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#01 可愛いアイドルの写真が撮りたいんだ!!!~特典会篇 ライトver~

こんにちは。みこといいます。
可愛いアイドルのことばかり考えています。

わたしのことはどうでもいいです。取り急ぎ可愛い可愛いばってん少女隊上田理子さんを見てください。

ばってん少女隊|上田理子さん とってもかわいい

ッッッ!!!!かわいい!!!!!
国宝、世界遺産、ワシントン条約適用対象!!!

失礼、取り乱しました。

このnoteではわたしの思考の整理も兼ねて、わたしがアイドルの写真を撮る際に何をしているのかということを書いていければと思っています。

とは言ったものの、”わたしの行く現場”で”わたしが何をしているのか”を書いていくだけなので、参考にしていただけるのであれば大変ureshiinoですが、応用性とかは全く意識してないです。ごめんなさい。やめて、殴らないで。


0.はじめに

まず、わたしのスタンスだけ簡単にお話させていただくと、わたしはフォロワーさんをはじめ同じアイドルを応援する方・アイドル本人に”かわいい” ”いい写真”と思ってもらいたいという考えで写真を撮影し投稿しています。ですので、このnoteに書くことを推奨したいとかそういうことではありません。ご了承ください。

ちなみにわたしは隊員さんの特典会写真を見るのが大好きで、一緒に可愛いポーズをしたり、面白いポーズをしたり、怒られてみたり、生き別れてみたり(え?) etc…それを見て「なんでそんなに面白い引き出し持ってるんですか!!」とスマホに向かってブチギレる毎日です。いつもありがとうございます。

そんな中、ありがたいことに最近「いい写真ですね」と言っていただける機会が増えてきまして、それであればわたしがやっていることを共有し、いい写真が多く生まれる環境を作り、その写真が誰かの目に留まり、一人でも多くのファンが生まれる、そんなことがあるといいなという想いで書いています。

さて、前置きが長くなりましたが、第1回ではスマホでできる特典会写真の撮り方と現像のお話したいと思います!よろしくお願いいたします!

1.【特典会前にこれは抑えておけ!!】カメラで写真を撮るとは?

まずは、実際の撮影の前に知っておくといいことについてお話します。
それがカメラそのものについてです。

1-1.カメラは何を撮っているのか

カメラはレンズ・センサーを通して写っているものを記録してくれるわけですが、ではその記録されるものとは何か。

それは光の情報です。

カメラで夜景を撮るとノイジーな写真になっていることはないでしょうか?最近はスマホでも夜景モードが搭載されていて結構綺麗に撮れたりするものですが、とはいえ日中に撮った写真と比較すると、夜間に撮った写真はカメラが光の情報を拾いきれずノイズがのってきてしまうのです。

特典会において夜間での撮影というのはほとんどないと思いますが、室内撮影などはあるかと思います。室内というのは人間の目では分からないのですが、カメラにとっては結構暗かったりします。この辺りのことは第2回以降のガチverでも触れたいと思います。

1-2.レンズについて

最近のスマホには「超広角」「広角」「望遠」の3つのレンズがついていることが多いです。

レンズごとの特性に関する詳しい解説はyoutubeなどに多くあがっていますのでそちらに譲りますが、ここでもそれぞれの特性について簡単に触れておきたいと思います。

▶超広角
パースが効いてダイナミックな写真が撮れます。
端っこのほうはかなり歪み、手前にあるものは大きく写るのが特徴です。

ばってん少女隊|上田理子さん とってもかわいい
iPhone12 proの超広角レンズ(×0.5のモード、35mm判換算値の焦点距離13mm)で撮影
 写真上部にある照明機材が大きく歪んでいる

▶広角
スマホのカメラのデフォルトで設定されている画角。
馴染みがあり撮りやすいですが、こちらも端っこのほうは多少歪み、手前にあるものは多少大きく写る特徴があります。

ばってん少女隊|春乃きいなさん とってもかわいい
iPhone12 proの広角レンズ(×1のモード、35mm判換算値の焦点距離26mm)で撮影
手前にある手が実際よりも大きく写っている

