安定を手に入れて、会社員生活でもいろんな芸術の探求でも好きな付加価値の創造ができます。
このベーシックビジネスを義務教育卒業までに得られる教育体制にすることです。小中学校の間に、社会で生きていく為の経営感覚を身に着けることで、どのようなことがあっても貧困層に落ちる事を防ぐ事が出来ます。
例えば、この年齢にしっかりと読み書きを習得できれば、何歳になっても読み書きができるのと同じです。経営技能も読み書きと同じように義務教育として身に着けることが中間層の拡大や富裕層への発展に必要になります。

なぜそのようなことを言うのかというと、まさに富裕層がそのような思考だからです。
彼らは生まれながらにビジネスを所持し、ビジネスを相続します。
それを維持するための能力を教育されることでどんな社会体制になっても富裕層であることを維持できるのです。

それを日本社会全体で行うわけです。

ベーシックビジネスは日本を救います。
日頃従業員に『経営者感覚を身につけろ』という人ほど、ベーシックビジネス感覚を身に着けてください。
それを全子供に義務化すれば日本は中間層に戻れます。

・会社員生活はもはや『ついで』でいい
ベーシックビジネスを全日本人が持てば、生活の安定と生命の安全が担保されます。なので、会社員生活は命をかけなくていいわけです。
ブラック企業にならなくていいわけです。
適正な時間働いて、想像力豊かに仕事ができます。
人間として人間らしい生活を送れます。
必要最低限なものは、みんながもつベーシックビジネスとしてインフラ化されている社会です。
効率的な社会インフラの下、その土台に築く創造的なビジネスが展開できます。
もちろん、それが次のベーシックビジネスになる可能性もあります。
その知識や技能が次の世代に受け継がれて、より豊かな中間層を創造し、安定した中間層のたくさんいる日本が作られていきます。

会社員は本当の意味で付加価値の創造に専念できます。

・労少なく益多くが最善としビジネスを行う。
いろんなビジネスがシステム化していくことで、労働収益性も改善していきます。
そうなると「汗水流して働く」ことや「根性で気合で働く」ことがスポーツのようになります。
パワハラがなくなります。
『衣食足りて礼節を知る』を全世代で実感できるようになります。
社員全員ビジネスを持ち、その運用方法を身に着けていますので、目的に合わせて最適解を導きやすくなります。
ビジネス思考が私たちが平素話す日本語と同じように使われ行われます。
現在、社会問題化してる働き方についての問題の多くが解決します。

・政府は積極的に金を借りられる環境づくりを推進するべき
現在、日本経済の停滞には『ビジネスに金を借りられにくい』という風潮があります。
ビジネスのためにお金を借りるのに個人補償を過大に求めることもありますが、この25年間で蓄積された『借り手の金融機関への不信』があります。
ビジネスのために借りても、そのビジネスがうまくいくいかないに限らず『貸し剥がす』ことが多くありそれが多く知られていることによります。
今新規事業を行う際に、金融機関の融資を使わず自己資金を貯めたり、出資者を募る傾向にあるのはそのためです。
当の銀行は、自分たちが信用を失っているという自覚がありません。
自覚があるところは、信用創造のために、ビジネスフェアなどの開催を活発に行い、取引先のビジネスの加速や新規企業の開拓に余念がありません。
ですがそういう金融機関は多くありません。
日本人は信用を重視する国民性です。
一度失っている信用を取り戻すことは非常に困難ですが、失っている自覚がなければ未来永劫信用は取り戻せません。
そこで、国や自治体が積極的に信用補填をする必要があります。
ビジネスの活性化は、国や自治体の収益に直結します。
企業が儲かれば、国や自治体も儲かります。
経済規模が拡大されれば、税収も拡大されます。
そのためには、金融機関をはじめとした資金のボトルネックに対する信用回復が急務になります。
日本国民がビジネス能力を習得された社会で、金融機関の信用回復はさらなる日本経済の拡大をもたらすのです。

・『日本らしいサービス』は、衣食足りて礼節を知ってからでいい。
日本らしいサービスは、貧困の中では生まれません。
日本の『おもてなし』は、元々、武家層や豪商など富裕層の中で醸成されてきました。それが、戦後の高度経済期に『お稽古』として一般化して市民生活に溶け込みました。
現在、お稽古が衰退しているのはお稽古を受ける年齢層の所得状態が悪化しているからです。
お稽古が衰退していることは、それに付随してきた伝統産業の衰退を見ればわかる通りです。
お稽古による作法の普及が一般教養として一般社会に溶け込み『おもてなし』になったのです。
なので、中間層の拡大は再び日本人にお稽古を受ける余裕をもたらし、作法が一般教養として維持されます。
その結果、『おもてなし』がいろんなところで展開されれるようになり、日本人らしさを醸し出すことができます。
日本人の『おもてなし』は作法の上に成り立つものであり、それは『衣食足りて礼節を知る』状態によってもたらされます。

貧困の中には、礼節も作法も日本人の特徴といわれた『おもてなし』もありません。

・企業が本当にいい人材が欲しいのなら『日本の教育』に投資せよ
企業はいい人材が欲しいのであれば、教育に投資してください。
会社員教育に投資するのではなく、『日本の教育』に投資してください。
教育担当をしたことある人はわかると思いますが、人によって身に着けられる能力の程度が変わります。
同じような学歴や年齢なのに、教育の習熟速度が違うのです。
今まではそれを個人差であり、入社した段階でその差があることを諦めていたのではないでしょうか。
最近の教育関連の研究では、人の学習能力は能力を作る時期に教育に対する時間が設けられて適切な人がいたかによることがわかってます。
現在、その環境は親の所得により決まっています。
それを知らない親が子供に適切な教育機会を与えられないようになってます。
ですが、親の教育程度が常に子供を上回っていたのでしょうか?
そんなことはありません。過去に親の教育程度が子供よりも低いことが当たり前のようにあります。

