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生きるか、書くか

仕事も結婚も八方塞がりだった頃、私は生きるためにライター業へ足を踏み入れた。

正直、ピンハネだろうが搾取だろうが。
その頃はどうでもよかった、というか業界について何も知らなかった。

当時受けていた仕事は、1記事500円。今流行りの #クラウドソーシング ではなく、知人から直接引き受けていたものだ。

記事は記名で、サイト内全ては私の記事ばかり。コラム以外にも、イベント案内文も全て担当していた。

記事は、通勤電車の時に携帯ひとつで20分程度で出来た。そのため、時給換算すれば1000円くらいになるし割もいいと思ってた。その前に、私OLだったし。

副業とはいえ、この仕事だけで1カ月1万程度になった。さらに、この仕事は新たな仕事を引き寄せてくれて、記事をキッカケに仕事を紹介してもらえるようになった。

当時、私にとって誇れるものなど何もなかった。仕事も、婚活も上手くいかない。私には、本当に何もなかったのである。

500円の記事が、崖っぷちの私に生きる希望を与えてくれた。もしかしたら、これで食べていけるかもしれない。

その後、この当時受けていた仕事の実績を引っさげてクラウドソーシングの #クラウドワークス#ランサーズ にも参入し、最初の頃から文字単価4円とか受けてたこともある。その後は1.5〜2円位が多かったかな……。

さらに、クラウドソーシングの実績を元に出版社や大手企業、メディアに応募したり、人脈を広げるべくイベントに顔を出すようになった。

地道な活動が少しずつ実るようになり、何かに頼って仕事を取る必要がなくなった。報酬形態も、文字単価から記事報酬へとシフトしていった。

Twitterやお問い合わせから仕事依頼が来るようになったのは、半年前くらいからだろうか。ああ、やっとここまできた。と、嬉しかったのを覚えてる。

私にとって、この仕事はライフラインだ。ライターはじめた頃は彼氏もいなかったし、いつか仕事を辞めて1人で生きていかなければならないと思うと絶望していた。

私は、このままずっと1人で生きていくのか。
不安で胸がいっぱいだった頃に、心の支えとなったのが500円の仕事の存在だった。

もしかすると、この仕事はブルーオーシャン(当時。今は超レッドオーシャン)だし、このまま頑張れば仕事になるかもしれない……。

淡い期待を胸に、自分を信じてコツコツやってきて良かった。

もちろん、いつまでも続く仕事とは思っていない。今までの仕事を踏まえた上で、すでに次の道を考えている。

私のここ4年間は、生きるか、書くか。だった。

何を言ってるんだコイツはと思う方は、どうか笑っておくれ。私も、自分で言うのも何ですが稀に自分の記事を読んで「なにこれウケる」と思い、笑いが止まりません。

追伸)
本日、知人より「変なことブログに書いたらあかんよ。人は言わないけど、内心色々思ってるから」と釘刺されました。気をつけよう。

#仕事 #フリーランス #婚活 #ブログ #フリーライター #webライター #イベント #ライフライン









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