▶望遠(35mm判換算値の焦点距離50mm付近)
スマホだと望遠と記載されるパターンも多いですが、いわゆる標準と言われる領域。人間の目で見た場合とほぼ同じ画角の写真が撮れます。

ばってん少女隊|春乃きいなさん とってもかわいい
iPhone12 proの望遠レンズ(×2のモード、35mm判換算値の焦点距離52mm)で撮影

上記3枚の写真、シチュエーションが異なるため厳密な比較にはなりませんが、どの写真も被写体からほぼ同じ距離で撮影しています。どんなポーズで撮りたいかと一緒に、そのポーズの魅力を最大限引き出す画角は何か、何を伝えたい写真を撮ろうとしているのかを考えることで写真表現の幅が広がると思います。

2.【対戦よろしくお願いします!!】撮影編~撮影の際に気を付けること~

2-1.ソロショット

ばってん少女隊の現場ではソロショット撮影の際は自分で撮影することができるため、画角、構図、被写体との距離など自由に決めることができます。

釈迦に説法ですが、撮影の際は後ろの方に迷惑にならないように事前にやりたいことを決めて、カメラを構えてシャッターを切るだけの状態を待機中に作り、自分の番になったらどんなポーズをしてほしいか手短に伝えましょう。

2-1-1.超広角で撮る場合

以下の写真、さくらちゃんには「下から煽るので上から覗き込んでください!」とだけ伝えて撮影しています。

ばってん少女隊|瀬田さくらさん とってもかわいい
iPhone12 proの超広角レンズ撮影

このとき気を付けたのは、さくらちゃんのお顔が画面中央にくるような構図したこと。前述のように超広角レンズは外側にいけばいくほど歪みが大きくなります。さくらちゃんのかわいいお顔を歪ませるわけにはいきません。また、(超)広角は手前にあるものが大きく写ってしまうので、距離感にも注意です。広角レンズにおける人物撮影の注意点はこちらの動画が参考になります。

2-1-2.広角で撮る場合

こちらも基本的な考え方は超広角と同様で、さくらちゃんのお顔が画面中央にくるような構図にしてお顔が歪まないようにします。

ばってん少女隊|瀬田さくらさん とってもかわいい
iPhone12 proの広角レンズで撮影

また、ハイポジションからの撮影にならないようにすることにも注意です。ついつい自分の顔の前でカメラを構えてしまいがちですが、それだとハイポジションからの撮影となってしまう場面が多く、お顔に影ができたり、全身写真の場合にはスタイルが悪く見えてしまいます。

ですので、基本的ににはカメラは被写体のお顔と水平の位置から(わたしはそれに加えて、スマホを上下逆さまにしています)撮るようにするときれいに撮れる確率がアップします。

2-1-3.望遠で撮る場合

望遠で撮る際は写真の歪みは殆どないので、そこまでシビアに考える必要はありません。ただし、普段撮り慣れていないと距離感に困惑することがあると思いますのでそこに注意です。

カメラのポジションについては広角の時と同じように、基本的にはお顔と水平の位置からとるとよいと思います。

ばってん少女隊|上田理子さん とってもかわいい
iPhone12 proの望遠レンズで撮影

番外編:全身写真について
全身の写真を撮る場合、どうしてもお顔を中央に持ってくるのことが難し場合もあると思います。そんな時はお顔の歪みやスタイルが崩れないよう標準~望遠域のレンズで撮影すると良いと思います。

ukka|芹澤もあさん とってもかわいい
SONY α7Ⅳ 焦点距離85mmで撮影

ただし、ある程度慣れてくれば、次の写真のようにあえて超広角で全身写真を撮り、スタイルをよく見せるようにする、といったテクニックもあると考えています。

以下の写真を見ると、理子ちゃんの足が長く、靴もかなり大きく写っていることがわかります。このように写真の外側に足を配置することで足長効果を狙えます。

ばってん少女隊|上田理子さん とってもかわいい
iPhone12 proの超広角レンズで撮影

2-2.ツーショット・スリーショット

さて、ツーショット・スリーショットの場合は難易度がぐっとが上がります。

ばってん少女隊の現場の場合、ツーショット・スリーショットを撮る際はスタッフさんにカメラを預けて撮ってもらうわけですが、スタッフさんはあくまでもスタッフさん。カメラマンではありません。