親の教育程度が低かった時代に、教育を義務化したり高校全入へと導いた明治時代や高度経済期などはどのようにその問題を解決したのでしょうか。

前者は、制度により義務化することで学校に行く事を達成し、全子供に最低限の教育機会を作りました。
後者は、社会的風潮として『最低限高校に行く』空気をつくり全入しやすい環境を作りました。

ですが、今は社会的貧困の拡大で高校すら継続できない家庭が出てきています。
これを解決するために、中間層の拡大は一つの方法ですが、企業としていい人材が欲しい場合、以下の二つを行う事が効果出来です。

・地域学習施設の設置
・教員の所得改善

地域学習施設とは、学習機会が得られにくい低所得者層の多くいる地域に設置された教育委員会直属の施設です。
学校を下校した子供たちが学習する場として利用しています。
そこには準図書館といえるほどの蔵書と常時教育指導ができる教員やアルバイトで大学生がおります。
このような施設を各地に作ります。
塾に行けなかったり、本や知的資料を得る機会の少ない貧困家庭の子供たちの学習する機会を与えます。
学校でもその施設の存在を子供に教えることで、利用を活性化させます。
時間も20時まで使えるようにし、一種の学童保育のような機能を持たせることもできます。
これで教育機会と親の子供への心配を解決することができます。

実は、教員の所得改善は急務です。
戦後、子供の数に対して教員の数が足りませんでした。
優秀な人はみんな会社員として働いていたからです。
そこでとった対策は教員の給料の『倍増』でした。
収入状態が良くなった教員への応募が多くなり、増大していた学校教育への需要を満たしました。
結果、優秀な学生を大量に社会に輩出して、日本の景気拡大に寄与することになりました。
時代は、少子化になり子供の数が減りました。
それに合わせて学校の閉鎖統合を行われてきましたが、同時に税収の減少も伴い教育委員会の予算も削られてきました。
結果、ここでも「既得権である中高齢者が中間層や富裕層であることを維持するための現状」が起こります。
正規採用は抑えられ、足りない部署は1年更新の常勤講師や不定期の非常勤講師で対応されるようになりました。
結果、優秀な学生は教員になることを諦め、社会や海外に行きました。
ですが、世間の公的教育に対する要求は増える一方で、削られる現役教員は過大な業務対応を強いられています。
学校教育も十分行えず、過大な業務を押し付けられ、使命感に熱い教員から順番に病んで退職をしていくことになりました。
結果、教育レベルが低下する学校が発生し、日本全体の学力低下が叫ばれる世の中になってしまいました。

企業が学習能力のある人材が欲しいなら、一人ひとりに向き合うというよりも、この社会に十分な教育を受けた子供たちを数多く育成する場を維持することが重要です。
教育委員会に継続的に資金援助をすることで、教員水準の維持を図るとともに、学習能力のある優秀な子供たちを数多く育てる環境づくりをすることで、社会に出た後での社員教育に困ることはなくなります。
ですから、いい人材が欲しい企業は教育委員会に資金援助をしましょう。
そして国や自治体は教育委員会に資金援助をする企業に税額免除など優遇を与えましょう。
それが日本全体の改善につながります。

・使うほど消耗する貧困層をなくすことこそが真の日本復活の方法
日本の復活は日本人の復活です。
このように書くと非常に右翼みたいですが、日本人の中間層の復活は日本の復活や世界との格差の是正につながります。
意識してほしいのは、日本が25年かけて25%GDPを拡大した中で、世界は何倍も経済規模を拡大していたという事実です。

日本が25%で世界が何百%です。
日本は自分自身で自分達の拡大を止めてしまっていたのです。

結果的に、日本は世界的に激安なのです。
いまだに『日本は優秀で割高』と思っている人がいます。
それは25年前の話です。
円高になっても日本に来る外国人が増えている理由は、旅費よりも滞在費が安いからです。
そしてその安さに見合わないサービスを受けられるからです。

しかし、そのサービスもこのままでは受けられなくなります。
サービスを提供できる『礼節』を持った人たちがいなくなるからです。
理由は前にも触れたとおり、貧困層の拡大の結果、礼節を身に着ける機会がなくなるからです。
今一度日本人は意識してください。
日本人らしさは『礼節』によるもので、それは景気拡大に伴う中間層によるお稽古などの教育機会によってもたらされてきたことです。
貧困層の拡大は、その機会を失うことになります。
生きていくことで精一杯の状態で、礼節なんて身に着けらえません。

『衣食足りて礼節知る』

それは自然権や習慣ではなく、生活の余裕がもたらすものです。
日本は中間層の消滅のために『おもてなし』が消滅する危機にあるのです。

日本における中間層の消滅は、中間層という定義を数字だけでしか持たなかったことによる現象なのです。
年収はその時の経済状態でコロコロ変わってしまうのです。
世界基準での中間層という人たちの状態を正確に把握し、日本人の多くがそれに戻るよう、努めることが大事なのです。

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ありがとうございます!!引き続きがんばります!!
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みこどん

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