陶芸の楽しみ方 〜大きめのお茶碗と大酒呑みのお猪口〜
私は昨年、初めて陶芸を体験しました
旅行中のスキマ時間に、何をして過ごそうかと考えていたら、近くの陶芸教室で体験ができるというので、行くことにしたのでした
広い教室で、お客さんは誰もいなかったので、そこの先生というかご主人からマンツーマンで教えていただきまして、
1回分の土で、お茶碗を2つ作ることができるということで、ロクロを使わない方式で作りまして、
焼成すると少し小さくなるから、気持ち大きく作れと言われまして、
結局、お茶碗にしては少し大きい仕上がりになってしまいました
でも、
「それも、個性、味になるからいいんじゃないか」
「大きめだから、煮物を入れるお鉢にもなるね」
なんて会話もあったりして、
結局土が少し余ったので、お猪口も1つ作りました
そのお猪口も大きめの仕上がりになってしまいまして、
その頃には、奥様も登場して
「大酒呑みのお猪口だね!」
なんて、からかわれたりして
「初めてなのにそこまでできるとは大したもんだ」
「うまいねえ」
とか言われて、ちょっといい気分になってしまって、焼成前の写真を撮るのを忘れてしまいました
釉薬の色はお茶碗は茶色と白、お猪口はブルーでお願いして、焼成してもらい、2ヶ月後にうちに届くことになりました
値段も良心的な上に、お土産までいただき、楽しい時間を過ごしました
ちょうど2つセットのお茶碗の1つを割ってしまったので、買わずに、
うちにある食器と比べて、出来上がりも想像して、
楽しみに待っていました
で、
ようやく届いたんですが、荷物のダンボールがやけに小さいなぁという印象でした
うまいことコンパクトに梱包したな、
さすがプロだな
開けてみたら、
………
違うものが入っていたのです
だってお茶碗じゃないし
これ、誤送ですよね?
でも作品を間違わないように、底に日付と自分のサインを彫ってたんですけど、それは私のサインだったのです
あれが、これになったということか…
お茶碗のつもりだったのですが…
大きめのお茶碗で、煮物を入れるお鉢にもなるって言いましたよね?
お猪口は?
大酒呑みのお猪口は?
まあ、でも
これも個性
味もあるか
それは本当のことおっしゃってましたね
先生!
愛すべき私の初陶芸作品!
お読みいただき、ありがとうございました
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