そんなとき、ソロショットで挙げたような注意点を解消するためにわたしは基本的に「広角の横位置・寄り」で写真を撮ってもらいます

歪みをなくすという観点で見れば、望遠レンズで撮ってもらうことがベストですが、上述のようにスタッフさんもカメラに精通しているというわけではありません。

実際何度か望遠レンズの設定で撮ってもらったことがありますが、寄りすぎていたり、(おそらく親切心で)広角に戻した状態で撮影されていたりすることが多くありました。であれば100点満点の写真をイチかバチかで狙うのではなく、歪みが気にならない程度の範囲で収まるようにしようという方向にシフトしました。

ではなぜ引きではなく寄りなのか。引き画でもお顔が真ん中に位置に来るように撮影されていれば大きな問題ないのですが、ほかの隊員さんのお写真を見る限り、お顔が写真上部に配置される形で撮影されいる場合がほとんどです。引き画ということはお顔が小さく写っているということであり、小さいものの方が歪みが目立ってしまいます。

そのことを考えるとお顔が真ん中に配置されやすく、かつ歪みの影響があったとしても、それが目立たないような撮り方(=寄りでの撮影)をしてもらったほうが良いという考えです。

また、横での撮影をお願いしている理由としては、基本オタクが写っている部分は切り取ってTwitterに載せることを想定しているためです。

ばってん少女隊|蒼井りるあさん とってもかわいい
iPhone12 proの広角レンズで撮影

上記のロジックからスリーショットでも基本的には寄りで撮影してもらうようにお願いしています。

ばってん少女隊|春乃きいなさん 柳美舞さん とってもかわいい
iPhone12 proの広角レンズで撮影

ここまで、画角や構図に関するお話をしてきましたが、やりたいポーズやシチュエーションによって変化する部分は多々あると思います。ですが、レンズごとの特性などを頭に入れておくことで、より楽しく・より可愛い写真表現ができると思います!

3.【ロジックで写真を追い込め!!】現像編〜キラキラアイドル写真を作り上げる〜

ここからは写真の現像についてです。かっこつけて現像って言ってますが要は編集です。かっこつけさせてください。ごめんなさい。やめて、殴らないで。

まず、わたしが現像する際に使用しているのはLightroom Classicというソフトです。有料かつPC用のソフトなので、ここではスマホ/タブレットで使用できるモバイル版Lightroomを用いながら解説していこうと思います。

一部有料でなければ使えない機能もありますが、おおよそのことは無料でできますし、基本的な使い勝手はLightroom Classicと同様です(ちなみにわたしがわざわざPCで編集しているのは単純にPCのほうが使いやすいからという理由です)。

それでは実際に特典会の写真を使いながら現像の工程をお話していきます。

3-1.構図づくり

特典会撮影時の時間は短いもの。いくら頑張ったとしてもその一瞬で完璧な構図を作るのはわたしのスキルでは無理です。なので、改めて構図を作り直します。具体的には切り取りの機能で被写体が写真中央に来るように調整します。

もとの写真だときいなちゃんが少し左に寄ってしまっています。切り抜きを使って真ん中に配置されるようにします。

またまたばってん少女隊の春乃きいなさんにご登場いただきました とってもかわいい

3-2.明るさ調整

詳細は画像内に記載していますが、
露光→シャドウ→ハイライト→露光(再調整)の順番で調整します。キラキラアイドル写真を作りたいので思い切って露光をあげます。

3-3.色彩調整

キラキラアイドル写真をつくることを前提にしているので彩度を少し上げます(普通の写真であればわたしはむしろ彩度を落とすのですが、キラキラアイドル写真なので根本的な考え方が違います)。

