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夫と読書、夫に校閲依頼、夫から学んだこと

ここ数日、夫に文章をチェックしてもらったり一緒に読書する機会が多い。

私と出会ったころ、夫はゲオやブックオフで中古の漫画を立ち読みばかり。

ドライブ中にブックオフを見つけようものなら、まるでトイレを我慢している子供のように「ぶ、ブックオフ!ブックオフがある!ブックオフ行ってもいい?」と言って、急にギュンとハンドルを切っていく。

そして、中古本(または漫画レンタル)の立ち読みデートがはじまるのだ。おまけに漫画の立ち読みがはじまると、2〜3時間は読み続けるのである。

私が「まだ?」と聞くと「あと5分!」と2〜30分引き延ばされることが続いた。

そんな漫画好き男が、なんと今自己啓発本や文章力向上系の本に手を出している。


「いつも漫画ばかりだったのに、どうしたんや」と聞くと「あんたがいつも本読んだり、勉強している姿を見て俺も触発されたんや」とのこと。

実は、半年前から夫に文章のチェックをお願いすることが増えるようになった。

以前までは「人にお願いしたら負け」だと思っていた。しかし、夫に文章をチェックしてもらうようになってから彼自身が勉強するようになり、変化に驚いている。

もしかすると、人に仕事を振るって思っているより悪いものではないのかもしれない。

夫は決して文章のプロではないが、仕事で文章をチェックしたり、論文を書くことがある。書籍や紙媒体とも関わっており、おそらく私が受けている仕事よりもはるかに人目に触れる機会も多そうだ。

そのため、夫は文章のチェックになると仕事モードに入る。それはもう、原稿の渡し方からうるさくなる。

「人に原稿見せる時は、隅っこをホチキスで留めてページも入れないと!

人に原稿渡す時は、受け取る側の気持ちを考えないとあかんって何度も言ってるやないカァァァ。

こんな渡し方は、仕事ができない奴がやることだろうが!これは仕事が○流の人がやる渡し方!だから、あんた会社で仕事できないって評価されたんだよ!

まずは、原稿の渡し方から気をつけないとあかん。読む人の気持ちになって仕事することが大切や」

と、何回も叱られている。

きっと職場でも後輩にこんな感じで怒っているのだろう。家では温厚な姿を見せない夫が、唯一吠える瞬間だ。

そんな夫には、仕事に手伝ってもらった時は必ず「さすがあなたは凄い」と褒めまくっている。すると、より一層夫は私の力になろうと勉強するようになった。

ずっと、人に仕事を手伝ってもらうことに罪悪感を感じていた。受けた仕事は、全て自分が責任をもってやらないといけないと思っていた。しかし、夫に少しでも見てもらえることで少し気が楽になれた。

もしかすると「仕事を手伝ってもらう=自分が楽になる」ではなく、仕事を通じてお互いがwinwinになれる関係を目指すといいのかもしれない。

もし、夫に仕事を理解してもらえないのであれば「何で理解してくれないの?」や「夫がいなくてもやっていける」ではなく、少しだけ手伝ってもらった上で「やっぱりあなたは凄いわ」「あなたのおかげだわ」と褒める、ってのもアリかもしれない。

実は私自身、副業で仕事してたころは夫から反対されていたこともある。今応援してくれるだけでなく、手伝ってくれる上に向上心までアップ。もうこれ、良いことづくめじゃないの?

とりあえず、我々は私の仕事を夫にチェックしてもらうようになってから、よりお互いの能力や性格をわかりあえたこと、また私の仕事への理解が深まったように思う。

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