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「可哀想に。どうして神様はこんな試練を……」と号泣された話

昨日、エステの店長に最近不妊治療の初診を受けた話、他病院の説明会に参加した話をしたら突然号泣し始めた。

「あのう、なんかすみません。そんなつもりではなかったのですが……」と言ったが、店長の号泣は止まらない。

実のところ、悲劇のヒロイン気取りで話した覚えはない。ただ、淡々と今の状況を説明したまでだ。その理由は、体の状況や現状を伝えることにより、それに向けた施術をしてもらおうと思った程度。まさか、号泣されるとは思いもよらなかった。

「どうして……神さまはこの子(40歳だけど、この子と呼ばれてる)にこんな試練を与えるノォォォ!!どうしてぇぇぇぇ!!」と泣いて止まらなかったので、なんだか申し訳ないような気になった。

自分では、今の状況を「可哀想」と思ったことはない。

不妊治療は大変かもしれないけど、今はこうして自由に仕事もできるし、エステにも通えるお金がある。夫婦仲も良好だ。ただ、叶わないのは子供ができないというだけ。

それでも、他者からすれば聞くのも辛いような話なのかもしれない。

自分では、妊活や病院通院も日常のようなものと感じていたが、違うのだろうか。もしかすると、こうしてnoteに書くのも変なのだろうか。

どうやら、店長の周囲には治療を受けて天国、地獄を見た人が腐るほどいるそうだ。なんでも、私が最近説明会に参加した病院のことも、よく色んな方から話に聞いていたそう。(実際に私が通院するところは初耳だったみたい)

そりゃ、ママ友の付き合いのみならず、お客さんもスタッフも沢山抱えてる人だから、顔も広いだろうね。なにせ店長だし。

「本当は営利目的じゃない病院がいいけど、名古屋市内だと難しいかもねぇ……。うーん地方になるけど、○○○はどう?」と、地方ではあるがそこそこ有名な病院を教えてもらった。

その病院も実は知っていたが、知人のなかでは失敗した話しか聞いたことがなかったので、あえて避けていたのだけど。

なにはともあれ、自分では当たり前と思っていたことが、人によっては不憫に思えてならないこともある。人と自分は、当たり前と感じていることが違うのだ。

そう思うと、なんだか自分が可哀想な人に思えてならなくて「ごめんなさい……」と言いながら、涙を浮かべた。

すると店長は「最近、泣いてる?」と私に尋ねた。「いや、泣いてません」と言うと「涙は流した方がいいの。デトックスになるから」とニッコリ笑った。

思い起こせば、私はいつから涙を流すことを忘れたのだろう。

1人で仕事するようになり、いつの頃からか感情を押し殺すようになった。負の感情は、記事として消化すればいいとさえ思っていた。しかし、本当の意味でそれでは解決できないのだろう。

お金にはなるかもしれないが、文章としてアウトプットするだけでは、根本的な解決にならない。泣く時は涙し、笑う時は笑う。愚痴りたい時は、人と会食して話す。

人間らしい感情を忘れずに、これからも毎日を過ごしていきたいと思う。

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