ただし、彩度を上げるとお肌の彩度も上がってしまうので、個別の設定で下げるようにしています。

3-4.ディテール調整

写真のメリハリをつくっていきます。フワッとさせたいところはフワッと。キリッとさせたいところはキリッとさせます。

3-4.肌補正

どれだけかわいいアイドルさんでもその日の体調でお肌のコンディションが万全でない日もあります。わたしとしてはコンディションがよくない写真をそのまま上げることに抵抗があります。好きな女の子の写真をあげるんです。可愛い姿をみんなに見てもらいたいじゃないですか。

今回は、有料版のLightroomで使用できる機能で肌補正を行っています。詳しいやり方は次回の「ガチver」で解説したいと思います。

無料のアプリであればLINEカメラなどに肌補正機能がありますので、そちらを使用してみるといいと思います。

というわけで、元の写真と完成した写真がこちらです。

左:肌補正のみ実施 右:現像済み

全体的に写真の明るさと彩度を調整することでキラキラアイドル写真をつくることができたのではないでしょうか。

と、ここまでいろいろ書いてきましたが、この現像方法についてはわたしが編み出したわけではなく、アイドルカメコチャンネルを運営するちゃんかま(イシハラ)さんの動画を見て勉強しました。より詳しい解説はこちらの動画をご覧ください。

タイトルにロジックで追い込めと記載しましたが、現像はなんとなくでやるものではないというのがわたしの考えです。写真で何を見せたいのか、どういう表現をしたいのか、それを突き詰めることでどのパラメータをいじるのかが見えてきます。「こういう見せ方をしたい。だからこのパラメーターをあげる」このロジックが見えてくると、より写真の楽しさが増してきます。

4.【より高みを目指して】応用編~raw現像をしよう~

最近のスマホはrawで写真が撮れるようになっています。rawとは大量の光の情報を保持できるファイル形式の一種です。よく目にするjpegとは保有している光の情報量が大きく違います。

よくrawは調理前の食材、jpegは調理した後の料理と例えられます。jpegは軽いファイルサイズで高画質な画像を提供してくれるのでそれはそれで大きなメリットなのですが、現像するとなるとすでに出来上がったものを無理やり変えることになるのでどこかで破綻が生じます。

一方、raw現像は調理前の段階のため、甘くすることも、辛くすることも、酸っぱくすることもできる、そんなイメージです。

raw撮影の設定は各スマホの機種ごとに設定が異なるため、ご自身のスマホでの設定はネットで調べていただければと思います(決して書くのが面倒になったとかそういうことではありません。自分で調べることが大事って学校で習いました😖)。

raw現像に対応している無料アプリも色々ありますが、実際に使ってみた中ではLiitというアプリは使いやすかったです(調べてみるとiOSのみの提供みたいです...ごめんて…みんなが攻めるから理子ちゃんも愛ちゃんもバツが悪そうな顔してるやん…Androidも調べたらきっと出てくるはずだから…)

ばってん少女隊|上田理子さん 希山愛さん とってもかわいい
iPhone12 proの広角レンズで撮影

5.結びにかえて

さて、本稿ではスマホでできる特典会写真の撮影方法と編集の仕方を話してきました。

写真に対する考え方は千差万別です。写真にこだわらず特典会でお話ししたり、一緒に何かをやることに全力を注ぎたい、そのような考え方もあると思いますし、わたしもできるだけ特典会の時間を楽しみたいと思っています。ですが、わたしは欲張りなので写真も良いものを撮りたいのです。

アイドル写真は素敵な思い出であると同時に、応援方法の一つだと思っています。先述しましたが写真がきっかけで一人でも多くのファンが生まれるといいと思っていますし、アイドル本人にとっても過去を振り返った時にいい思い出だったことを、いい写真とともに思い出してもらいたい、そんなエゴと愛で1枚でもいい写真をお届けできたらなと思っています。

次回は、「【もっと!!】可愛いアイドルの写真が撮りたいんだ!!!~特典会篇 ガチver~」をお届け予定です。わたしの人生に余裕があれば早めにお届けしたいと思います!

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