結婚も仕事も、全ては街コンがキッカケだった。街コンが、私の人生を変えてくれたという話
いつもnote読んでくださる方々、ありがとうございます。今日は、街コンについてのお話をひとつ。
私が街コンデビューしたのは、30歳過ぎのこと。当時は、商店街を貸し切って町おこしのようにイベントが行われていた。当時の街コン人気は高く、100対100人集客でもすぐ売り切れた。
イベントの中には、市長が飲みの席に訪問して「ようこそ、おいでくださいました」市をPRすることも。
やがて「街コンは儲かる」とイベント会社が増え、一気に街コンイベントが全国的に広がった。
女性参加費は、業者が増えるごとに安くなった。0〜500円で参加できるイベントが増えた。
こうして私は、タダで男と話す代わりにご飯と酒を飲み続けた。その後、相席屋や恋活BARなる類似イベントがどんどん増えた。
名古屋の場合は、栄の某歓楽街付近に有名な恋活BARがある。ここでは、今だに大規模な恋活イベントを開催している。
えっ。なぜそんなことを私が知っているかって?実はLINE登録してるから、お知らせが未だに来るのだ。
こちらの店内は、装飾が明らかに元キャバクラ店。
店内には、胸元を目一杯チラつかせるようなドレスの女性達が溢れている。この店は、街コンイベントで知り合った社長の友人に教えてもらえた。
美のレベルは高く、芸能人と言っていいほど綺麗な美女やイケメンが多い。お金をチラつかせ、女に声かけてそうなオジさんもいる。
正直、パパ活している女性も一定数いそうな雰囲気だった。近年パパ活という言葉がブレイクしてるが、こういう店でパトロンを見つけてくるのかもしれない。
なかには「一緒にビジネスしませんか?」というお誘いしてる人もいた。まさに金と欲が溢れたスポットだった。
女性は先にテーブルに座り、男性が物色していいなと思った女性がいるテーブルを選ぶ。実際トークしてみて、女性を気に入らなければ「チェンジ」される。飛田○地じゃないけど、まるで男に売られているような気持ちになった。
ただ、このお店に出入りしていた経験が今の婚活記事にかなり生かされている。あの頃は恐怖を感じたけど、その分グロネタを沢山書けるようになった。
もちろん、街コンや恋活スポットはこのようなイベントばかりではない。むしろ、爽やかイベントの方がずっと多い。
私の運命を変えた出会いは、ある街コンがキッカケだった。ある日、職場の先輩から「バーベキューコンがあるみたいよ。会社休んで行って来なさい。」と言われた。
「えっ、街コンで会社休んでいいんですか?」と言ったら、上司にも「会社のことはいいから、結婚相手早く見つけなさい」と。
有休をとってすぐさまバーベキューコンに申し込み、1人で行くことになった。会場に行くと、ショッキングピンクのタンクトップにショートパンツの若い女性、ギャルが数人。明らかに、20代前半。私36歳。どう考えても、私の行く場所じゃない。
帰りたい。
でも、キャンセルすると全額キャンセル料を支払わなければならない。勿体ないから、行くしかない。
会場には、若くて綺麗なギャル軍団、清楚な20代女性で溢れていた。おそらく、女性では私が最高齢である。36歳、何やってんだ。
女性に反して、男性明らかにイケてない。そんな中、1人キラキラ輝いている男性がいたのである。彼はバーベキューの用意をせっせと行なっていた。
「あの人、かっこよくないですか?」と、隣の女性に話すと「あー○君ね、ここのイベントの社長だから。私知ってるけど、でも…。まあいいか、私と一緒に話しかけに行こうか」と言ってくれた。
えっ、社長?てか、あなた参加者だよね。なんで知ってるの?
「あっ、ごめんね。内緒にしてほしいけど、私既婚者なの」
サークーラー サークーラー
サクラかーーー!
そんな訳で、サクラさん(仮名)と一緒に社長に話しかけにいった。
私は、社長に「めっちゃかっこいいですよね。凄いタイプなんです!電話番号教えてください!」と話すと「困ります。僕、結婚してるんで。しかも、彼女めちゃくちゃ綺麗なんですよ。今度、子供も産まれるんです」と、本気で嫌がられた。
その後「あっ、でもまたイベントあったら誘いますよ」と言われ、LINE交換することになった。運命を変えたのは、このLINEがキッカケだ。
ある日、社長のタイムラインに「ライター募集」があった。当時アメブロで婚活ブログを書いていた私は、「これだ!」と思って応募した。
社長からは「あの、実績とかあるかな?」と言われたので「アメブロで、私PVこんだけ取ってます!人気あるんですっ!」とメールした。
PVはスクショし、ブログURLを貼り付けて送付。残念ながら、この時貼り付けたURLは2ちゃんねるデビューや荒らしなどの影響により削除してしまったため今はない。
なお、当時のことを社長は後々こう語っていた。
「正直、君には全く期待してなかったんだよね。(苦笑い)でも、想像以上だったからビックリしてんのね。俺の勘だけど君は将来的にとんでもなく稼ぎそう」
残念ながら、法人化した社長が驚くほど稼いではないけど、困らない程度にはなった。
こうして、社長から即採用の返事をもらい私のライターデビューはスタート。
金額は1記事500円だったものの、最初からいきなり記名の連載小説や記事を書かせてもらえた。
当時の連載小説はこちら
崖っぷちサチコの街コン物語↑今見ると突っ込みどころ満載
その後、クラウドソーシングで実績をアピールしつつ仕事を獲得するように。おかげさまで、最初から良案件が取りやすかった。
サイト内の記事も、ほぼ私だったというのも大きかったかもしれない。昔はデビューから文字単価4円とかあったけど、最近は厳しくなったよねクラウドソーシング。
現在は、他の街コンサイト様にて最も多い記事を書かせて頂いている。「記事拝見しました」と言って、今ではDMから仕事依頼が来るようになった。
まさに、街コンとの出会いがなければ私はライターとして活動できなかっただろう。
街コンとの出会いは、仕事だけじゃない。実は、今の夫との出会いも社長のおかげである。社長が耳の病気で手術した時、イベントに看護婦を呼ぼうと医者に声をかけ「こいつならいますよ」と差し出されたのが、今の夫である。
なお、当時のことを社長はこう振り返っている。
「正直、まさか君たちが上手くいくとは思ってなかったのね。だから、ビックリしてんの俺。いやー、よかったー。本当に良かったー(苦笑い)」
最近は、社長との交流はほとんどなくなった。昔は社長、社長と交友ある方々の仕事を多く受けていたけど、すっかり受けておらず。
ただ、社長は未だに夫の病院に通院しており「みくちゃん、元気にしてる?」と話しているそうだ。
夫は「ライターとして頑張ってますよ」と伝えると「流石だね!」と話してニコニコしながら帰るそう。しかし、なぜ本人には聞かないのかは謎であるが。
あの日あの時、私が社長に勇気を出して「カッコイイですよね!電話番号教えてください」という無茶振りしてなければ、全ての運命は引き寄せられなかったと思う。
自分がいいなと思ったら、勇気を出して声をかけてみることで人生は変わる。これからも「これだ!」と思ったら、とりあえずダメ元でいいから声をかけ続けていきたい。
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